第二話【無敵は何か、鑑定だ!】
「鑑定」
僕がそう口にすると、目の前に…プロフィール画面とでも言えばいいのか?
僕のプロフィールが述べてある画面がててきた。
名前 ダント・フォン
年齢 15歳
職業 農民
スキル 農耕(強)
鑑定
無敵
僕は念じて無敵を鑑定…する前に、よく知らない農耕(強)を調べてみた。
農耕(強)・・・農作業にかかる時間が元の二分の一に、さらに植物への知識が覚えやすく、植物の探査の時間も元の二分の一になる…らしい。
うん、これは外れかな。
でも植物の探査時間短縮はいいかも!
でもなあ、もう少しいいスキルが良かった。
さて、次は無敵だな。
無敵・・・その名の通り無敵(弱点有)
はあ?
いやいやいや。
意味わからない。
何その名の通りって!?
嘘だろ!?
無敵って、どんな攻撃も防ぐとか、どんな防御もデコピンとかですら貫くとかか?
いやそんなわけないよ…。
そもそも弱点有ってなんだろう。
鑑定してみるか!
(弱点有)・・・希にスキルにつく。弱点はランダム。今回の場合は無敵スキルにある「不死身」をなくし、さらに物理攻撃への反射神経が弱まる。
…うん?
不死身ってのがある筈だったのか、恐ろしい!
さてと、そんなことより、15歳から冒険者の登録が認められる
今から、登録にいくぜ!
ーーーーー
「すみませーん。冒険者登録に来たんですけどー」
すると、受付の人が輝くような笑顔で。
「ええ、いいわよ。だけど、今ここでは無理よ。」
は?そんな…。
「何故ですか?」
「今日が冒険者試験の日じゃないからよ」
「あ…」
僕はハッとした。