第二章 6
『ちぃ。』
『京ちゃん・・。』
『ただいま(*´∀`*)』
『お帰りなさい(*´∀`*)あの・・もう一人の私は?』
『少し・・寝てもらうことにしたよ・・』
『そう・・。』
多く語らないようにした・・
京介によって自分の記憶が消されたの事実。
だが、その事を問い詰めることはしなかった。
寂しげな表情をしながらも元気に振舞う。千佳がいた。
『京ちゃん。ご飯・・まだだよね?(*´∀`*)』
『あぁ』
千佳は急いで食事を作り始めた。
料理が出来、運びながら千佳は聞いた。
『京ちゃん、何で呼び出したの?ご飯?(笑)』
『聞きたい事と 話があったからや・・』
『そう・・』
悟られている感を感じながら、千佳は苦笑いをした。
『取敢えず飯にするか(*´∀`*)ちぃ』
『待って、もう一人の私、おなか空いてるみたいだから食事の間は・・・』
『分かった』
ちぃは目を瞑ると上を見上げた
「スーッ」という感じに入れ替わった・・・
『(*´∀`*)ダイジ!』
『ちぃ、お腹空いてるんやろ?作ってくれたで・・』
『(*´∀`*)わーい!おなか空いたの!ちぃ』
『召し上がれ(笑)』
本体の千佳・・
自我のちぃのバランスはとても良かった。
お互いに協力してるかのように見えた
子供の様に、こぼしながらも美味しそうに食べる千佳を眺めていた。
『(*´∀`*)オイシィー』
『そうか(笑)』
『京ちゃんも食べる!ちぃ食べさせる!』
スプーンで料理を口に運ぶ 千佳・・
『分かったよ(笑)』
パクパクと食事をする千佳を見ながらも考えた。
こんなに子供めいた所があるのに制御はキッチリしている・・・
これは演じているのか・・?
自分が傀儡化してるのではないか・・?
食事を終えると千佳は甘えてきた。
食事の後片付けを京介がして座ると、千佳は膝に頭を乗せてきた
頭を撫でると自我は言った・・・
『呪文』
『呪文?』
『本体待ってる・・入れ替わりあっちから簡単には出来ない、とても苦しい』
『そうか・・優しいんだな・・ちぃ・・』
『(*´∀`*)ダイジー』
そのまま目を瞑り呪文を待った
『我・・最強なり・・』
「ビクン・・」
本体のちぃは目を開けた
だが動く事無く京介の膝にしがみ付き涙を流していた・・・




