プロローグ 私の第一歩
私の信条は、『力こそ全て』である。
力——引いては武力や暴力というものは、人間同士の揉め事の解決の最終手段であり、自然界での昔からの絶対的真理である。力さえあれば、すべての物事は容易く解決できるし、智力を鍛えたところで、圧倒的な暴力の前には踏み潰されて行くのが道理である。
そう、力こそすべて。
この信条は、私が幼い頃から信じ続けている唯一の指針であり…私が、未だ手に入れられていないものであった。
「はい、戦部さんは握力5キロね」
「ぐっ…」
「ソフトボール投げは4mっと」
「ぬぐう…」
「えーっと…身長は148cmだね」
「………」
世の中は、不条理である。
いくら私が全てを凌駕する力の才能を望んだところで、世界はそれを与えてはくれなかった。ならばと、今度は努力をすることにした。幼い頃から牛乳は飲んできたし、健康な生活は心得て…元々の身体能力が低過ぎたから、筋トレなんかはあんまりできなかったけど、それでもできることはなんでもした。
…結果として、私の求める所は何一つ手に入らなかった。代わりとばかりに、それ以外のものはいくらでも手に入るようになった。
学力、智力、財力、容姿、コミュニケーション能力等々。それでも私は、手に入ってしまったそれらではなくて、いくら努力を積んでも手に入らなかった腕力を、武力を、暴力を——力を望んだ。
「私、力が欲しいよ…!!」
「前々から思ってたけど仁菜ちゃんってけっこう脳筋さんだよね、頭いいのに」
身体能力は日々の生活がなんとかできるくらいで、なんなら「わたくし、ペンより重いものが持てませんの」を地で行きそうな感じで…いや、流石に教科書程度は持てますけども。
日々努力してきた体づくりのための食事管理と毎日の牛乳は実を結ばず、伸びない身長と年齢に比べると幼めの童顔。…そのくせアンバランスに育った私の胸部は、街を歩けば絡みつく視線が気持ち悪くて、日々の生活には圧倒的に邪魔なものだった。
頑張ってトレーニングをしても一向に筋肉はつかず、二の腕を摘めば程よい柔らかさが返ってくる。100メートルを走れば半分に届く前に息が切れて、体育の授業ではいつも足手纏い。お情けで先生はある程度の成績はくれるけど、それが余計に惨めだった。
正直ストレスが限界だったのだ。
力が欲しいなんてふざけているように感じられるかもしれないけど、私にとっては本当に深刻な問題だった。
求めているものは手に入らなくて、そのくせ要らないと思うものは手に入って。そんなままならない状況が何年も続いて、特に高校に入ってからも何も変わらなかったから、私はそれはもう、やけになった。
幸い智力とか財力とかその他諸々は有り余っていやがるから、それを使って、非合法な手段でもなんでも使って望むものを手に入れてやろう、と。
迷信でも、薬物でも、なんなら人体改造したっていいから、圧倒的な力を手に入れてやろうかと。
…今から思えば、あの頃の私はバカだったと思う。でも、私が『これ』に出会ってなければ、そのストレスに負けて社会の裏側を突っ走っていた可能性は、ないとは絶対に言い切れない…というかなっていたと思う。
そんな回想を終えて、手元に抱えたリング状の、簡素だけれど近未来的な雰囲気を感じさせる装飾を持つ機械…『ヘッドギア』を目の前に掲げた。…う、あんまり長い時間上げてると腕が疲れる…
『Epic of Ideal Land』。それが、ズタボロの精神状態でほとんど限界に近かった三日前の私が、終業式を終えた学校から帰る途中に、たまたま通りがかった電気屋さんで買ったVRゲームのソフトの名前で、もしかしたら私のこの欲望を満たせるかもしれない逸品だ。
…ちなみになぜたまたま電気屋さんに通りがかったのかというと、ダークウェブで調べた薬物の売買所となっている路地へ向かう途中だったからだ。…このゲームの『夏休みサーバー強化!』という広告が電気屋さんの表に出ていなければ、ほんとにやばかった。まじで。
本来なら現実世界で類稀なる力を手に入れたかったのだけれど、このまま行ったところで私の体がその欲望を満たせるようになるには何年かかるかわからないし、そもそもできるようになるかはわからない。それでも、このストレスを発散できるなら十分だった。
例え仮想現実の中だとしても、私は求めるものを手にして世界を駆け巡りたい。
そんな思いで買ったこのゲームのコンセプトは、『現実よりも現実な世界を』『君だけの叙事詩を理想郷に刻み込め』…たかがゲームに添えられる言葉にしては大袈裟で、実際私もそう思ったのだが、それらの大言壮語の横に同時に添えられた『初期登録者数400万人突破!』の華々しい文字は、ゲームコンセプトの真実味を保証していた。
ゲームはやったことはないので、『VRゲーム』と言うものがどんなものかは全くわからなかった。…でも、見た瞬間にこう、なんというか、「ビビッ」と来たのである。これでも第六感とか勘とかは鋭い方…だと思うし、普段からそれに従うようにしている私は、衝動のままにこのソフトと、このゲームをプレイするために必要なハードこと『ヘッドギア』を、即行で買って家に帰った。
幸いにして一昨日から愛しの我が校は夏休みである。このゲームで本当に私の欲望が叶えられるのか試すにはとても都合が良く、従って私は、夏休みの宿題をすぐさま終わらせて、存分にゲームにのめり込む準備を終えていた。
少し調べた限りだと、このゲーム、本当に評判がいいらしい。なんでも色々な人種…それこそ獣と人が混じり合ったような見た目の獣人や、耳が長くて線が細くて美形が多いらしいエルフ?と呼ばれるらしい亜人種になれたり、色々なスキル?やジョブ?の兼ね合いがほぼ無限大で、それら全てがAIで一括管理されて今現在も発展し続けているらしい。それに何やらこのゲーム固有の要素もあるとかなんとか。技術の発展とは凄まじいものである。
そしてその情報は、私の勉強中の集中力をゴリゴリ削るのに十分だった。楽しみ過ぎて勉強に集中できなかったのである。おかげで夏休みの宿題を終えるのに二日もかけてしまった…
しかし、それさえ終わってしまえばこちらのものだ。
先ほどまでネットで色々なことを調べて、このゲームを始めるに差し当たっての注意点や、初心者用のサイトを見て、力を手に入れるための最初期のスキルやジョブ、武器構成などの構想は固めたから、あとはその通りにやって始めるだけだ。
…調べた際に、私がいいと思ったものに『脳筋ビルド』って書いてあったけど、気にしない。私勉強はできるから、脳筋じゃないからね。…ないったらない!
「んじゃ、始めますか」
トイレは済ませたし、枕元に水分補給用の飲み物は置いた。準備は万全だ。
『Epic of Ideal Land』——通称では『EIL』や『エイル』と呼ばれるこのゲームの公式サイトから、宿題を始める前に既にゲーム内アカウントの作成も済ませてあることだし。
意識を電子の海の中に潜り込ませるというのは、最初聞いた時はなかなかに怖いものがあったけど、まあそれも薬物の摂取とか変な人体改造とかの副作用とかよりはマシだろう…やっぱりリスクが大きいしそんなものに手を出さなくて正解だったのだろう、なんて考えながらヘッドギアをかぶってベッドに横になる。
ヘッドギアの電源を入れると、さわさわとしたざわめきのような静かな駆動音が耳に入った。
《TNH社 〈Head Gear〉 OS ver2.27》
《虹彩認証——クリア》
《脳波認証——クリア》
《起動ゲーム:『Epic of Ideal Land』》
《ゲーム内アカウントを入力:*******@****》
《アカウントのパスワードを入力:******》
《認証完了——ようこそ、VRの世界へ——》
ヘッドギアの購入時に紐付けを済ませた戸籍に登録済みの虹彩情報と脳波情報。自動でそれらが読み込まれたあとは、アカウント名とパスワードを入力してしまえば、簡単な送り出しの文句と共に吸い込まれるようにして、意識が落ちていく。
こんな呆気なく仮想現実の中に入り込めるのも、利用者が気楽に利用できるようにとの配慮らしいと言うネットの一文を思い出しながら、私の意識は暗転した。
◆ ◆ ◆
「『Epic of Ideal Land』へようこそ、旅人の方」
強制的に眠りから醒まされるような、わずかな不快感の伴う感覚とともに意識を覚醒させられた私を最初に出迎えたのは、白色の光球が発したその言葉だった。
決して現実ではあり得ないような、しかしどうしてかそこに在るのが当然だというような納得とともに、その光球はふわふわと私の前に漂いながら確かに存在していた。
「…えと、ここはもう既に仮想現実の中…なんだよね」
「その通りです。戦部 仁菜さまですね?」
「うん」
「確認しました…それでは早速、アバタークリエイトに入ります」
「よろしくお願いします。…初心者なので、色々教えていただけると」
「かしこまりました」
その言葉と共に目の前にホロウィンドウが表示されて、手元に半透明のキーボードが出てきた。
光球にアバター名を入力するように言われて、キーボードに手を置く。…名前は…まあ、『Nina』でいいか。
「ではアバター名『Nina』さま。アバターの外見の作成に入ります。いくつか注意点がありますが、説明いたしますか?」
「ん、お願い」
曰く、現実との体格があまりに違いすぎると脳の認識に誤りが生じて様々な問題が発生するから、体を弄れる範囲は限定されているということ。
曰く、あまりに現実の身体に特徴が似過ぎると個人情報特定の恐れがあるため注意すること。
曰く、後々の種族選択の際に身体の特徴が変化する可能性があるため、そこでももう一度確認・変更が可能だということだった。
先ほど初心者だと言ったこともあってか、光球の彼…彼?の説明は、懇切丁寧なものでわかりやすい。なるほどそういうことなら、髪の色や目の色は最低限変えようかな。
髪の毛はシルバーで腰丈のロング、目の色はオレンジレッド。私はリアルでは髪の毛を染めたりなんかはしていないけど、密かに憧れていたりするのだ。どうせなら現実にない色にしてやろうと、こんな色になった。
ついでに目の形は吊り目気味のクールな感じにした。現実では結構垂れ目で、周りからは親しみやすいと言われるのだが、私は嫌いだ。なんてったって力がなさそうだから。うん、それだけ。
身長も伸ばそうと思ったんだけど…悲しいことに、自分の身長±5cmしか許されなかった。…153cm。まあ、現実世界でもそんなに変な目で見られない程度の身長に抑えられたことは喜ばしい。これでも平均以下だけどな!
胸の大きさも変えられたから、この邪魔すぎるメロンをできる限り除去しようとした。…それでも弄れる限界に引っ掛かってある程度残ったのは、ご愛嬌というものだ。減っただけマシ。
出来上がって全体像を見てみると、クールで可愛らしい見た目の女子中学生、と言った感じになった。…誰が中学生だよぶっ○すぞ。
まあこればかり言っていても仕方がない。顔なんかは下手にいじって私の可愛らしさが損なわれたら事だ。
「できたよー」
「かしこまりました。それでは、反映します」
「…おお!」
目線がちょっと高くなった!
光球がご丁寧に用意してくれた鏡の前に立ってみれば、そこには先ほど見たばかりの少女が立っていた。角度を変えてみると、髪はさらりとこぼれ落ち、初期装備らしい簡素なスカートはひらりと翻り、ニコリと笑ってみると現実の私とほとんど変わらない笑顔がそこにあった。
…なるほど、これはすごい。二次元の世界ならともかく、三次元の仮想現実で、これだけ微細な物理演算をこなしているとしたら、『現実を超えた現実を』というコンセプトも納得できる。
「それではお次に、初期種族、初期スキル、初期ジョブ、信仰する主神様の選択に入ります」
鏡の前ではしゃいでいた私の前に、新たなホロウィンドウがポップした。
「うわぁ…」
種族、ジョブ、スキルの三つのホロウィンドウ上には、ずらりと私にはよくわからない単語が所狭しと並んでいて…
特にスキルのそれなんかはとりあえずスクロールしてみても、スクロールと共に移動する画面右端の小さなバーが遅々として進まないのを見て、ネットでも思ったけど多彩どころか多すぎるんじゃないか?なんて考えて、とりあえずスクロールして選ぶのは諦めた。
「えっと、光球さん」
「…ああ、申し遅れました。わたくし、サポートAIの『プロキオン』と申します」
「じゃあプロキオンさん。絞り込み機能的なのってある?」
「ございますよ」
その言葉に従って、サイトで調べて決めたスキルを探す。
プレイヤーには最初、スキルを取るためのスキルポイントというものが4ポイント与えられる。これは、スキルを取得する際に必要なポイントだそうで、アバタークリエイトの時にはこれを使用することですぐさまスキルが手に入る。
しかしいざ『EIL』の世界に行くと、取りたいスキルに関する経験をある程度積んで、その後に『取得可能スキル欄』というところに表示された取りたいスキルをスキルポイントを使用してとらなければならないとのことだ。
ちなみにスキルポイントに関してはレベルアップのごとに1ポイント手に入るし、色々な特別な『経験』を積むことでも手に入ったりするらしい。
スキルをやっとこさ取り終えて、いざとばかりに種族とジョブの選択に入る。
種族に関しては、すぐに見つかった。
龍人と人間の混血。どうやら龍人に関してはアバタークリエイトの時点では人間との混血しか選べないらしい。なんでも龍人の力が強すぎるから、とサイトには載っていた。どうやらこの種族は高いポテンシャルを秘めているらしく、力に直結するであろう筋力値と呼ばれるステータスが高いそうなので、これに決定していた。
…ステータス、なんとも甘美な響きではないだろうか。現実で言うところのその人の社会的地位を表す言葉ではなく、ゲーム世界での能力値のこと。…ステータスは、現実と違って、努力するほどに伸びる。
次に選ぶジョブは、迷う事なく戦士(鈍器使い)。
力のありそうな武器の第一位といえば鈍器。特にハンマー系。異論は認めない。
「これでオッケーだよ」
「かしこまりました。では、種族特性をアバターに反映します」
彼がそう言った後に再び鏡を見てみると、私のおでこの上には何やら立派な2本の角が。鋭利な形をしていて、なんとも攻撃力の高そうな見た目だ。…実にいい。
「おお…!」
「種族特性によるアバター変更についても、ご要望があれば変更が可能です。変更範囲は狭くなりますが」
「…じゃあ、角の色を青色にできますか?」
なんとなく、銀髪に似合いそうな色合いだから。
そうして角の色が変わった私の姿は、可愛らしく、かっこよく、実に大満足な出来だった。手には先ほどのジョブ決めの際に貰ったメイス。肩に担いでみれば、私は一度もこんなに重いものは持ったことがないはずなのに、不思議と様になっていた。
「では最後に、ニナ様の信仰なさる主神についてです」
主神。
『EIL』の世界を統べる、二柱の大神と、それを補佐する七柱の神々のこと。
ネットを見た限りだと、私たちプレイヤー…この世界基準での『旅人』は、七柱の神々のうちどれかから信仰する神を決める。その選択によって、それ以降のゲームプレイの形が変わるので、慎重に選択する事…って書いてあった。スキルの情報を調べるのに忙しかったからこれについては私はあまり調べていない。情報自体が少なかったし、ちらっと見た限り、どうやら人に意見を聞くより、自分自身で相性の良さそうな主神を打算抜きに判断するのが一番いいと言うようなことが書いてあったからだ。
情報が少なかったのは少々疑問だったけど、その時はそんなこともあるかと納得した。
一応どんな神がいるのかは見たけど、未知数だなーなんて呑気に考えていたから。
空気が一変した時、私の脳はその変化についていけなくて、凍ったように動作を止めた。
私を囲むように現れたそれらは、圧倒的な力をもって、固まったままの私を睥睨した。
荒々しかったり、暖かかったり、冷たかったり、こちらに関心がなさそうにそっぽを向いているようなものもあれば、興味深げに観察するように見るものもあった。
そこに姿はないのに、軽々しく決めることは許さぬとばかりに。
圧倒的な神格でもって、見つめられて。
その時私は、場違いにも、このゲームは私の求めるものを叶えてくれるに違いないと、確信したのだ。
一柱目は、『炎と創造の神』
二柱目は、『水と審判の神』
三柱目は、『大地と豊穣の神』
四柱目は、『風と繁栄の神』
五柱目は、『雷と契約の神』
六柱目は、『命と試練の神』
七柱目は、『愛と人理の神』
決めたのは、一瞬だったのだろう。
気づけば私は、一つの神に手を伸ばしていた。
そっぽを向いていて、こちらに興味なさそうな感じがしたのに、触れてみれば微かに嬉しそうな雰囲気。
『……我との契約を望むか』
「…はい」
答えてみれば、彼から私の中に何か大きな力が流れ込むように動いて溶け込んだ。
その感覚が心地よくて、しばらく浸っていた。次に顔を上げたときにはその彼の雰囲気はいなくなっていて、あれだけ激しく渦巻いていた神々しい雰囲気も消え去っていて、少し寂しさを感じたけれど。
胸の中に鼓動するような気配を感じて、私は無性に嬉しくなったのだ。
「これで確定!」
「かしこまりました。…『EIL』内への転送を開始しますか?」
「うん!」
一刻も早くこの姿で世界を駆け巡りたい、そんな思いで私はいっぱいだった。この姿で見る世界は、さぞ美しいのだろう。望む物を求めて、努力していけばそれがしっかり反映されるこの世界で、駆け巡っていくのは、とても楽しいことなんだろう。
「転送を開始します。…旅人ニナ、良い旅路を」
「うん、行ってきます!」
万感の思いで応えるとともに、再び私の意識は暗転した。
《称号『新たなる門出』を獲得しました》
《称号『悠久の契約を結びし者』を獲得しました》
《EILの世界へようこそ!まずはチュートリアルから始めよう!》
・tips
小学校一年生(6歳)女子体力テスト全国平均
握力:8.52kg
ソフトボール投げ:5.63m
になちゃんカスすぎ
てか握力5キロって生活できんのかな…?…知らね
ちなみに高一女子の平均身長は157.3cmらしいね
・ステータス
PN:Nina 《悠久の契約を結びし者》
Lv.1
Race:龍人/人間
Job:戦士(鈍器使い)
Faith:雷と契約の神
3,000G
《ステータス》STP:0
HP 100/100
MP 100/100
STM 100/100
STR 15(+1)
DEX 15
AGI 10
TEC 10
INT 10
VIT 10(+4)
LUC 10
*()内の数字はスキル或いは装備による強化分
《スキル》SKP:0
鎚術 Lv.1
逆境 Lv.1
筋力値補正. Lv.1
闘気 Lv.1
《固有スキル》
竜化 Lv.1
《アーツ》
・重撃
《魔法》
なし
《装備》
頭:なし
胴:始まりの胸当て(VIT+2)
腰:始まりのスカート(VIT+1)
足:始まりのブーツ(VIT+1)
右手:始まりのメイス(ATK:3)
左手:なし
アクセサリー1:なし
アクセサリー2:なし
アクセサリー3:なし
アクセサリー4:なし
アクセサリー5:なし