突然の襲撃
ディウルスとアーニャの結婚式から一か月ほど経ったある日、ロゼルは王都から少し離れた領地にある静かな町の屋敷に、数人の護衛と使用人だけ連れて一人で行くことにした。予定としては、二週間ほど滞在するつもりだ。少し体調が優れず、また実家のにぎやかさと華やかさがあまり性に合わないことからの判断だったが――――ほんの気分転換のつもりのそれが、恐怖のはじまりになるなんてわかるわけがない。
木々に囲まれた閑静な街道を走っていると、馬車が急に停まった。馬のいななきと御者の悲鳴にロゼルは身を震わせる。同乗していた老齢の侍女は不安そうに周囲を見回し、護衛の騎士が訝しげな顔で立ち上がって腰の剣に手をやる。だが、彼が外の様子を確認するより早く扉が乱暴に開け放たれた。
「貴方個人に恨みはありませんが……両国の争いの火種となるため、ここで死んでいただけないでしょうか?」
扉の向こうで、顔に大きな傷跡のあるいかつい大男が柔和に微笑んでいる。その笑みは言葉どころか彼の外見にさえも似つかわしくなく、どこかちぐはぐな印象を受けた。けれどその違和感の正体は探すまでもなく向こうから教えてくれる。まばたきの間に大男の体躯が骨格から変わり、不作法な悪漢が一瞬にしてこれといった特徴のない青年になったのだ。
その顔に見覚えがあるかと言えば、首をかしげざるを得ない。だが、騎士は覚えていたらしい。ロゼルによく仕えてくれている壮年の騎士は、憎々しげに青年の名を呼んだ――――シアルフィ、と。
「どうして貴様がここにいる? 貴様は祖国の牢に収監されたのだと……」
「私は魔術師ですよ。無能どもの目を欺いて身代わりを立てることぐらい、どうということもありません」
シアルフィ。その名ぐらいならロゼルも覚えていた。アーニャに執着していた男の従者で、かつてロゼルの家の夜会でルルクが毒に倒れた事件の黒幕だ。彼の身柄は一月前に拘束されたと聞いていたが、どうやら狡猾な手段で逃れていたらしい。結局ロゼルが襲われることは一度もなかったのですっかり油断していたが、まさかすべて終わったはずの今になってこんなことになるとは。
「わ……わ、わたくしを、ど、どうするつもり……なの……?」
騎士の背中に隠れ、侍女の手を握り、震えながら問う。シアルフィは恭しく一礼した。
「申し上げた通りです。ヘイシェルアール公爵令嬢ロゼル様、貴方には両国の戦の礎になっていただきたい」
「ふざけるな!」
彼はダンスの相手を願うような誠実さで、ロゼルの命を欲してくる。すっかり蒼褪めたロゼルとは対照的に、騎士は怒りのあまり顔を赤く染めてシアルフィに斬りかかった。
「ヘイシェルアール家は、王の覚えもめでたい名家だそうですね。貴方自身も、王妃殿下……アーニャ様と仲がいいと小耳に挟みました。貴方の身に何かあれば、きっとあの方は悲しむでしょう。愛しい妻と重臣が嘆くのならば、ディウルス王も相応の態度を取らねばなりません」
けれど彼はそれをあっさりとかわす。歌声にも似た詠唱が騎士を縛り、瞬く間に彼の身体が血で赤く染まった。ロゼルの口から抑えきれない悲鳴が漏れる。ふらり、真っ青な顔の侍女がよろめいた。気を失ってしまったようだ。
「ガルガロン帝国が捕らえたはずの罪人が、こうしてアライベルでまた罪を重ねた。それも、何の罪もない無力な公爵令嬢の暗殺という非道な行いを。……果たして諸国はガルガロンを許すでしょうか? 私はそうは思いません。きっと大陸中が戦火に包まれて……我が主の脱獄も容易になるほどの混乱が生まれるでしょう。そしてそれは、きっと主の望んだ国の破滅の前触れとなるはずです。……少しはディウルス王とアーニャ様への意趣返しにもなるでしょうか?」
それは、祖国に一切の情を持たないシアルフィだからこそできる捨て身の賭けだ。それを平気な顔でやってのける、強い狂気に当てられてロゼルはひっと息を飲んだ。
異国の高貴な血筋から花嫁や花婿を迎えた古い政策によって、遠いとはいえ異国の王侯貴族にもヘイシェルアール家の縁者がいる。三女とはいえロゼルだって公爵家の人間だ、他国とのいざこざで不当に殺されたとなれば家も王室も黙っていない。ディウルスはアライベルの王としてガルガロンに正式に抗議するだろう。
けれど、人の命が失われたのに口だけの謝罪で事が収まるとは思えない。しかるべき賠償が求められ、そしてガルガロン側は罪人を野放しにしていた責を追及されるだろう。アライベルを含めた六か国の王がガルガロンに宣戦布告しかけたのがつい一月前のことだ。まだ記憶に新しい事実上の不戦勝は、諸王に自信と欲をもたらすに決まっている。
ロゼルの命が重要なのではない。シアルフィにとって、今のロゼルが一番殺しやすかっただけのこと。かつて暗殺されそうになったことがあり、もはやアライベル内で解決できる問題ではなく、直接の関係がない国でも参戦の理由が得られて、ほぼ確実に賠償を得られる国家が相手で、そもそもの発端となる非が相手側にしかない。最悪の条件がそろってしまった。今度こそ本当に報復という名の戦争が始まってしまうかもしれない。
「おかしい……おかしい、わ……こんなの……! なんで、なんで……こんな、こと……!」
わけがわからない、とロゼルは泣きそうに顔を歪める。多くの命が失われてでも、ただ一人を牢から出すために戦を仕掛けようとする眼前の青年が。囚われの身であるはずなのに、損得を無視してまでまだ動こうとする彼の主が。彼らの都合で死んでやることなんてできない。
「我々もなりふり構っていられないんですよ。……恨むなら、我が主を殺せなかったガルガロンが偽りの皇帝ヴィーザルの甘さと……誰にも守ってもらえなかった己の身を恨んでください」
「いやっ……!」
シアルフィが馬車に乗った。思わず身体が後ろに引けるが、逃げ場はどこにもない。唯一の逃げ道はシアルフィが塞いでいる。だが、それはつまり彼を通り抜けられれば逃げられるということだ。だが、ここには気を失った侍女がいる。彼女を置いては行けない。
「どうか、ご無事で……!」
「あっ……?」
その瞬間、背中を強く押された。己に迫る刺客の腕を払いのける形で、ロゼルは転げ落ちるように馬車の外に出た。意識を取り戻すなりロゼルと同じ考えに至った聡明な侍女が、強硬手段に出たのだ。着地には失敗してしまったものの、予想しない後押しはシアルフィの体勢すらも整わせなかった。ドレスの土を払いのけて立ち上がる。
「……ッ!?」
見開かれたロゼルの目に映ったのは、木の影からザッと現れて馬車を取り囲んだ不気味な一団だ。ロゼルを見て嗤うその男達は、とても味方には見えなかった。使用人達の馬車や荷物が載っていた別の馬車も彼らによって制圧されているようで、使用人達の安否はわからない。
「頼みの綱は見つけられそうですか? ……可哀想に。これほど弱い者しか護衛がいないなら、私でなくてもいつか襲う者がいたでしょう」
背後から余裕そうなシアルフィの声がした。もう逃げられないとわかっているのか、捕まえに来る気配はない。
今回狙われるのは、ロゼルである必要は特になかった。シアルフィにとってもっとも襲いやすく、条件に合ったのがロゼルだっただけだろう。王妃であるアーニャや王妹シェニラには当然劣るが、公爵令嬢であるロゼルの護衛もかなり手厚い。数は少ないとはいえ、同行していたのは仕事ぶりはもちろん腕も信頼できる者達だ。しかし相手はそれを軽くいなし、たやすく襲えるとさえ評した。ロゼルの頬を冷や汗が伝う。
「……あ」
しかし、そこで気づいた。この青年は、本当の意味でロゼルの守りを突破したわけではない。彼が弱いと評したのは、あくまでも護衛の騎士達だ。本命である防御壁は、いまだ破られてはいない――――だって、気配は消えていないから。
この馬車が襲われた時点で、てっきり精霊を喚ぶ手段さえ封じられたと思ったが。まだこの場に精霊がいるならどうとでもなる。ロゼルは安堵の笑みさえ浮かべて髪飾りを抜き、シアルフィと対峙した。はしばみ色の髪がさらりと風に舞う。宝石のあしらわれた銀細工の髪飾り。それに鋭い刺が仕込まれていることに気づいたシアルフィは一瞬目を丸くするが、その余裕は崩れなかった。
「なんのつもりですか? まさかそんなもので我々を相手どろうなどと無謀なことを考えているわけではないですよね?」
嗤う声を無視して刺を人差し指の腹に強く押し当てる。痛みに顔を歪めながら、それでもロゼルは滴る血になど目もくれずに叫んだ。
「古の盟約と友の名において――わたくしを守って、ルナディンルーク!」
その瞬間、淡い光がロゼルを包む。彼女を背後の襲撃者達から守るように現れたのは巨大な黒い蛇だった。蛇の周囲では、鎖のように連なった古代語の文字列が渦巻いている。禍々しさを感じさせるその蛇を見て、シアルフィは呆然と呟いた。
「精霊……? 精霊を具現化させたのか……!?」
その声が聞こえたのか、大蛇はわずかに振り返る。赤い舌が嗤うようにちろちろと伸びた。
不可視の存在であり、人間とはまた別の理の中で生きる精霊。彼らは、本来なら人間に召喚できるものではない。だが、それを可能にし、他者にもその姿が見えるよう実体を与えて具現化できる者がほんの一握りだけいる。それこそが精霊術師、自然の祝福を一身に受けて生まれた精霊達の寵児だった。
「み、みんな……助けて……!」
人智を越えた不可視の存在。精霊と呼ばれる彼らは良くも悪くも人間の隣人であり、属性魔術を使う魔術師にとっては逆らえない存在だ。人間は、己が有する魔素を精霊の力の源である元素に変換して初めて属性魔術を使うことができる。大規模なものでは精霊そのものを召喚するような形で行使するが、それをするには莫大な魔素を消費する必要がある。
しかし精霊術師にそれはない。精霊術師は、たとえ魔素がなくてもすべての属性魔術を扱える。己が愛する存在に助力することに、精霊は何の見返りも求めないのだから。
――――それはつまり、属性魔術に限ったこととはいえども魔術を行使する際に必要なすべての手順を精霊術師は必要としないということだ。
[人間風情が、我らの友に何をする?]
[お前の主が何者かは知らないが。我らの友に害為すのなら、見過ごすわけにはいかないな]
ロゼルの声に呼応して、精霊達がざわめきだす。木々のいたるところから反響する声の主を特定しようと男達は躍起になっているようだが、彼らに視えるわけがない。精霊達の声が彼らの耳に届くようになったのは、ロゼルがそれを許したからだ。精霊術師が相応の許可を与えない限り、一般人が精霊を知覚することなどできなかった。
魔術師は普通、魔術を発動する際に行う手順によって三つの派閥にわかれている。呪文を唱える詠唱派、魔法陣を描く魔法陣派、特定の単語や記号を組み合わせる術式派。これらは予備動作の時点で、どんな魔術をどんな風に行使するのか、ある程度の予測がつく。だが、なんの準備もいらない精霊術師の魔術は対処のしようがない。属性魔術しかないという縛りを除いても、何をするかまったくわからないからだ。
とはいえ、ロゼルが一般の精霊を攻撃的な手段として使うために命令を下したことは一度としてない。彼らを呼んだのは、そう簡単に自分に手出しをさせないためだ。いわばこの精霊達は保険で、シアルフィ達を牽制するためのものだった――――ロゼルの周囲を取り巻く精霊達が何もしなくても、黒い蛇がすべてやってくれる。
この黒い蛇もまた精霊だ。けれどその辺りで暮らす、行きずりの精霊ではない。どこにいてもロゼルのためだけに駆けつけ、ロゼルのためだけにその力を行使する、ただひとりの精霊。それがこの大蛇だった。
ばくり、と。男達が叫ぶのを待たずして大蛇の捕食が始まる。人の形をした何かが大蛇の喉元を下りていった。シアルフィの敗因。それはきっと、ロゼルの実力を見誤って……ロゼルの“友達”の存在を無視したことだ。恐れおののく獲物達を見下ろしながら、大蛇は愉悦に目を細める。哀れな餌の悲鳴など気にも留めず、大蛇は食事を続けた。
背後から聞こえる悲鳴に目をつぶりそうになるのを必死にこらえ、ロゼルはキッとシアルフィを睨む。シアルフィからはすでに余裕は失われているようで、蒼白な顔で仲間……あるいは配下が生きたまま食べられていくのを見つめていた。
ふと、後ろの様子が気になったロゼルがちらりと振り返ると、ちょうど蛇が鎌首をもたげてこちらを見た。襲撃者達はほぼ蛇の胃袋に収まっているらしく、まだ食まれていない者も気を失って倒れている。禍々しく輝く暗い紫の瞳はロゼルを通り越して、馬車の中のシアルフィをじっと見ていた。捕食者の瞳がシアルフィを捉えたとロゼルが気づいたが早いか、どさりと音がした。慌てて向き直ると、恐怖のあまりかシアルフィが失神している。急いで駆け寄るロゼルだったが――――
「……別、人?」
そこに倒れていたのは、いかつい大男でも何の特徴もない青年でもない。見知らぬ若い女だった。さすがにあの一瞬で変わり身ができるとは思えない。シアルフィの正体が女だったという可能性を抜きにすれば、最初から偽物だったと考えるのが早いだろうか。ガルガロンの内情は知っている風だったので、シアルフィの配下が独断で動いたのかもしれない。とすると、本物のシアルフィはいまだ牢の中にいるとみていいだろう。
「……もういいわ。それより、彼の手当をしないと」
気絶した残党に迫ろうとする大蛇を止め、ロゼルは馬車に戻って護衛騎士のもとに跪いた。傷は深いようだが、まだ息はある。偽シアルフィの目がなくなってようやく動けるようになった侍女は、ばたばたと慌ただしく動き回りながら備え付けの薬箱を持ってきた。適切な処置をすれば助かるだろう。食事を主人に妨げられた大蛇は、不服そうな顔をしながら大口を開け――――
「うぇぇっ……」
ぺっぺっと今しがた飲み込んだばかりの刺客達を吐き出した。みなあまりの恐怖にすでに意識は手放したようだが、一応一命はとりとめているようだ。やたらとべたべたぬるぬるしているが。
「あーしんどかった……。まったく、好き好んで人間を食べる奴の気が知れないね。その手の奴らは家畜ってものの素晴らしさを知らないのかな」
「……おいしかったら食べるの?」
「まさか。さっきのはただのパフォーマンスだよ。こうしておけば、連中も多少は驚いてくれるだろ? それに、この方法なら周りに被害は出ないし、穏便に意識を奪えるからね」
ロゼルに冷たい眼差しを向けられた大蛇は人間臭くへらりと笑う。先ほどまでは人語のじの字も知らないような残酷さと無慈悲さをもって襲撃者達を蹂躙していた精霊と同じ存在だとは思えないほどの変わりようだった。
「……本当の理由は?」
「せっかく真名を使って喚んでくれたから、少し気分を出してみたかったんだよ。見た? あいつらの顔。情けないよねー」
「あの迫力が台無しね……」
「それにしても、久しぶりに本名で呼ばれたなぁ。まさか“ルナディンルーク”で喚ばれるとは思わなかったよ。別に“ルナ”でもよかったし……なんならいつも通り“ルルク”でもよかっただろ?」
「だ、だって敵がどれだけ強いのかわからなかったし、本気でやったほうがいいと思って……。ちゃんと真名を使って召喚したほうが、精霊も強くなれるし……」
「いやいや。こんな三流相手に僕らが全力を出す必要なんてないでしょ。シアルフィも偽物だったし、ほんと興ざめだよ」
蛇は愉しげに笑いながら尾を振る。尾の先に結ばれてひらひらと揺れている、擦り切れて色あせたピンクのリボンは蛇の巨大さも相まってとても小さく見えた。
* * *
「――――ってことがあったんだよ。ほんと、まいっちゃうね」
あくる日の夜、ディウルスの晩酌に招かれたルルクは笑いながらロゼルが襲撃されたことを話した。目が欠片も笑っていないことを指摘するような無粋な真似をする者はここにはいない。
「確かに、ヘイシェルアール公爵からそんな報告があったな。こちら側の死者が出なかったのは不幸中の幸いだが」
「向こうが計算してそうなったのだ。目撃者は必要であろう? 一人二人ならば勘違い扱いされる恐れがあるゆえ、なるべく大勢に顔を見てもらい……そして、すべてが終わった後にその話を広めてほしかったのであろうな」
「そうそう。どこの誰かわからない女が手を出すより、みんなが知ってるシアルフィが出てくれば誰の差し金かすぐわかるでしょ。向こうの狙いは戦争を起こすことなんだ、誰がロゼルを殺したのかわかるようにしないと意味がない」
「……残党に対する監視の目をもっと強めるよう、ヴィーザル王にお願いしないといけませんねぇ」
「トールもシアルフィも、秘密裏に処刑されているものだと思っていたんだが。それなら残党が暴れる理由にはならないな。向こうの王も、甘いというかなんというか……。他に使い道でもあったのか?」
「どうでもいいわい。これ以上ガルガロンの内紛に儂らが付き合わされなければな」
リットは小さくため息をつく。アッシュとヴィンダールも渋い顔だ。レキウスも真剣な顔をしていたが、その手にはしっかりビールの並々注がれたジョッキと普通の一切れよりも大きなアイスバインの刺さったフォークがあるため締まらない。
「シアルフィには僕からも個人的にお礼がしたかったんだけど……さすがに他国の監獄にいるなら手出しはできないからさ。いい機会だと思ったんだけどなー。残念残念」
「めったなことを言うのはよすのである。貴公の振る舞いひとつで国が亡ぶやもしれぬこと、ゆめゆめ忘れることのないようにな」
不穏なことを呟くルルクをすかさずレキウスが諫めたが、手に持っているものはそのままだ。それどころかビールはしっかり減っているしアイスバインも次の一切れに変わっている。アイスバインにかぶりついたときについたのか、ふくよかな頬にマスタードがついているので余計に締まらない。
「まさか今ロゼル嬢が襲撃されるとは思わなんだ。また何か厄介なことに巻き込まれなければいいがのう」
「……やめてくれ、ヴィン。お前がそういうことを言うと現実になるだろう。この前もそうだったじゃないか」
物憂げそうなヴィンダールにうんざりとした様子のアッシュがそう返す。ディウルスがうんうん頷く中、ルルクは面白くなさそうにビールジョッキを一息で呷った。




