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黙って笑え。それ以外は望まない 作者:ほねのあるくらげ

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おやつの時間―アーニャの場合

 祝宴から一週間。さすがにこのころになると周囲も落ち着いてきて、またいつも通りの日常が帰ってきた。滞在していた他国の要人達ももうみな帰っている。見慣れぬ異国の空気をまとった異国の王侯貴族達はアーニャの目にも新鮮に映ったが、そう言えるのは終わってからだからこそだ。祝宴のさなかは緊張しきりで頭が真っ白だった。隣にディウルスがいなかったら、きっと宴の途中で倒れていただろう。リアレア達に何も言われなかったということは、いっぱいいっぱいになりつつも自分の役目は無事果たせたということだろうが。
 しかしその疲れは抜けず、昨日ディウルスにそれとなく話したところしばらくゆっくり休んでもいいと言ってもらえた。王妃らしい公務といえば社交が主となるらしいが、疲れた顔で無理に笑っても意味はない。そこでディウルスの言葉通り、少し休んで勉強に励むことにした。そうディウルスに言ったら「それは本当に休んでいるのか?」と信じられないものを見るような目で言われたが、お前がそれでいいなら好きにしろとも言われたので好きにする所存だ。

「ああ……王妃殿下ではございませんか。今日はどのような本をお探しでしょう?」
「こんにちは、スティファーシア様。ウェストオース地方の歴史と、地理についての本はありますか?」

 来客に気づいたのか、司書室の扉がすぐに開く。図書室に来たアーニャを出迎えたのは、閉じた瞳のしとやかな女性だった。彼女は公爵夫人にして上級文官でもあるスティファーシアだ。彼女とは特別親しいわけではないが、アーニャがちょくちょく図書室に足を運んでいることもあってそれなりに話はする仲だった。
 夜を抽出したような黒い髪、そして妙なすごみを感じさせる微笑は彼女とリットが血縁にあることを示している。聞けば彼女らは三姉弟だそうだ。末子はさる辺境伯の一人娘のもとに婿入りしたためにめったに王都にいないらしくアーニャも数えるほどしか会っていないが、長子の彼女も次子のリットと同じくディローゼス公爵家の人間、つまりアッシュと結婚していた。
 文官の家系のロラディオン家、武官の家系のディローゼス家は特に王家とかかわりが深い家だという。それぞれ文と武を司る家同士での結婚は、両家が強く結びつくための政略的な意味があるのだろう。もっとも、リットとエリザレーテを見ていると必ずしもその限りではないようだが。しかしアーニャはアッシュとスティファーシアの二人が並んでいるところを見たことがないので、こちらの夫婦の仲が実際はどのようなものなのかはわからない。

「ええ、少々お待ちください。確か……レンケ先生の『ウェストオース諸民族の歴史』は以前お読みになられていましたよね。あれはお気に召されたようですし、『アライベル史』と『イストロア史』はいかがでしょう。少し厚いかもしれませんが、より具体的な記述がありますよ。地理ならルッカー先生の『地理学』がおすすめですね」
「わかりました。それでお願いします」

 著者と書名のみならず詳しい内容をそらんじたスティファーシアに、アーニャは感心しながら頷く。スティファーシアは微笑み、書架へと向かった。
 渡された三冊は確かに厚かったが、読めないほどではない。少し古い言葉で書かれているようだが、言語の勉強にもなると思えばむしろ得だ。そっと差し出された四冊目が古い言葉も収録されているウェストオース語の辞書だったのは、スティファーシアの気づかいだろう。ありがたく四冊目も受け取り、貸し出しの手続きを済ませた。

「……ああ、そうでした。ちょうど今お茶をしていたのですが、よければアーニャ様もいかがですか?」
「いいんですか?」
「もちろん。弟が少しお菓子を作りすぎたらしくて……。身内自慢で恐縮ですが、弟のお菓子はおいしいですから、ぜひアーニャ様にもご賞味いただけたらと存じます。……義妹(いもうと)がねぇ、届けてくれたんですよ。あの子は足が不自由だから、ここまで来るのは大変だったでしょうに。あの子ともお話をしてやっていってくださいな」

 図書室は数名の文官が司書として日替わりで管理している。今日の担当はスティファーシアだ。蔵書整理などの特別な仕事を除き、通常業務の際は図書室には一人しかいないらしい。そこで司書は利用者や仕事がなければ好きな時に短い休憩を取るそうだ。図書室は基本的に飲食禁止だが、それは主に閲覧室での話で、司書室なら構わないという。扉一枚隔てた先の司書室ではエリザレーテが待っていたようだ。

「お招きいただいて嬉しいです。喜んでご一緒させていただきます」

 リットのお菓子作りの腕はアーニャもよく知っている。一時期彼に師事して料理を習っていたのだ、それも当然だろう。期待に胸を膨らませながらスティファーシアに従って司書室へ入る。エリザレーテが至福の表情でパラチンケンをかじっていた。

「おや、可愛らしいお客さん……失礼、王妃殿下。ご機嫌麗しゅう」
「こんにちは、エリザレーテ様。……まあ! これ全部、リット様がお作りになられたんですか?」

 テーブルの上に、宝石と見紛うばかりに輝くお菓子の山が築かれている。まるでちょっとした店だ。目を輝かせて尋ねると、エリザレーテは微苦笑を浮かべた。

「夫は、疲れが溜まったり怒りが限界に達したりすると無心でお菓子を作り始める癖がありまして。一昨日辺りからずっと作り続けでこのありさまですよ。子供達は喜ぶのですが……さすがに食べきれないということで、こうして義姉上(あねうえ)にもおすそ分けをしにきたんです」
「そうなんですか? もしかして、わたし達の式がリット様にご負担を……」
「いいえ、そうではありません。単純に、ちょっとした不手際があっただけです。アーニャ様に非はありませんので、ご安心なさってください」

 兄そっくりの爽やかな笑みを浮かべ、エリザレーテは手際よく二人分の紅茶を用意する。椅子に腰掛けたスティファーシアは肩をすくめてモーンクーヘンを切り分けた。

「あの癖、子供のころから治らないんですよねぇ。わたくしも何度あの子のお菓子を食べさせられたことか。今でこそ味の保障はされていますが、幼い子供の作るものですからねぇ……。失敗作の多かったことと言ったら。あれはなかなかつらい時間でした」

 礼を言い、差し出されたケーキを口に運ぶ。その色は黒々としていて、さぞ味も濃いのだろうと面食らったが、見た目に反してあっさりとしていて食べやすい。
 エリザレーテは両手で持って小さな口でレープクーヘンを頬張っていて、スティファーシアは優雅にケーゼトルテを口にしている。確かに年齢で言ったらスティファーシアのほうが少しばかり上らしいが、それでも二人の年が片手で数えられるほどの差しかなく、この場で一番年下なのが自分だとはにわかには信じられなかった。

「どうかなさいましたか?」
「あ……いえ、なんでもありません」

 ごまかすよう曖昧に笑って、甘さの塊のようなものでできたそぼろが崩れないよう器用にシュトロイゼルクーヘンを食べる。量が多いと思ったが、三人がかりで食べていれば何とかなるようだ。喋りながらのためゆっくりではあるが、テーブルに並べられたお菓子は確実に減っていく。それでもさすがに全部は食べきれず、スティファーシア達の厚意でエバ達に渡すお土産ももらえた。きっとみんなにも喜んでもらえるだろう。

「今日はありがとうございました。お菓子、とってもおいしかったです。リット様にもお礼をしないといけませんね」
「その言葉だけで十分ですよ。王妃殿下にそう言っていただけたのです、夫も喜ぶでしょう」
「長くお引き留めしてしまいましたけれど、王妃殿下にも楽しんでいただけたのなら幸いですわ」

 元気に咲いたひまわりのように、あるいは妖艶な悪女のように。笑う二人の女性に見送られ、アーニャは上機嫌で図書室を後にした。

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