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ネタ帳  作者: とある世界の日常を
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盟約の友

 この国には不思議な習慣があった。

 それは代々引き継がれてきた伝統とも言える行為で、その理由は口伝でのみ王位継承者に伝えられる。


「父上、本日顔合わせする相手はどなたなのですか」


 通常、婚約者となる相手は何かしらの利を得る為のものである。その為相手は他国の王族や有力貴族、または国内の有力貴族になる。

 しかし国内にしろ国外にしろ、そういった動きは見られなかった。突然降って湧いたかのように、お相手のご令嬢は存在した。


「盟約の友だ」


 盟約。まるで何かを隠すように度々使われる言葉だ。


「お初にお目にかかります。盟約の友、アマリスとお呼び下さい」


黒い髪に黒い瞳。少し黄色味のかかった象牙のような肌。特別美しい訳でもない少女だが、やけに印象に残る。


「メザイアス国第一王子フェルメイアだ」

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