半襦袢と裾除け
長襦袢だと、下半身の動きで襟元が崩れやすいとのこと。
反襦袢と裾除けを試してみたいが、買うのはイヤだなと思っていたところ、「現物あったら作れるよね」と貸してくださった方がいたので、作って試してみた。
結果、襟元、崩れにくかった。
○半襦袢・身生地
手持ちのさらし使用。背中心を縫わねばならないが、着付けの際、鏡を見ずとも手で触っただけで中心が分かるので、良かった。
衽は、別に裁たなくても、布幅を目一杯利用し、裏から7ミリほどつまんで縫い、それっぽく見せた。
○半襦袢・襟
襟芯が通る辺りは、薄手の接着芯を貼る。通らないところは、貼らない方が、着心地良いかも。
○裾除け・ウエスト部分
さらし使用。輪っかに縫って、ペチコート風裾除けに。
お尻が通るギリギリのサイズ(ヒップサイズ+5~6センチ)にしておけば、中でもたつくことも無い。
長さは、半襦袢の襟を裁断した残りの長さ。耳側をふたつに折って、ゴムを通す。
○裾除け・ペチコート部分
反襦袢の身頃部分と同じように、一枚の布で、衽も有るように見せる。
○反襦袢・袖 裾除け・ペチコート部分
共に使用生地は、ポリエステル縮緬。洗濯機で洗える生地。
滑りは良いが、静電気がハンパない。
キュプラや、綿サテンで試してみたい。
因みに……、ポリエステルは化学繊維、キュプラは植物原料の再生繊維。同じ裏地だったら、キュプラの方が高価で、帯電性は低いように思う。