嬉しいもので
数日前、幼稚園に迎えに行った帰りに息子が開口一番、
「僕、ケーキ屋になる!」
と将来の夢を語りだしました。
どうしたの?突然・・と聞こうとする前に
「お母さんとケーキ屋する!」
と宣言されてしまい、いやいやどうしてかこれは・・頬が緩むではないですか。
「お母さんと好きなケーキ4個作るの!えーと、バナナケーキとイチゴケーキとチョコケーキ!」
うふふと言い、独特の笑みを浮かべ話が止まらなくなってしまった息子に突っ込みを入れてみました。
「今言ったケーキ、全部で3個だよ。」
「あれ?イチゴケーキ、チョコケーキ、バナナケーキ、あれ?」
恍惚とした表情からキョトンとした表情に変わり、「あぁ子どもって見ていて飽きないわ」と思う一方で「いやちょっと待て」、息子に負けず劣らず夢見勝ちな思考の私は、自分が子どもに作ったおやつを頭の中で並べてみます。
浮かぶものは全て、見るも無惨な人様にはとてもお出しできないものばかり
子どもにはまだ食べさせたことがないので余計に欲しくて「ケーキ屋になりたい」と言っているのか
息子くらいの歳に「アイスクリーム屋になりたい」と言っていた私のように
そうだとしても、「お母さんと」のパワーワードが嬉しすぎて私もうふふと笑いたくなってしまうのでした。きっとそんな顔をしているでしょう。