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掌編小説

理想国家

作者: 斎藤康介

独り言が書きたかった。

 理想があった。

 それを友人に口にした。


「人のいない国を創るのか? それなら夢から出なければよかったのに」


「あそこは現実じゃない」


「人が存在しないというのも同じ夢想の領域だよ。仮に人がいなくなったら君を何によって自分を映すんだい? 人の滓でも喰って生きるか。それとも人間をやめるか。人間をやめれば人はいなくなる。ただし君の嫌いな人世は人間以外には平等に厳しい。それ故に人のいない国を作るのかな。結局、同道回りだな」


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