なぜ婚約破棄は駄目なのでしょうか
気晴らしに書いてみました。
盛大にツッコんでいただけると嬉しいです!
平民のキアラは友人のレナートに話しかけられた。
誰もいない学園の教室だったので、雑談が始まったのだ。
「さっき庭園を通っていたらジュリオ様が爆弾発言しててさ」
ジュリオは伯爵家の令息である。
よく近くを通れたなぁとそちらにも感心していると、全興味がレナートの言葉に持っていかれた。
「『なぜ婚約破棄は駄目なのでしょうか』って」
「いや、駄目でしょ。基本の倫理観からしても駄目でしょ。なんでいいと思ったんだろう?」
「俺も耳を疑ったよ。それがさ、やっぱり自分で相手を選びたいんだと」
分かるけどさ〜、そこはお互いの家の決め事であって、そもそも本人の意思で決めている訳じゃないからね。
貴族同士の結婚は責務だからね。
自分の選べる範囲で選ぶか、選べるだけの条件を父親に交渉するとかなんらかの方法で承諾を得なければならない。
あれ、もしかしてものすごく燃え上がっているのかな⋯⋯。
意外だった。
ジュリオはのほほんとしていて、どちらかといえば癒し系かと思っていた。
ペットがスライムとか、好きな食べ物はパフェとか、そんなイメージをしていた。
人って見た目で想像できないね。
「ねえ、もしかして真実の愛? それとも身分差恋?」
「ジュリオ様のこと?」
「うん」
「いや、相手はいないらしいよ」
「いないのかよ!」
外で誰かが何かを噴き出すような音が聞こえた気がした。
気のせいだよね。
キアラとレナートは教室の窓が全開なのに気がついていなかった。
私たちは何を読まされているんでしょうか。
すみません、うちの二角が時間泥棒をしてしまって(笑)




