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元魔王の剣  作者: 鵙来 蜜柑
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テッド村到着?

 フォルクを助けてから数時間。そろそろ暗くなってくるんじゃないかなって時間帯。

 もうすぐテッド村が見えてくるんじゃないかという所まで辿りついた。


「もうすぐです! あの丘を越えればテッド村が見えるはずです!」


「わかった。じゃあ、一旦ここで馬車を停めて、様子を見に行こう」


 近くまで馬車で行って、ゴブリンに気付かれたら大変だもんね。

 馬車を停めて、グリュエールとマリーの二人で様子を見に行くことに。

 モーティマとフォルクは馬車でお留守番。

 フォルクはここへ来るまでの間に、モーティマとも仲良くなっていたから、二人きりでも大丈夫そう。


 僕はグリュエールに連れられて、丘の上まで一緒に行く。


「これは……」


 丘を越えると、村が見えた。

 丘がちょっと高い所にあるから、村を見下ろす感じ。

 村は見えたけど……もうゴブリンに占拠されてる!?


 村の中をゴブリンが歩きまわったりしてるから、勘違いではないと思う。

 それにしても、ゴブリンの数が凄い……


「皆は……!? 村の皆はどこに!」


 ここから見える範囲では、人の姿が見当たらない。

 屋内にいるのか、それとも……


「マリー、落ち着くんだよ。無策であそこに突っ込んで行っても、数に押し負ける」


「わかってます! わかってますけど……」


「ウルの魔法を使えば一掃できるだろうけど、その場合建物も無事じゃ済まないだろうし……」


「皆がどこにいるのかわからないと……」


 マリーが少しでも情報が欲しいと、身を乗り出しながら村を見てる。

 僕も見てるけど……ゴブリンしか見えないよ……


「うをっ!? なんだ、てめえ!」


「モーティマ!?」


 モーティマが叫んでる!

 マリーとグリュエールが急いで馬車へと戻ると……


「ミドおじいちゃん!」


 フォルクが誰かに飛びついていた。


「ミドさん! 無事だったんですか!」


「おや、マリーもおったのか」


 モーティマはどうしたらいいのかわからないみたいで、棍棒に手を掛けながらもキョロキョロと二人を見ながら様子を伺ってる。


「モーティマさん、大丈夫だよ。この人はミドさんっていって、テッド村の村長をしている人だから」


「村長さんか」


「驚かしてすまんかった。フォルクの姿が見えたからつい出てきてしもうた」


「そうかよ。ったく。いきなり森から出てきたらビビるじゃねえか」


「いや、本当にすまんかった」


「あの、ミドさん……村の、他の人達は?」


「ああ、村にいた者たちは無事じゃぞ。ケガ人はおるが、村から逃げ出して隠れておる」


「そうなんだ……良かった……」


「そっちの森に隠れておったが、話声が聞こえてきたからの。様子を見に来たんじゃ」


「一人で出てきたのか?」


「そうじゃな。他の者を不安がらせるのもどうかと思っての」


「皆森の中に隠れているのかい? 詳しい話を聞きたいんだけど……」


「ああ、そうじゃな。皆がいる場所まで行ってから話をしようかの」


 そういうと、ミドは歩きだした。

 馬車は通れなそうだったから、馬だけを連れて後を付いて行く。


 森を歩いていると、開けた場所に何人かの人達が見えてきた。


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