人形屋
「ハァ…」
あたしはため息をついた、さっき彼氏と別れた。もうウンザリ…あたしの金ばっか使うわ浮気するわもうウンザリしていた
しかも別れ挨拶してきたのはあっちの方だ
『お前もう要らないわ』
と、まるで友達に要らない物をあげるみたいな言い方された。
ーあたしは道具じゃないのよー
そう思いながら重い足を運ぶ
近道の商店街を歩いていく、商店街は晩御飯のおかずを買いに買い物をしに来たおばちゃん達、本を見に来た学生、新作ゲームを見ている小学生
毎日毎日この商店街は変わらない。
けど今日は違った。あたしはある店に気付いた、それは人形屋らしき物だった。
【I.ll be with you always】という名前
ーへー新しい店ができたんだーー
見た目からはレトロな感じがしてカバン屋みたいなオーラが出ている
人形には興味は無いが新しい店ができたら入りたくなる
さっそくあたしは入った、中は流石に新しいため凄く綺麗になっていて、棚には人形がずらりと並んでいた。
すると
「いらっしゃいませ、I.ll be with you alwaysへ、こちらの人形達はあなた様の家族や兄弟、恋人になるんですよ」
「そ、そうなんですか……」
正直引いた、だってたかか人形でしょ
「アメリカで今有名になっているんです。みてくださいこの子達、世界に一人しかいないんですょ、人間と同じなんです。せっかくなので見ていってください」
「じゃあお言葉に甘えて」
あたしは棚に置いてある人形をみた、しかし赤ちゃんからお年寄りの人形があった、しかも実際にいるような人形、可愛らしい
しばらく見てみたら気になる人形があった