第二章 8
京介はちぃの言葉にしない気持ちが分かっていた。
その分、一生、千佳の為に残りの時間を使おうと思っていた。
千佳の健気な想いは幸せを掴もうとしていた・・。
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新幹線・・・。
京介は京都からの新幹線の中、外の景色を眺めながら今まで千佳と過ごした日々を思い返してた。
このまま、目的地「九州」まで行き何か本当に分かるのだろうか・・
それで、ちぃとの約束を果たすことが出来る・・そう思い込んでいるだけではないか・・
色々考えた・・・。
連日のようにあるフラッシュバックが心の迷いを誘っていた
幻想なのか・・
実態的な霊なのか・・・
うすっら首に残った痣・・
これは何を物語っているのか・・・
もしや・・行って欲しくないのではないか・・・
いや、優しいちぃも存在していた・・・
頭の中が混乱していた
多数入り込んだ ちぃの人格から来るものなのか?
どれが本音なのだろうか・・・
再び、頭痛が激しくなってきた。
最初は我慢をしていたが目の前がグルグル回り眩暈がしてきた・・
「ダメだ・・・薬を・・」
そこへカートの売店が現れた
京介は水を購入しようとした
薬を出し
小銭を用意した・・
売店の人間に声を掛けようと立ち上がると
何か生暖かいものを唇に感じた・・
「なんや?」
顔に手を当てると鼻血がダラダラと流れてきていた・・
「うわっ・・どうしたんや・・・」
立ち上がり固まっている京介を売店の人間が気づきカートを押しながら戻ってきた。
『お呼びですか?・・あっ・・ちょっと待ってください!』
急いでポケットティシュを数枚だし渡してきた
『あぁ・・すみませ・・・ えっ・・』
京介の目には売店の女性が千佳に見えた・・
『ちぃ・・・』
『えっ?何ですか?』
『ちぃだろう?』
『いえ 違いますけど』
売店の女性は 千佳 とは似ても似つかない女性だった
すると、ハンマーか何か殴られたような衝撃が頭に走った・・・
『ううっ・・』
頭を抑え、白目を向き倒れこんだ・・




