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ネタ帳  作者: とある世界の日常を
153/178

超鬱展開の乙女ゲームのモブに転生しました。

吸血鬼が敵な和風世界

あまりにも絵が美麗で、ゲーム機本体も持っていないのに思わずパケ買いしたのはそれが初めてだった。

あらすじと説明書で満足するつもりだったのに、プレイしてみたくなって、ゲーム機本体も買った。何だかんだ、ゲーム機本体を買ったのも初めてだった。


何もかもが勢いだった。

いつもならネットで画像を探して満足して終わっていたパターンだったのに、何かに突き動かされるように買ってしまった。今ではそう感じる。


「ああ、ここ、アレだ」


そのゲームは一応分類的には乙女ゲームと言われるもので、プレイ後にネット検索すると賛否両論の評価が散見する作品だ。多分泣きたい人にはオススメ。だが感情移入しすぎる人には鬱展開でオススメできない。

なぜならこの乙女ゲーム、恐ろしいくらいに人が死ぬ。しかもただのモブならまだしも、攻略対象もバンバン死ぬのだ。因みに親友キャラも死ぬ。そんなんだから当然のようにクラスメイトも死ぬ。もう殺すためにこのキャラに名前付けただろってくらい簡単に死ぬ。

因みに下手するとヒロインも普通に死ぬ。意味不明。

バッドエンドではほぼ全滅。ハッピーエンドでも半数くらい死んでる。ノーマルエンドという名のバッドエンドもある。とにかく死ぬ。これでもかというほど死ぬ。


このゲームの恐ろしいところはただ簡単に死ぬ事ではない。まるで死ぬ事が決められているかのように簡単に死ぬが、ちゃんとキャラが作り込まれているのだ。殺すためだけに用意された適当なキャラではない。多少の濃さはあるものの、愛着を感じるキャラなのだ。それ故に死んだ時は泣く。辛い。悲しい。

アニメや映画でキャラの死や別れが悲しくて泣くことはあっても、辛いと感じることはなかった。

それなのにこのゲームは飽きない程度にキャラを掘り下げるのだ。飽きないというよりも多少の物足りなさを感じる程度の長さ。もう少しあっても良かったのにな、そんな思いを汲み取ったのか

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