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このゲーム唯一の農家です。  作者: Fûka


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27話



翌日。今から『Adventure KING』をやります。


 直人?ご飯食べて、仮眠をとったらすぐに帰ったよ?いや、帰ったわけじゃなくて仕事に行ったのか。歳が一歳しか変わらないのに、直人は偉いなぁ…。

 私が余計に怠け者に見えるよね。いや、実際学校に行ってない怠け者なわけだけど。


 いやー、行きたいとは思ってるんだけどね?

 元々学校で虐められててさぁ。

 いや、いじめって言ってもそれほど騒ぎ立てるようなものじゃなかったんだよ?精々、聞こえるように悪口を言われるだとか、私物を隠されるとか、黒板にあることないこと書かれるとか、まぁ幼稚な悪戯ばっかりだった。

 だけど、うちのパパママは私のこと大好きだから、許せなかったらしくて。

 いろいろ抗議して、いじめの主犯格は退学、加担してた人たちはしばらく停学だったかな?そんな感じになった気がする。

 で、そのまま何の気負いもなく学校生活に戻る予定だったんだけど。


 「ゆきちゃん、行きたくないなら行かなくていいのよ?」

 「そうだね。最近は大会で忙しそうだし、休んでいてもいいんじゃないかな?」


 パパとママから四六時中同じようなことを言われ続けた。

 2人は本当に過保護なんだよなぁ……。

 私はその言葉に流され、不登校になった結果今のダラダラ生活があるってわけ。

 流されちゃダメだったかな……でも、そんな甘いこと言われたら誰でも受け入れちゃうでしょ?


 まぁ、そんなわけで学校には行ける状態なんだけど、ただひたすら学校で気まずいんだよ。

 仲良い友達はいないし、『あいつ、女子生徒を退学に追い込んだらしいぜ…』みたいな目で見られる可能性はあるし。

 何より、私が『ランダム』だとバレるのが怖い。

 私は人と関わるのが得意な方じゃないし、バレて騒ぎ立てられるのは嫌だ。

 いや、そもそも出席日数足りてないだろうから学校辞めてる扱いなのか?

 そこら辺はよく知らない。パパが「上手くやるから大丈夫だよ」って言ってたから、そうなんだー、って気にしないようにしている。

 お、お金払って出席日数誤魔化してるとかないよね?……流石にないか。


 話が逸れたけど、そんなわけで今日も私は引きこもってゲームをするのだ!


 早速『Adventure KING』にログイン!





 …………何コレ?

 目の前の光景に、開いた口が塞がらない。


 えっと、昨日は農地でログアウトしたよね?

 で、農地には何もなかったよね???



 ……なんで、私の農地が巨大植物の楽園になってるんですか?



 ……いや、おかしくない?

 え、ここって本当に私の農地だよね?

 マップを見る。……うん、間違いなく農地だ。


 いや、本当に……何が起きたの?

 私の背丈ほどまで伸びた雑草っぽい見た目の植物が周りにたくさん生えている。

 ……一回農地から出るか。草の先っぽが刺さってチクチクする。


 農地から20歩ほど離れ、農地の方に振り返る。

 なんか、農地もでかくなってる。

 これは、農地レベルが上がったからかな?農地レベルの確認の仕方が分からないから何レベルなのか分からないけど。


 ……なるほど。

 どうやら、小麦っぽい植物が1番高く伸びており、その周りに雑草っぽい草がたくさん生えている感じらしい。

 小麦って、多分前に植えたやつだよね?

 何でこんなに大きくなったわけ?


 あ、植物を鑑定してみるか。


 『オブジェクト名:ヘナヘナ草

 状態:?????

    ????の呪い

 ランク:2

 説明:????の呪いを受けた雑草。

    これを食べたものは????の呪いのカウントが1進む。

    ?????の効果により発芽してから1日で枯れる』


 ……えらいことになってる。

 え、何この鑑定結果……『?』がたくさんあるけど、絶対悪い効果しかないじゃん…。

 というか、『????の呪い』って私の腕にかかってるやつだよね?

 何で植物にかかってるの?

 あ、もしかして左手で土を触ったからとか?

 だとしたら、かなりまずい。

 だって、うっかり触ったら呪いがうつるってことでしょ?

 私、なんか病原菌みたいだな……。


 どうにかならないかな?

 あ、お祖父様とお祖母様に相談してみる?

 多分、2人ってかなり光魔法使えるでしょ?そうじゃなかったら私に教えることができないだろうし。

 その2人に相談してみるのはどうかな?



 早速2人の家に向かった。

 いや、向かうというか……ワープしただけなんだけど。

 2人の家はワープ地点にいつの間にか登録されてたんだよね。お祖父様たちも農地を持ってるからかな?


 アーチをくぐって、扉をノックする。


 すると、遠くから声が聞こえてきた。


 「ちょっと待っててねー」


 あ、お祖母様の声だ。

 どうやら留守ではなかったようだ。徒労じゃなくて良かった。


 1分くらい玄関の前で待っていたら、足音が近づいてきて扉が開いた。

 出てきたのはお祖母様。


 お祖母様は私の顔を見て嬉しそうに破顔したが、その直後顔を引き攣らせる。

 その目線は私の左腕に注がれている。


 「……とんでもないものに憑かれたわね」


 一目でわかるんだ……やっぱりお祖父様とお祖母様って只者じゃないよね?




お久しぶりです!

私立は受かったぜ!

あとは国立だぁ……

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― 新着の感想 ―
とりあえずおめでとうございます ご自身が納得して人生を歩めるようお祈りしておきます
お疲れ様です!
ひとまずお疲れさまです。 気持ち楽に挑めますね。 国立に受かったことを想像しながら追い込みするとモチベーション上がるかもしれない
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