表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/83

第二章  3

ちぃは自我との共通点に気がついていた。



京介への想い。


本体は何故こんな事になったのかは催眠と薬のせいで記憶が薄れていた。



微かにあるの京介と出会う前の記憶・・ 



それと自分の中にあるもう一人の自分



ちぃはその事に対しても不安感があった。


だが京介と居るときは何か不思議な安堵があった。



自我のちぃはキッチンのあちらこちらを水びだしにしながらも 


一生懸命コーヒーを作っていた。




「出来ない・・ちぃが やって・・」



「頑張って!出来る!大丈夫。ほら あと冷蔵庫に入れて」



「だいじぃ・・」



泣きそうになりながらも、本体と一緒に何かをする事が好きだった。





「できた。」


「良かったね。」




自我はひとつの事に夢中になるタイプで成し遂げると心の中にひっこんでしまい 


子供の様に眠るようだった。




その後、本体が自我の汚したキッチンを掃除したり部屋を掃除したりしていた。




そして京介の帰りを待つ。



退社した後のちぃの生活はこんな感じだった。



本体のちぃは成人的な部分も多かったが京介への依存的な想いはどんどん深まっていた




その中で自分はいつの日か・・



いや、いつまでも京介とともに暮らし、そして死にたい・・・そう願うようにもなっていた。





京介に尽くす本体のちぃ。


甘えてばかりの自我のちぃ。




京介自体も満更でなく悪意に満ちた気持ちが少しづつ浄化されていった。




子供の様なちぃは可愛くて仕方がない


自分に尽くすちぃは愛しくて仕方がない




そんな気持ちであった。


そんな中、薬に徐々に蝕まれていったのだ・・・。



本体は自我の独占欲がどんどん強くなっていくのを感じていた。



最初は共存で共に暮らせれば上手くいく・・・ 



そう思ったが体の限界も感じていたのだろう



自我も本体には時間を与えたくない・・



そして少しずつ成長をしていた。



その中でも「サタン」の人格が本体に対し大きなダメージを与えていた。




新たに加えられた「自我」・「サタン」この二人の人格に比べれば本体の力はひ弱なものであった。




故に「呪文」が本体に必要であった。



呪文さえあれば、本体に近いニュートラルでいられる。


二人を抑えても出てこれる。




その事が分かってしまった・・・



その為にはあの薬・・そう思い




本体のちぃは破滅の道へと向かったのだった・・・



「カラーン」



二人は カフェにいた。



『窓際がイイ。』


『そうか そうするか(*´∀`*)』




座ると直ぐにマスターが注文に訪れた




『俺はブラック、アイスで・・ちぃは・・』



『私も・・ブラックで・・』



『かしこまりました・・・。』



『なんだ・・苦いぞ いいのか?』



『同じの・・飲みたい・・。京ちゃんに・・近くなりたい・・』



『アホやなぁ・・・苦くても我慢して飲みや(笑)』



『うん(*´∀`*)同じ 大事。』






直ぐにコーヒーは運ばれた




『飲んでみ(笑)』



「ゴク・・ゴク・・」



『にがぃ(>ε<)・・・だいじぃー』



『(笑)』




苦いコーヒーに、時折渋い顔をしながら舌を出してみせる千佳・・



幼い子供が初めてコーヒーを我慢して飲むようにも見えた。




ちぃは少しでも京介を近くに感じ 


同じもので同じに感じたい・・そう願っていた。













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ