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請い請われる
目が覚めたら、全く知らない場所にいた。
まさかそんな体験を本当にしてしまうなんて、その場面に遭遇しても夢を見ているのだとか、現実ではないだとか、とてもじゃないけど、それを現実として実際に起こった現象だとは受け入れる事が出来なかった。
ようやくもしかしたら現実なのかもしれないと思えるようになったのは、日が陰り少し肌寒さを感じた頃だった。
「ヤバい、、」
遭難か、凍死か、今まで身近にはなかったそれらの危険が、この身に迫っている気がした。
しかし幸いにして、私はいくつかの立ち昇る煙を見つける事ができた。




