表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親友殴りに異世界へ  作者: ヒナの子
10/33

第十話 転校生 入学編

「王城見学一緒に行こうよ。」


「いいよ。エリスとレスティアも誘うか。」


「そうだね。」


あれから約一週間が過ぎた。一年生が生徒会に入ったという話はすっかり広まり、今やちょっとした有名人だ。あれからベントは嘘のように静かになっている。

来週に遠足のようなものがあり、内容は王城見学だ。


「あっおはようレスティア。今ちょうど王城見学の話をしてたんだけど一緒に行かない?」


「もちろんいいよ。エリスは誘ったの?」


「まだだけど誘うつもりだ。」


「ふ〜ん。でもこの班五人じゃなかった?」


「そうだな後一人誰を誘おうか。誰か誘いたい人いる?」


「「いない(よ)」」


二人とも、いや三人ともクラス内で新しい友達はできていない。その点エリスはファンからの熱烈な支持を得ている(この学校には以外とファンクラブが多い。)


「ごめんね、一緒に行きたい人達がいるから。あっおはよう。」


「おはようエリス。すごい人気だね。」


「やめてよアレス。それよりも王城見学一緒に行かない?」


「「「もちろん」」」


ハモるのって妙に気分がよくなるなー


「良かった。ところで今日転校生が来るんだって。女の子。」



「転校生ってまだ入学して二週間も経ってないぞ。」


「転入試験って難しいんじゃなかったっけ?」


「うん。ほとんど転校生なんて来ないって思ってたけど、その子すごく強いんじゃない?」


「あっ先生きたよ。」


「え、えっと転校生で、です。じ、自己紹介してください。」


「はい。シャルロット・コードです。よろしく。」


灰色の髪に灰色の目、ショートカットで、

エリスと同等の美少女だ。だが、雰囲気が暗い。


「せ、席は一番後ろの一つ空いてるところです。」


最後列の後ろに一つだけ席が追加されていた。転校生は短く返事し、着席した。


休み時間クラスのみんなが転校生のところに集まろうとするが、すぐに外へ出て行ってしまう。授業中に前の席の男子が話しかけようとしたが、うるさいの一言で撃沈した。結局今日の授業が終わるまで話をできた人はいなかった。


「で、どうしてシャルロットを後の一人にしようと?」


「だって他に誘う人いないと思うよ。もうみんなほとんど組んでるし。」


確かにそうなんだけど、、


「それにあの子と話ができるいい機会だと思うし、あなた達も話してみたいでしょ?」


それよりも向こうからちょくちょく視線を感じるのが気になるんだよな。

すでに数人が断られていた。


「じゃあいくか。」


「ねえ、ちょっといい?」


「「「「えっ?」」」」


全く気づかなかった。気配がない、そんな感じだった。それにそっちから話して来るとは思わなかった。


「うん、いいよ。私はレスティアよろしく。」


「よろしく。名前は全員知ってる。

レスティア・レヴィア、アレス・シャイターン、レビン・ツァオベライ・ハーシー、

エリス・レボルシオン・シュトラール、

以外と有名よ。」


「真名は言わないのがマナーだろ。」


「それは失礼。話というのは今度の王城見学のことなの。まだ友達とかいないから、一緒に行きたいのだけど。」


笑わず、照れず、全くの真顔で言ってくる。


「いいよというより、誘おうって話してたの。」


「そうそれは良かった。じゃあさようなら。また明日。」


そう言って早々に出て行った。その後さらにクラスメイトからの視線がきつくなったのは本人が知る由も無い。



次の日、、

今後最も重要とされる測定がある日だ。

項目は、・魔力量測定

・マナ適性測定

・二百メートル走

魔力量は容姿が定着するのと同時期に上昇しにくくなることが多い。

マナ測定これが一番大事な測定だ。

この世界には魔法と魔術がある。魔術はマナを使う。マナ量と適性は生まれつき決まっている。

そのため今後の魔術の授業はマナ量と適性をみてクラス分けがされる。

この世界のスポーツは、固有魔法は使用禁止、魔術は使い放題のものがほとんどだ。

クラブの仮入部期間が終わる今週はマナ測定の結果が良かった人が勧誘に襲われる。




「どうだった?」

まずはアレスだ。

適性には、火、水、風、土、光、闇、がある。


「火と闇と風かな、火が高くて、風が平均的、闇が火の二倍くらいかな。」


中の個室には測定機器があるだけで人がいないのでその人の反応を見ることができない。

測定機器の横に適性のグラフとこの国の平均値があるらしい。


「あっ次私だ。」


個室は二つありそこに入って一分程度で終わる。


「どうだった?」


「全部。」


ザワザワ、、、ザワザワ


「嘘はダメだよエリス。」


レスティアが嘘だと思うのもしょうがない。創設以来二人目だったはずだ。確かもう一人の名前は…ダメだ、すっぽり記憶が抜けたようになって思い出せない。


「嘘じゃないよ。ほら。」


「、、本当だ。良かったねエリス!」


「うん全部アレスの火と一緒ぐらいだけどね。」


「それも充分すごいと思うぞ。」


「レスティアとレビンは同時だね。

行ってらっしゃい。」


「ああいい結果が出るのをねがっていてくれ。」


これが測定機器か。よく薬局にあった血感の様子とかを調べるやつみたいだな。

去年の記録は…これか。

これが平均値、ほんでこれが適性か。

平均値は五十四、適性は、闇が三人、光が十人、他は多いな。


あっ終わったか。適性は火が六十五、水が六十五、風が六十五、土が六十五、光が二十、

闇が四百



ヤヴァイね。ヤブァイね。ヤブァイね。

主人公らしくチート設定きたんじゃね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ