一年の日常
久々だったので凄く意味わからなくなりました……
「それでは研修をはじめまるぞー、5時までに戻らなかったやつは1週間給食無しだ、異論は認めない」
真儀瑠先生が悪魔のような刑罰を言ったところで、俺たちの自主研修は始まった。
さて、今回お送りするのは一年B組の研修姿だ。
ちなみに今はバスで移動中だ。
「しかし…なんでこのメンバーなんだよ…」
薫はそんなことを呟いていた。そう…今、木下一馬、姫川レイラ、俺、薫、杉下涼子、轟疾風というメンバーなのだが……うむ、イケメンと美女がそばでいちゃいちゃを見ると本当にムカつくな。ちなみに、前回杉下涼子に彼氏がいるという話題があったが、いかにもこの轟が彼氏みたいだ。
((ムカつく……))
そこにいるバカップルのせいか、周りにいる俺達は意思共通していた。
「疾風くん♪」
「涼子♪」
………………………。
OK、理解した。
アイコンタクト開始!
(バスから降りて、周りに人がいない場所に連れ込んだらやるぞ)
このやるぞは別にエロイやつではない、だが………15禁になるには充分な理由だ。
つまり殺すということにも繋がる。
全メンバーがOKを出すにはそれほど時間がいらなかったZE!
「あぁ…暇だ」
「元気だせよ木下」
「お前にはいわれたくねぇよ」
「?」
「いつも琴羽といちゃいちゃしてるくせに!」
薫と俺は同時に「はぁ?」と声を上げたが、クラス全員から納得!という空気が出ていた。
「いっつもいっっっつも!琴羽と雑談しては宿題やらなんやらやっているし」
「わたしが休み時間話しかけても二人だけ盛り上がるし!」
……………。
あぁ……そういえばこの頃宿題と予習復習してなかったから薫から教えてもらってたし、薫とは幼稚園、小学、中学、高校とクラスも同じだったからなぁ…話しが合わせやすいから自然と話し合ってるんだよなぁ…
「あたしと……健が…」
何か薫がぶつぶつ言っていたが気にしないことにした。
「まあそれはともかく……えっと、確か土方歳三の歴史を調べんだよな?姫川の趣味のために…」
「何をいってるの?今となったら土方歳三のことを知らない人はいないよ!」
「そう?まあどっちでもいいが…」
「それよりあと30分くらいトランプしようぜ!」
そして事態は現在に至る…
この事態になる原因、それは木下の言ってはいけない一言だった…
「あ…ババきた」
この一言で………いや状況を実況します…
「だ・れ・が……ババアだって?」
木下の後ろには今までにみたこともない、とてつもないオーラを纏った。そしてドス黒いオーラなそれを纏った真儀瑠先生がいた。
「ひっ!!」
「えぇ?言ってみろよ……誰がババアだぁ?ああ?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!!」
「駄目だ許さん黙れ殺すぞあん?」
とても教師とは思えない発言を濁点なしに言った真儀瑠先生はフォークを持って……脅迫なみ、いや、殺気を醸し出していた。かくして、バスを降りる際には……まあ言わなくてもわかるよね!うん!隣で友人があんなことやこんなことになってたけどあの状況じゃ仕方ない!
「クラスの皆!!あの事件は……なるべく思い出さない線でいこう!」
『おぉぉ!!!!』
俺は一人の友人を犠牲にした…
「さて…バカップルには制裁を加えたからここからだな」
忘れませんよ?苛立つもの…
さてそんなわけでバカップルは路地裏で気絶中、木下、姫川は真儀瑠先生によって気絶中、残っているのは俺と薫だけというなんとも……研修とは言い難い状況になった。
「まずは……ここの場所行って、土方の写真撮るんだよな?」
「えっ!あぁ……うん…そうだな」
「? 熱でもあるならバスで待機してろよ?」
「へっ?だ大丈夫だぜっ!」
「ならいいんだが…」
さっきから薫がおかしい……顔が……こう、火照っている感じがあるのだが……むぅ…謎だ。
「ふっーー…やっと終わったな!」
「そうだな!これでのんびりできるぜ」
「あと30分もあるからな……バスで帰る予定だったけど歩いて帰るか?」
「いや!走って帰る!」
「テンション高いな!しかも走りたくねえよ!」
なぜかもの凄くテンションが高かった。
結果論……薫は大人だと思ったが…意外と子供!!間違いないな……うん。