貴様は馬鹿だ
たまにはいいじゃない! 処女作だもの!!詳しい住所は―――――こちらに!彼女募集中で
「貴様は馬鹿だ」
俺は、ある人物に対して言う。というよりも言った。
「や、やむ得ない理由が――」
「馬鹿は黙って聞け」
「――申し訳ございませんでした」
たまにはいいじゃない!処女作だもの!詳しい住所は――――――――!!(規制)彼女募集してます!
こんなものが前書きに書かれていて、怒らない人はいないと断言する。冗談なく。
「馬場よ、貴様は俺の妹に手をだしただけでは済まさず更に魔の手を伸ばすか、ああん?」
「え、いや、手出してないですよお兄さん」
「うるせぇんだよ、気安くお兄さん呼ぶな」
さて、中々ついていけない読者に告げよう。
この馬場は、この小説を使って彼女募集ときたからだ。
「今日は馬場のHな思考回路を直すことにこの時間を使うわ!!」
やめてください。全年齢対象のこの作品を大人の事情入れないでください。
とりあえず今日は、馬場を規制する様子が描かれている。勿論これを見て、彼女が増えないことを切に思う。
「何で健一はそんな顔しているの?」
「いやなに、一応作者らしく補正をかけていたところだ。気にしないで」
「気にするよ!なんで今回に限ってそんな気合い入っているの!?」
静香はそんなことを叫びながら机に乗り出す。うん、今日も残念な胸しているな。
「な、なんでわたしの胸を見ているの! H!!」
「いや、実質静香のほうみたらこんな感じになるんだが、それに俺は貧乳に興味は目潰し痛いギャァァァァァァァァァァァア!!!!」
目が! 見えない! 作者に必要な実況がこれじゃ出来ない!
「健も馬鹿だよなあ、女心に疎いつーか、鈍感つーか」
「そうね、琴羽ちゃんの気持ちが分からないほどに」
「なっ! 楓さん! な、なに言ってんだよ! それじゃああたしが健のこと好き見たいに見えるじゃねえーか!!」
「そうですよ楓先輩。薫が俺のことを好きになるわけないじゃないですか」
うん? おかしいな、シーンとしたら首から嫌な音が聞こえるよ。
「そっそれよりも馬場さんのことをやらなくていいんですか?」
そんなことが雨宮から聞こえた。というよりも今回はこんな実況しないとダメなの? 作者パワーとかって、回復はダメなの?
あ、俺が作者だ。念じろ!念じるんだッ!
…………………。まあ無理に決まってるよね。わかってますよ、うん……明日眼科行かなきゃ。
「とりあえず、どうしてこんなバカなことをしたのかしら?」
「自分モテないっすから!!」
「……………琴羽ちゃん、お願い」
「OK」
断末魔が聞こえたが、俺は気にしない。気にしないったら気にしない。
「む……、また胸が大きくなったか琴羽よ…………。グギヤァァァァァァァァァァ!!!」
そのまま逝って帰らなければいいのに。
「よし、とりあえず粛清しといたぜ楓さん」
「出来れば静香ちゃんの分もお願い」
「OK」
馬場が居るはずの場所からドガッバキッと、まるで多人数からのリンチのように聞こえる。
悲鳴が聞こえないのが、余計目が見えない俺からしたら恐怖を煽る………頼むから悲鳴をあげてくれよ!!一応先輩だろ!
「ふぅ……、これくらいでいいか?」
「そうね、もういいわよ」
「わかった」
本当に今日は目潰しだけで良かったと安心したい、眼に穴が空いてなければだけど。
「だ、大丈夫なんですか?……身体中痣だらけですけど……」
「心配するな、明日になったら綺麗に消えてる」
「改めてお前の恐ろしさがわかる……」
「いや、いつも殴り慣れてる健と馬場じゃなけりゃ出来ねぇ芸当だ」
「何処に安心できる箇所があるか説明して?」
読者の皆様に聞きたい。今の発言に安心できた方、あなたはMだ!
「その言葉が、まさか洩れていなかったら安心できただろうよ」
やっ、ちょ
「待ってくだそげぶっ!! ま、待っいぎゃぐ!!! ギャァァァァァァァァァァァア!!」
本日、風紀委員室に二名の重症者が現れ『たことを』切に願う。
まあ起きたら明日の七時だったんだけど……。
久しぶりだったので、何か変な場所があればいってください。
当分馬場の出番を減らしたいと思いますが、何か問題はあるでしょうか?