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ネタ帳  作者: とある世界の日常を
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異世界と日本がつながっちゃった

 テレビはあるが見ない。単発のバイトばかりを繰り返し人付き合いは殆どしない。休みの日はイヤホンをして音楽を聴いているかアニメや映画を観ている。

 連休前は部屋に引きこもる前提で、オヤツや冷凍野菜、肉などの食材を纏め買いする。それが私の日課だった。


 いつもと変わらない毎日。いつもと変わらない行動。

 平凡な毎日が、いつまでも続くと、私はこの時無意識に信じていた。


 朝、といっても昼が近い時間に目が覚める。ぐっすり眠ったのですっきりしているが直ぐに動く気にはならない。いつものことだ。スマホを手にとって取り合えずダウンロードしているゲームのログインボーナスを受け取る。飽き性のためログインするだけのゲームも多いが、惰性で続けている。お気に入りの幾つかのゲームをゲーム内の体力がなくなるまでプレイを何回か繰り返して漸くスマホから手を離す。


「・・お腹減った。今日はなんにしようかな」


 とはいってもレパートリーはそう多くない。安いオリーブオイルを無造作に鍋に垂らし、昨日買ってきた豚ばら肉を適当な量鍋に入れてほぐして炒める。ある程度火が通ったら冷凍野菜を適当に入れる。今日の気分はミックスベジタブルとほうれん草。かぼちゃも入れよう。となれば今日はシチューにしようかな。そう思いウォーターサーバーでコップに湯を入れ鍋に移す。野菜は既に下湯でされたものが冷凍されていただけなのでそう時間も掛からない。煮立ったらミクスシチューを入れてとろみがつくまでそのまま煮立ててそれで出来上がりだ。


「何見ようかな~」


 ゲームをしながらかマンガをみながらか、それともアニメや映画を観ながらなのかはそのときによってまちまちだ。画面の前に鍋敷きを置いてそれにシチューの入った鍋をそのまま置く。こうすることで洗い物を最小限に済ませるのだ。あまりお行儀が良いとは言えない、というよりも寧ろ悪いのだが、誰かに見られているわけでもなし、ということで一人暮らししてから結構長く続いている習慣だ。前は大きな鍋にまとめて作り置きしていたのでちゃんと皿を使っていたのだが、夏に腐らせて鍋の買い替えの時期が来てから一人用の鍋にしてからというもの、こうなってしまった。


「久しぶりにアレ見ようかな」


 アニメは好きではあるのだが、如何せん最近のアニメは似たり寄ったりでとばしてみてしまうものも多い。そして私はハーレムが嫌いだ。特に何の特徴も魅力もない主人公が何故かもてるというタイプのハーレム系が一番嫌い。主人公が男でも女でもそれは同じだ。周りに異性がいるのはまあいいとして、皆都合良く動き過ぎてるのがちょっとね、マンガで見ればとばせる部分もアニメだと浮き彫りになる感じ。聞いてるこっちが恥ずかしくなるんだよね。とはいえお気に入りはもう何回も見て飽きてるのも事実。新しいもので気に入るものが見つかればいいけど、マンガが気に入ってアニメっていうのも結構苦手なんだよね。まあ見ることは見るけど。



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