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ネタ帳  作者: とある世界の日常を
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平等と不平等

 死は、全ての命において唯一の平等である。

 生の長短に差はあれど、その末にあるのは死。死は現象であり、変えることの出来ない理。それにどんな意味があるのか、ただ知りたかった。


 私が生まれたのは所謂中流家庭。

 毎日の食事に困ることはないが、毎日豪勢な食事を用意する程の富はない。それでも時折食卓を華やかに飾る時もあり、それなりに特別と呼ばれる日を過ごすことのある生活を送ってきた。


 生きていく中で、多くの出来事を見聞きした。

 一番古く、はっきりと残っている記憶は銃を持った人が警察に追われている事件だ。校舎の中で聞こえたサイレンの音にワクワクしたのを覚えている。恐怖がなかったのは、平和な日本だったからだ。詳しくは覚えていないし、本当にあった記憶なのかも定かではない。その人が人殺しなのかも、調べていないから知らない。ワクワクしたものの、私にとってそれは完全に他人事だったのだ。

 その次に古い記憶は宗教テロだろうか。テロ自体は遠い場所の出来事だったので詳しくは知らなかったが、その宗教団体についてはよくテレビで取り上げられていたので知っていた。意味も分からず流れてくる歌を繰り返したゆえに、その中心人物の名前と顔は今でも思い出せる。最終的な目的がテロだったのかは分からないが、地頭は良い人だったのだろう。このテロはその後の無差別テロに大きな影響を与えたらしいが、平和な日本だと言われている国の事件が、世界のテロをより残酷なものに変えたのだろうか。

 大きな災害は2回あった。どちらも遠い土地の出来事で、テレビの中の出来事だった。特に1回目はそうだ。2回目も似たようなものだったが、成人していたからまだ認識はしていた。ただ仕事もあり、色々と確認出来たのは津波の後だ。あまりの出来事に、これは本当に日本で起きたことなのかと、現実味はなかった事を覚えている。

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