エピローグ(追記オマケあり。)
- 死なないで…死なないで…お願いだから…レオンフィード様 -
ああ、誰かが叫んでいる。あれは私?それとも…
翌日、目が覚めたら、涙で頬が濡れていた。
とても悲しい夢を見た気がする。
抱き締められて感じた温もりも…
返り血を浴びて、疲れ切ったレオンフィード様を抱き締めて感じた愛しさも…
そして、冷たくなっていく、あの人の傍で見ているしかなかったあの悲しみも…
外は雨が降っているようで、リリアーナはベットから起き上がると、窓に近づいて外を眺めた。
不可解な事が起きて、混乱しているけれども…。
何だか悪い気はしないわ。
口づけをされて、あの方の声を聞いて、微笑んだ顔を見つめて。
レオンフィード様。貴方の事をもっと知りたい。
馬車で送って貰い、学園に登校し、レオンフィード様の姿を探してみる。
彼は3年生の特別クラスだから、三階へ登れば姿を拝見出来るかもしれない。
「リリアーナ。おはよう。朝から顔を見られるとは嬉しい限りだ。」
階段へ登ろうとしたら、踊り場から声をかけられた。
「おはようございます。今日は雨ですね。」
踊場へ登って行き、レオンフィードの顔を見上げるが恥ずかしくなって、下を向いて話をする。
顔なんてまともに見られないわ。恥ずかしくて恥ずかしくて。それにしてもなんて整った顔なんでしょう。
夢の中の彼は、疲れ切って、酷い顔をしていたけれども…
「リリアーナ。夜会の招待状は受け取ってくれたか。迎えに行くからあのドレスを着て貰いたい。」
「も、勿論。有難うございます。髪飾りと共にドレスを着て出席させて頂きますわ。」
どこからともなく、ロマンティックなバイオリンの音が聞こえてくる。
ああ、先生方も大変ね。
階段の上から花びらが降って来る。
「ああ…リリアーナ。俺は君を…」
レオンフィードが顔を近づけて来る。
リリアーナは目をぎゅっと瞑った。
その時、始業の鐘が下の階から聞こえてきた。
慌てて顔を上げれば、レオンフィードがチラリと下の階を睨みつけているようで、
その下の階には大勢の生徒達がいて、レオンフィードの視線に皆、慌てたように、
口々に騒ぎながら、
「鐘を鳴らした係の者を簀巻きにしてきますっ。」
「ですから、どうか続きをっ。」
「ごゆっくりっ」
皆、蜘蛛の子を散らしたようにその場からいなくなった。
「ああ、いい所だったのに。又、今度…ゆっくりと。」
「ゆっ…ゆっくりですか…」
レオンフィード皇太子は上の階へ上がって行ってしまった。
リリアーナは下の階へ降りて行けば、誰もいなくて、皆、教室に行ってしまっているみたいである。
教室へ入れば、いつもの如くの光景が広がり、
リリアーナは席に座って先生の授業を受けるのであった。
昼は…今日は家からこっそりと、丸いパンにチーズを挟んだ物を二つ持ってきていて、
中庭で食べる事にした。
食堂で又、昨日のような事があったら、何だか堅苦しい。
中庭にある小さな建物の中にベンチがあって、そこで弁当を広げる。
雨がまだ降っているので、とても寒くて。
「又、会ったな。何という偶然だ。リリアーナ。」
傘を差して、レオンフィード皇太子がリリアーナが居る小さな建物の入り口を覗き込んでいた。
「こっ??皇太子殿下?」
リリアーナの正面のベンチに座る前に、手にひざ掛けを持っており。
「可愛いリリアーナが風邪を引いたら困る。これを膝に掛けるといい。」
「有難うございます…。」
「それから、よかったら俺の弁当を一緒に食べるか?」
騎士団長子息が弁当の箱をレオンフィード皇太子に向かって差し出して来る。
その箱を開ければそれはもう豪勢な弁当の中身だった。
「いえその…申し訳なくて。」
「遠慮しないで欲しい。それだけの弁当ではお腹がすくのではないか?」
「有難うございます。」
肉と卵と野菜が挟まった豪勢なサンドイッチを一つ頂く。
温かい茶を騎士団長子息が注いでくれて、いつの間にやら小さなテーブルが前に用意され、
そこに茶が置かれる。
どこからかバイオリンではなくて、綺麗な音色のフルートの音が聞こえてきた。
「あの、どうして私にそこまでしてくださるのですか?」
「どうしてと言われても、それはリリアーナがあまりにも可愛くて愛しすぎるからだ。」
「え?その私、皇太子殿下にふさわしい身分でもありませんし…」
「リリアーナ。」
顔を近づけて来るレオンフィード皇太子。
瞼を瞑れば、ぺろりと舌の感触を唇の横に感じた。
「卵がついていたから、つい…卵がついていても可愛らしいが…卵に嫉妬をしてしまう。」
「卵に嫉妬しなくても…。っていうか…」
ちょっと待った…少しは冷静になったらどうかしら。私…
この人大丈夫?どうして、ここまで追いかけてきたのかしら…
「ああ…リリアーナ。君の傍にずっと居たい。愛してる…リリアーナ…」
「あっーーーー。そろそろ時間ですわ。御馳走様ですっーー。」
とりあえず、その場を後にすることにした。
午後の授業を受けてから、放課後、自分の家に帰り着けば、
姉がやって来て、
「リリアーナ。いい物をあげるわ。」
「お姉様。何をくださるの?」
「この間、買ったドレスよ。白のレースが付いた、ベージュのシックなドレス。
今度、劇を見に行く時に着て行くといいわ。」
「え?お姉様お気に入りのドレスじゃないの?それに劇を見に行くのには、それ程、お洒落していく必要もないわ。私の普段のドレスを着ていけばいいから。」
「それは駄目よ。こ…いえ、何でもないわ。オホホホホ。」
今、こ って聞こえたような。
母親がやって来て。
「ハンカチも余所行きの…ほらお誕生日にあげたでしょう。それを持っていきなさい。ともかく、失礼のないようにね。」
「え???誰に??」
「いえ、何でもないわ。」
すると父であるクレール伯爵が、
「当日はロビーで目立つように待っているように。」
「ちょっと、お父様お母様お姉様っーーー。誰と待ち合せろって言うのよ。」
「それは…」
全員黙り込んで…。
「私、行かないっ。」
「それは困るっ。」
「そうよ。行かないと、いえ、行きなさい。」
「我が伯爵家の為にも行かないと駄目よ。」
父も母もお姉様も、劇へ行けという…ってこれは確実に。
「私、明日、学園を休むわ。ともかく劇へ行かないんだから。」
部屋に走って飛び込み、扉を閉める。
一体全体何なのよ。
皇太子殿下の事は気になるけれども…でもあまりにも…変じゃない??
もう、何だか頭がおかしくなりそう。
今度、見かけたら一発殴ってやらないと気が済まない。
例え、不敬と言われようとも。
ともかく、文句言うんだから。
布団を被ってふて寝するリリアーナであった。
翌日、リリアーナは学園を休んだ。
布団を被ってふて寝をして、運ばれてきたご飯を食べて、又、ふて寝をして、だらだらと過ごしていた。
昼頃の事である。
ああ、今日はいいお天気だった。憂鬱の気分も外を見たら晴れるかもしれない。
リリアーナが窓を開けて、テラスの外へ出て見れば、そこに居た。
レオンフィード皇太子が手に赤の薔薇の花束を持って。
「学園を休んでいると聞いて、庭で待たせて貰っていた。具合は大丈夫か?リリアーナ。」
「皇太子殿下っーーー。ちょっと一言、言わせて貰っていいですか?」
「何だ?」
「そんなに頻繁に私に会いに来られても困りますっ。だって、恋って追いかけられれば逃げたくなるものですのよ。私だって私だってっ…追いかけたいのにっーーー。」
あれ?何で恋の告白になってしまったのかしら。
しつこくするなって抗議するはずだったんじゃ…。
「何て可愛いんだ。リリアーナっ。」
ぎゅっとレオンフィード皇太子に抱きしめられた。
「レオンフィード様…」
「解った。追いかけるのはやめよう。だが、偶然に会うのは許してくれるだろう?」
その偶然が怖いんだってっーーー。ってリリアーナは叫びたかった。
ああ…でももしかしたら…この人は…
「ねぇ…レオンフィード様。寂しかったんですか?あの時、戦で死んでしまって。
私ともっと居たかったんですか?もしかして…この物語を机の上に置いたのって貴方なんですね?」
「俺は本当は死にたくなかった。だってそうだろう?リリアーナと一緒に居たのは本当に短い間だった。もっと一緒に居て、もっと色々と経験して、もっともっと…あああ…
だから、俺は…リリアーナの事を思い出した時に、もっと一緒に居たいって思ったんだ。
今度こそ…」
「解りましたわ。私、貴方と一緒にずっといますから。今度こそ…ずっと一緒に…。」
「ああ…リリアーナ。」
私はレオンフィード様を愛しているんだわ。
きっと私は物語のリリアーナと同一人物なのね。こんなにも、レオンフィード様が愛しくて愛しくて。
私とレオンフィード皇太子殿下は、その後、婚約致しました。
私は皇妃に将来なるので、妃教育を受けねばならず大変になりました。
でも、頑張りますわ。
今度こそ、レオンフィード様と共に長く生きる為に。
ああ…身分が低い私が皇妃になれるのかですって。
大丈夫です。皆様とても優しいですから…
レオンフィード皇太子殿下とデートの時は今もどこからか、花びらが降ってまいりますし、
最近ではどこへ行っても、素敵な音楽がどこからともなく流れてくるのですわ。
寂しがりやな恋人ですけれども、私は愛されて幸せで、そして、それ以上にレオンフィード様を愛して差し上げたいと、偶然の出会いを演出するのは難しいですけれども。
頑張っております。
愛しておりますわ。レオンフィード皇太子殿下。今度こそ、長く一緒に過ごしましょう。
ーおまけですわー
リリアーナ・クレール伯爵令嬢には、自分にはもったいない位の美形で、男らしいレオンフィード皇太子殿下という婚約者がいる。
それはもう幸せなはずなんだが…
何だかイライラして仕方がないのよね…
学園へ登校すれば、階段の踊り場から、声をかけられる。
「おはよう。偶然だな。朝から、リリアーナと会えるとは今日は素晴らしい一日になりそうだ。」
毎日、そう朝から言われれば、さすがに疲れてくるでしょう?
踊り場でレオンフィード皇太子と熱い朝のキスをしてから、リリアーナは授業に向かうのだが、周りは二人がいちゃついている間は、階段が通行止めになるので、2階、3階へ登らなければならない2~3年生は、二人がいちゃつくのが終わるまで待たなければならない。
そのような事を噂で聞いて、何だか申し訳なさ過ぎて。
昼は昼で、共に食堂で昼食をとるのだが、音楽の先生方二人が、バイオリンでロマンティックな曲を弾いてくれるのが日常茶飯事で。
それも申し訳なさすぎて。
帰りはさすがに別行動で、馬車で帰るのだが、屋敷のテラスでお茶をしていると、庭からレオンフィード皇太子が登場して、
「こんな所で会うとは偶然だな。そちらに行っていいか?」
街中でも家でも、お茶をしていると、大抵、レオンフィード皇太子が偶然だなと言って現れる頻度が多くて。
この間、劇へ鑑賞へ行ったら、偶然だなとレオンフィード皇太子が現れたのには、
もう、疲れ果てましたわ。まぁ家族の様子がおかしくて、やたらお洒落をしていけだの、
失礼があってはいけませんよだなんて、言われていたから、嫌な予感がしていたんですけど。
そういえば、私に何か言いたげだった、イレーヌ・ビステモンテ公爵令嬢はどうなさったのかしら。レオンフィード様に好意を持っている事で有名でしたけど。え?海外留学に行ってしばらくは帰って来ないですって?
そういえば、元婚約者のギルバート様の姿、最近、学園で見かけていませんわ。
生きているかどうかとても心配なんですけど…
ともかく、ともかく、疲れ果てていたのだ。
そこで、リリアーナは、周りを巻き込んで、レオンフィード皇太子を懲らしめる事にした。
明日はレオンフィード皇太子の誕生日である。
これは好機到来。しっかりとこちらの気持ちを理解して貰いましょう。
朝、赤い薔薇の花束を持ち、レオンフィード皇太子の皇家の馬車が通るのを道で待つ。
御者にはあらかじめ、伝えてあるのだ。
ちゃんと、リリアーナが立っている所で、馬車は泊まり、扉を開けてリリアーナが乗り込めば、レオンフィード皇太子は驚いたように。
リリアーナはにこやかに微笑んで。
「あら、偶然ですこと。皇太子殿下にお会いできて嬉しいわ。今日はお誕生日でしたわね。
これはお祝いですわ。」
「ああ…リリアーナ。嬉しい。有難う。」
バラの花束を手渡すと、レオンフィード皇太子は嬉しそうに微笑んでくれて。
「それから、これ、ペンですの…。レオンフィード様は字がとても綺麗ですのね。
宜しければ、このペンを時々でもいいですから使って欲しいですわ。」
「リリアーナが選んでプレゼントしてくれたペンだ。大切に使わせて貰おう。」
学園に向かう馬車で、にこやかに話をする。レオンフィード皇太子は、機嫌よさそうだ。
学園へ到着すると、リリアーナは先に降りて、
「お先に参りますわ。ごきげんよう。」
急ぎ、走って校舎へ向かう。
そう、次にやる事があるのだ。
階段の踊り場へ到着すれば、レオンフィード皇太子がやってくるのを待つ。
3年生の彼は必ずここを通るはずだし、毎朝、この踊り場で待ち伏せしているのは彼の方だ。だから必ずここへ来る。
リリアーナが待っていれば、レオンフィード皇太子が、階段の下にやってきた。
とびきりの笑顔でリリアーナは、レオンフィード皇太子に。
「まぁ、又お会いできるとは偶然ですわね。今日は素晴らしい一日になりそうですわ。」
「え???」
「さぁこちらへいらして。」
あらかじめ用意しておいた、踏み台の上に登る。
リリアーナは小柄だ。それに比べてレオンフィード皇太子は高身長である。
踏み台の上に登り、レオンフィード皇太子の顔の高さと同じ目線に持って行く。
正面から見つめれば、妙に気恥ずかしい。
でも、今日はこちらから懲らしめてやらねば。
「あああ、花も恥じらう美しき皇太子殿下、レオンフィード様。間近でお顔が見られて私は嬉しいですわ。」
そう言って、レオンフィード皇太子の頬を撫でてチュっと唇にキスを落とす。
レオンフィード皇太子は慌てたように、
「リリアーナ…熱でもあるのか?」
「いえ、今日はお誕生日ですから、私、貴方が私に下さる愛を少しでもお返ししようと思っておりましてよ。」
「いやその…。何でもない。」
いつもは、凄い気障なセリフを言うレオンフィード様。少しは私の気持ち、わかったかしら。
あまりにも気障なセリフは相手を困らせると言う事を。
その後、レオンフィード皇太子の後を付いて行き、今日は特別に一緒に授業を受けるよう手配しておいたので、彼の隣に椅子を持って行き、べったりとくっついて座る。
「貴方の勉学の様子を見たくて。先生には許可を取っておりますわ。」
「そうか…何だかその…照れるな。」
「そんな所も可愛くてよ。さすがレオンフィード様。」
授業の間、レオンフィード皇太子とべったりとくっついて、リリアーナは過ごした。
周りはリリアーナをいない者として、扱ってくれたのは有難いが…。
そして、昼。ここぞ復讐の時。
食堂でハート型のケーキを用意して、
「お誕生時おめでとうございます。私からですわ。」
「有難う。愛するリリアーナから祝って貰えるだなんて。俺は幸せだな。」
その時、いつもの音楽の先生2人の他に、8人のメンバーが二人の座っている席の前に椅子を持ってきて腰かけ、ハッピバースディの曲を演奏を始めた。
リリアーナはにっこり微笑んで。
「いつもより、派手にするように頼みましたのよ。」
「そうか…それは…何だか気恥ずかしい。」
「さぁ、ケーキの蝋燭の火を吹き消して。」
レオンフィード皇太子が蝋燭の火を吹き消すと、食堂へ来ていた生徒皆の拍手が沸き起こる。
そして、生徒達は一斉に踊り出した。
どこからか、ピエロや着ぐるみのぬいぐるみが現れて、彼らも一斉に踊り出す。
レオンフィード皇太子は驚いたように。
「これは一体全体??」
「皆がレオンフィード様のお誕生日を祝っているのですわ。」
この催しについては、国王陛下を巻き込んで、密かに命令を出して貰い、生徒達に協力してもらったのだ。
「「「レオンフィード皇太子殿下、お誕生日おめでとうーー。」」」
と、叫んで、一通り踊りが終われば、皆、何事もなかったかのように、食堂で食事を始める。
音楽の先生二人だけが残り、ロマンティックな曲を奏でて、静かな昼食が再開された。
レオンフィード皇太子は、リリアーナに向かって。
「非常に嬉しいが…こんな派手な事をされたら困る。」
「一年に一度の事ですわ。思いっきりお祝いして差し上げたかったのです。」
「リリアーナの気持ちは嬉しいが。ともかく、午後の授業は、ちゃんと一年の組へリリアーナは戻った方がいい。俺の傍にいなくても。いいな。」
「仕方ないですわ。解りました。」
授業が終わった夕方。
いつもは別の馬車でそれぞれ帰宅するのだが、
今日は、レオンフィード皇太子の馬車の中で待ち伏せさせて貰った。
「まぁ、偶然ですわね。又、お会い出来るなんて。その美しきお顔を拝見出来るなんて私、幸せですわ。レオンフィード様。」
「リリアーナ。」
レオンフィード皇太子は、頭を下げて。
「すまなかった。本当に申し訳ない。」
「何がです?偶然ですって、私の前に現れる事ですか?」
「ああ。どうしてもリリアーナに会いたくて、我慢出来なくて。俺は…」
「でしたら、これからは、偶然ですだなんて言わずに、ちゃんと会う場所を決めましょう。
お昼は今まで通り、一緒に食べるとして、私の家に来て頂く時は、ちゃんと玄関からいらして下さいませ。それから、うちの家族と周りを巻き込んで、偶然の出会いを演出したりするのはおやめになって。ロマンティックな花びらを撒くのと音楽位は許して差し上げますが。」
「リリアーナの言う通りにする。これからは、ちゃんと紳士的な態度を取ろう。」
「約束ですのよ。私だって貴方の事、愛しているのですから。」
「ちゃんと約束する。」
レオンフィード様は懲りたようで、それからは、偶然の出会いは無くなりましたわ。
ああ…朝はレオンフィード様の馬車に行って、ご挨拶してから、授業に向かうのですけれども、階段の踊り場を見るたびに、彼の姿を探してしまって、ちょっと寂しいのは内緒の話ですわね。
ちゃんと、思い知らせることが出来てすっきりしました。これにて本当にエピローグにしたいと思いますわ。
追記しました。少しはすっきりしました。拝見して下さり有難うございます。評価とブクマ下さると喜びます(^◇^)