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勝利とその後
とても短いですが許して下さい
「やったじゃない!」
少女は声を掛けるがなかなか返事が返ってこなかったため、
もしやっ!と思ったがすぐに返事が返ってきた為、大丈夫だろうと判断した。
「取り敢えず回復しとくわね」
少年の体を淡い光が包みみるみる内に少年の体は癒えていた。
「ありがとう」
「べ、別に良いわよこれくらい、それよりこんな感じの戦いを繰り返すの?」
「うん…僕はこの世界を守る使命がある。多分僕の一生は血に塗れて終えるだろうけどね」
「ごめん、本当は私が側に居て、貴方を癒さないといけない筈なのに…」
「良いんだよ、それに君は本来なら、僕が守らないといけない存在なんだ。僕の都合で巻き込むわけには行かない」
少女は、この少年を一人で行かせてはいけないと思っていたがそれと同時に自分の恩人への贖罪との間で揺れ動いていた。