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お姉さまへ捧ぐ
王子が思春期ではっちゃけて婚約期間中に浮気。英雄色を好むとかなんとかで我慢を強いられる姉。姉の力が欲しい王家は婚約解消する気がない。
ずっと、お姉さまを自由にしてあげたかった。
「お姉さま、今日もお城に行くの?」
「ええ、呼ばれているから」
お姉さまの魔力はとても強くて、闇と光以外の5つの属性全てに適性があった。生まれが侯爵家という事もあり、生まれて直ぐに王族との婚約が成された。
一番上の王子はその時もう成人していて、歳が離れすぎているからと一番下の王子の婚約者になった。
先代の内乱とそれに伴う粛清により、王家の力は衰えており、それを補う意味もあった。それにより王太子は一番下の王子がなることが内定し、王子はそれ相応の扱いをされ、お姉さまも早くから王配としての教育が成された。




