1話 性転換?そんなこと俺に起きるわけ……
日によって書きたいものが変わるので不定期更新です。
俺は普通の高校生だった。
日本人の両親に産んでもらい、反抗期があり、思春期もあった。
ラノベのような異世界転移なんて起こることもなく、学校がハイジャックされるわけでもないし、トラックが突っ込んでくることもない。
だからこそ俺は今俺に起こっていることが信じられなかった。
「なんで………なんで女になってんだよ!!!!!!」
俺こと桂木舞は市内の高校に通う男子生徒だった。
「なぁ、拓?」
「ん?なんだ?」
こいつは俺の小学校からの親友、御剣拓だ。成績優秀、運動神経抜群、優しくてイケメンの超人だ。
こいつと友達になったのは、小学校一年生の時に俺が虐められているのを拓が助けてくれたことからだ。その時の拓はすごく格好良かった。俺が女だったら絶対惚れていたと断言できる。俺は、そのことを、きっかけに拓と仲良くなったのだ。
「舞?」
「おっとわりぃ」
「大丈夫か?」
「おぉ、少しボーッとしていただけだ。それより、拓お前今日発売のVRMMOやりたいか?」
「おぉ!滅茶苦茶やりたい!!だが、俺が予約しようとしたときにはもう完売しててよ……」
「ふっ、ふっ、ふっ、そういうと思って俺は2つ予約しているのだよ」
「おぉ!!それは有り難い!!」
「我をもっと讃えよ!」
「さっすが舞!男の中の女だぜ!!」
「そこは男だろ!!」
「だって、お前……なぁ?」
「うるせぇ!!俺が女顔だってことは自分が一番理解してんだよ!!」
そう。俺は全体的に女に似ているのである。背は低い、声は中性的、顔は女っぽい、少し体がくびれているなどなど。舞っていう名前も、産まれる前まで女の子だと思われていたからだ。だから、俺には彼女ができない……。おっと目から汗が。クソ、リア充死すべし慈悲はない!!
そんな雑談をしながら高校に着くと、俺は机に突っ伏した。
「おぇ、気持ち悪……」
「大丈夫か?保健室行くか?」
「いや大丈夫だこれくらい。ちょっと、お茶を買いに……」
あ……やばい、なんか人がダブって見える、平衡感覚も……。
バタッ……
そこで、意識が遠くなり、視界が暗転した。
「ん……」
次に目を覚ましたときには、保健室にいた。ベッドの横では拓が寝ている。外はもうすっかり夕方なのに残ってくれていたようだ。
俺は感謝の気持ちを込めて頭を撫でる。
「ん……お?舞起きたのか?」
「おぉここまで運んできてくれたのは拓なんだろ?ありがとう」
「おぉ気にすんな!!」
「じゃあ帰るか、もう日が欠けてきてるからな」
「おぉ、もうそんな時間か」
「ごめんな俺のせいで」
「気にすんな!さぁ帰ろうぜ!!」
「おぉ」
そうやって俺らは家に帰った。あと、俺はまだ完全に本調子じゃないので家まで送ってもらった。そのついでにVRMMOも渡しておいた。
「また来週な!」
「おぉ!!」
俺は家に入ると、私服に着替えてベットになだれ込んだ。
すると、また調子が悪くなってきた。それも、前回とは違って体の節々が痛い。
「やべぇ………」
そうして俺の意識はまた暗転した。
そうして次の日の朝に起きた時の第一声があれだ。
俺は冷静になって、とにかく浴室へ向かった。
寝汗もかいたのでシャワーもついでに浴びるとしよう。
そういって俺は大きくなった服を脱いでいく。
「直視できん!!」
俺は目をつぶって浴室へ入った。
「姿の確認に来たんだから目を開けないとな……」
俺は自分に言い聞かせるようにして目を開ける。
「っ!!」
そこには身長が140Cmほどになった俺がいた。胸はそこそこ大きそうだ。これがロリ巨乳というのだな!!……自分で言ってって悲しくなってきた。それより、顔はあまり変わっていない。元から女顔だったからな!!あ……また目から汗が。他に変わったところは髪が腰に届くぐらいのロングヘアになったことぐらいだな。
「とにかく体洗お……」
閑話休題
俺は着ることができれる服が一つもないことに気付いた。どうしようもないので妹に頼もう。
プルプルプル……
『どうしたの?お兄ちゃん』
「女になったので来れる服がありません」
『えっ!?嘘!!』
「本当だよ」
『証拠は?』
「お前が幼稚園の頃に俺の布団の上でおm……」
『分かったからその先言わないで!!』
「わかった」
『取り敢えず私が今からそっちの家向かうから待ってて』
「了解」
『じゃあまた後で』
そうして通話は終わった。
ブクマ・評価してくれれば投稿ペースが上がる!!……はず。