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こおり

作者: 雪つむじ

あついね


あついね


そんな二人の距離の間で

ひっそりと汗をかく

一粒の

氷のかけら


つめたいね


つめたいね


そんな二人の距離の中で

ひっそりと大きくなる

一粒の

氷のかけら


透明なもの

何も映しはしなくて

向こう側を透けてみせて

ただそこにあるプリズムで


あついね

つめたいね


揺らぐ

基準のない言葉


手作りの氷のかけらは

なかなか透明にはならなくて

少し濁っている部分が

向こう側を見せない優しさで


想像力を掻き立てて


溶け出すのは

ひびが入るのは

だいたいいつも

そんな所から

暑いから、少しだけ涼しさ。


ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 彼女の氷(心)かと思った、 ヒビが入るんわ、 大抵、そんなとこからやから (笑)
[一言] 氷に閉じこめられてた思いを つかまえないとね
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