第二十五話 決着 帝国崩壊編
「チッ!そろそろくたばったらどうだ人間!」
「たわけ!妖精、お主こそくたばれ!」
光と闇の応酬、
「お主達ですかこの世界の戦士は。
殲滅を開始します。」
バシュ!バシュ!
「早いですね。」
「大丈夫ですか理事長?」
「お前はレビン君か。すまんな、助かった。」
「どちら様ですか?今少しお取り込み中なのですが!ディアボーロ!」
「三人に増えましたか、、殲滅を再開します。」
無数の闇の槍を全て同じ数、大きさの槍を水でつくり、撃ち落とした。何もなかった様に
三人の正面に立った。
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「何者だ!」
「おうおう、そんな事言われなくとも自己紹介してやるよ。我は、第七席ドゥルクだ。」
雷が飛んでくる。
その雷は一瞬で弾け飛んだ。
「なるほど、本気でやる必要がある様だ。
海神暴風魔法、須佐ノ男。
合成魔法・十握剣!
絶海。」
「お、おいなんだよそれ、魔法の域を超えてやがる。」
距離は十メートル以上あった。
人間の男が剣を横に一振り、空を切る。
斬撃が、水の斬撃が、龍神が認識出来ない速さで襲いかかった。
龍神は胴体を真っ二つにされ血を流し、その場に倒れた。
「ふー、久しぶりで疲れたな。
急ごう!」
七龍帝が六龍帝になった瞬間だった。
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「やはり、下位の奴らでは敵わないか。
アンペラール、目的の邪魔だ、、
さすがに小娘一人に遅れは取らないだろう。」
天使の少女の背後にいた人影が消える。
「エリス⁈どこだここは、、
お前はエデンの、、、、
……そうか、全て繋がった、お前が!‼︎」
闇が膨れ上がる、今にも全てを飲み込みそうな深淵を前に、白マントの男は微かに笑顔を顔に貼り付け余裕を保っている。
「我はアンペラール、黒雷を操る者なり、
汝の真の力を我に示し、力を授け給え、
枷はない、解放しろ!
火焔雷轟魔法、火雷大神‼︎
神聖時剣・ウラノス!」
「いやはや、実に見事だ。目的は達成したけどね。ではさらなる絶望を。
幻想具現魔法、いや、面白い事を思いついたよ。」
「あれ、いないや。まあいっか!
時空転移魔法、パラレルセレクト!」
この時を持って帝国が地図から消え去った。
少年と少女は共に、
他の人もランダムに、
一人の男は結晶に封じ込められた少女と共に、
地下の二人も共に。
消えた。
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「ここは、、どこだ?シャルロット!」
「レビン⁈なぜここに?
私は地下の牢屋へ、ここはどこなの?」
二人は深き森に立っていた。
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「何があった、、答えろジーク‼︎」
「あ、ここだ。」
グサ、
「な、なんで。」
「一人殺した。一の次はニ、二の次は三。」
帝国の闇がツァオベライ家に襲いかかろうとした時、帝国が消えた。
その少年も連れて。
ツァオベライ家の前までの物体が全て、
別世界に消えた、、




