遠い未来
発達した化学と魔法の区別がつかなくなった頃、それは開発された。
「ナノマシン、どこの会社で契約してる?」
「家はモコモ」
「家はソフトハンク!」
「アーユーよ」
「まあ、大体みんなその三つよね」
「うちは格安の天々よ」
ナノマシンは携帯電話やスマートフォンが進化したものだ。その中には当然通信システムも組み込まれており、そのシェアはほぼ三社が独占していた。
ただナノマシンの種類、所謂機種は各社で開発しており、ガラケーやスマホ同様、ガラパゴス化していた。
「機種はどこの入れる予定?」
「まだ迷ってるんだよね。親は国産にしろって言ってるけど、私は美容に強いK国の入れたいんだよね」
ナノマシンの種類によって出来る事は様々だ。差別化を図る為に各社は一層開発に力を入れた。美容系に力を入れた会社もあれば、園芸や家庭菜園、ウォータースポーツ、肉体操作、近距離の環境操作、あらゆる事が操作可能になっていた。
それに伴い、料金システムも多様化していた。通信に関しては基本料金で三社に大差はない。格安も安いとは言っても三社の半額とまではいかない。では何が違うのか、それは課金による追加システムの対応範囲だ。
三社は一般提供されている殆どのサービスに接続する事ができる。格安は基本的なもの以外は殆ど接続制限がされており、使えるサービスが少ない。




