罪と誤算
この物語は 東方プロジェクト の二次創作です。
原作設定を基本としてますが、個人の解釈や改変されているキャラも多数存在するため、苦手な方は観覧を控えください。
また、ほかの方の二次創作の影響を少なからず受けていますので、原作にはない設定も多いと思われます。
現在時刻は丑三つ時…違う、午前2時ごろである。
今は羊蹄山付近の道にいる。人の生活圏から離れ、こんな時間に人影はない。ただ、近くに2つの魔力がある。一つは情報と一致する反応だ。この二人が今回の対象だろう。俺は相手のところにテレポートした。
(だれだ!)
一人はそれなりの熟練者らしい。気配を消していたのにばれるとは思わなかった。まあ、それだけだが。話をする理由もないし、どんな理由であろうとも、今回のことは第一神界連合で共通禁忌とされている魔法文明のない世界への魔法知識流出だ。 もうすでに一人は魔法について知ってしまった。
いや、知らなくても確認している暇はない。もし無罪だったとしても、魔法文明のない世界に許可者以外が立ち入るのも向こうの法に触れる。
命乞いをしても無駄だ。 なぜなら禁忌を犯した者はその場で殺す決まりである。たとえ上の命令で仕方なくだったとしても。
(荒灰 神速:燕返し)
その一言で目の前の一人の首が落ちた。と同時に体と体液が灰となって消えた。
(記憶操作 魔法に関する記憶のデリート 睡眠魔法レベルⅢ 速攻)
悪いが、記憶は消させてもらう。いずれ、自力で発見してくれ。
そういって、証拠を残さぬように空を飛んでさっさと移動するのだった。
(続いてのニュースです。 本日未明、羊蹄山付近の道から少し離れた小屋にて函館市在住のの男性が発見されました。 発見されたとき異常はなく、ただ寝ていただけだと思われましたが、どこから何しに来たのか、ここはどこなのかわからなくなっていたようでした。 詳しい状況を現場の鈴木さんにお聞きしたいと思います。 スズキさーん!)
(はい、こちら今回の一件があった羊蹄山付近の小屋になるんですが、発見者の男性は自分の小屋から物音がすると知り合いから連絡があり、確認に来たところ発見したようです この辺りには民家もお店もなく、観光地もないためにどうやってここまで来たのかなど不明ではありますが、警察によると事件性はないとのことです。 以上現場からでした)
やべ、眠らせたままにしたからニュースになってる。 行方不明ならともかく発見されただけで
ニュースってこの国は平和か! いや、平和だった。俺の知る世界は刀を持っていない人のほうが珍しいのに、この世界ではナイフのような小型の武器すら持っていない。 人や動物に襲われたらとか考えないのだろうか。ましてや政府が法律で携帯を禁止している。俺の世界なら死ねと言っているに等しいのだが。 俺は宿をチェックアウトし、元の世界に帰るのだった。
数時間後 とある警察署内部
(やはり今朝の男性は一部の記憶がないようですが、数週間前までの記憶は正常で、一部穴が開いたように記憶が抜けているようです。 医師によると原因不明の記憶障害で、まさに魔法のようだと話していました)
(そうか。男性にほかの症状は?)
(医師が見た限り、ほかの症状は夜の間 それも標高が高いところにいたこともあって、低体温症にはなっていたが、軽微なもので命に別状はなく、それ以外には生活習慣病と思われるものもあったようですが、今回の件とは関係ないとのことです)
(そうか。 今回のことはやはり事件性はなさそうだが、誰かが無理やり連れてった可能性も残っている以上まだ調査は続ける)
(わかりました)
その後数人の警官が部屋を出ていくのだった。
はじめまして、こんにちは 春雪です。
私個人としても、さっさと幻想郷編に行きたいんですが、意外と大変なんですよね。
あと、今のうちに言っておきますけど、ヒロインなんて存在しません。
恋愛?告白したこともされたこともないような人間には無理です。 私はリア充だと言いますけどね。 私の生活は充実してる。
てなわけで、恋愛要素が欲しい方はほかの方の作品へ、もしくはご意見ください。ただ、私推しとかいないんで、ヒロイン選んでくださいな。2件以上来たらハーレム ルートへ路線変更です。