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ネタ帳  作者: とある世界の日常を
137/178

全て対処済みです。

この世界では、誰もが親切で優しかった。

最初は親切な人ばかりで良かったと思っていたけど、段々気持ち悪く思えてきて、無性に逃げたくなった。


「異世界から来た人はね、お国が保護してくれるの。もうすぐお迎えが来ると思うよ。良かったねぇ」


誰もが迎えが来る事を祝福し喜んでいる。行きたくないとは言えなくて、ありがとうとしか言葉を返せなかった。


「ねぇ、また異世界のお話聞かせて」

「私も聞きたい!」

「ぼくも!」


子供達に手を引かれ、毎日沢山の話を聞かせた。

子供達は本当に何でも聞きたがって、最初こそ子供の喜ぶ話って何だろうかと考えながら話していたけど、誰かしらが何かしらに興味を示すものだから、この世界で見掛けないものの事は何でも話した。どうやって動いているのだとか、どういう仕組みなのかだとか、本当に詳しく聞いてくる。

私自身、好奇心が旺盛で物の仕組みや造りを知るのは好きだった。とは言え単純な事しかきちんと理解しているとは言えないけれど、大まかな事なら知っている。

子供達も内容は理解していないようではあったが、目を輝かせ一所懸命に耳を傾けていた。だから、喜ぶのなら何でも話した。


これは本当に後々に知った事であるが、異世界人を保護し国へ報告した地域には褒賞が与えられるのだ。大体は村単位で、異世界人の知識量など期待値により若干の増減がある。

地域単位なのは過去、個人同士での争いが勃発し、殺し合いにまで発展した挙句、異世界人もそれに巻き込まれ死んだり逃げたりと損失が多かったからだ。

地域単位の争いも最初はあったが、発見次第報告する事により異世界人を奪う意味はなくなるよう制度を整えた。

異世界人の知識を地域で活用する事も出来ない。特異な知識や発展は国からの疑惑を向けられ、強制捜査される。何も無ければその発展は許可されるが、万が一異世界人を擁していれば処罰の対象となる。


異世界人絡みの犯罪をするくらいならば、素直に異世界人を国に差し出した方が遥かに良い結果を得られるのだ。

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