マッチ一本火事のもと!
まさかの最終回!?
てなことにはなりませんぜよ!
絶対…この一年は続けるんだぁぁぁ!!!
今は…丁度五時間目…
皆のポケットには布切れが用意されており、何かの準備をしていた。
「うーうーうーう!!理科室で発火確認理科室で発火確認、直ちにグラウンドへ集まってください」
そう…今日は避難訓練の日である。まあ…今回もつまらんとおもうのだが……暖かい目でみてください。
「健!急げ!」
「いいじゃん別に…どうせ練習だし」
「かぁー!ダメだな健は」
「なにがだよ…」
「こういうときは本当にあったように演じたりとか面白くやろーぜ!」
「お前なら本当に火事起きてもやりそうだから怖いよ…」
薫なら、間違いなく本番でもこんなテンションなのだろう…うん。
えっ?これはプロローグでここからが本編なんだ…ゴベバッ!!
チーン…
「言われてからじゃ遅いのよ!」
静香は小さな胸を張って何かの本の受け売りを偉そうに語っていた。
「というわけで早速はいってー!」
『うっす』
……………望んでもいないのに…何故か…世界が揺れた…
静香「さぁー今日も始まりました桜井静香のさ・く・ら・ぎ!」
健一「完璧ネタなくなったとかですよね?」
薫「まあしょうがねぇよ…活動記録だぞ…」
楓「もっとちゃんとしたネーミングはなかったのかしら?」
健一「そっ…それをいわれると辛いんですが…まあきにしないでください!」
馬場「ここはいっそのこと略して『せい☆かつ』にしましょう!」
健一「なんでだよ!」
静香「それでは次のコーナーは…」
健一「会話の流れからしてそれはおかしくない!?」
静香「パーソナリティからリスナーに対するお悩み相談!」
健一「斬新!」
静香「じゃあ雨ちゃんから!」
雨宮「えと……発言権をください!」
馬場「おぉ!俺にもくれよ!」
楓「あら?馬場君はダメよ、そういうキャラでしょ」
馬場「おれに対してはつめてぇー!!」
静香「じゃあ他にある?」
雨宮「そうですね……あっ運動がちょっと苦手です」
馬場「あれ?チアガールやってるんじゃないの?」
雨宮「今時そんなのやる人はいませんよぅー」
楓「意外ね」
雨宮「そうですか?胸が重いので…」
馬場「…………」
健一&薫「もしもし警察ですか?」
馬場「やめて!冗談だから!」
雨宮「……ふふっ」
馬場「なんか嫌な視線をかんじるのだが…」
楓「気のせいよ」
静香「…………」
健一「大丈夫です…それは一種のステータスらしいですから!」
静香「まさかその名言がここでくるとは!」
健一「需要あるみたいだし…」
静香「ふっふん!どうせリスナーからはボンッキュッボンッだと思ってる綺麗なお姉さんだと思われてるから良いのよ!」
馬場「……はっ!」
静香「鼻で笑わないで!」
薫「まあ…きにすんなよ…うん」
楓「一生胸のことで悩む静香ちゃんのほうが可愛らしいわ…」
健一「うっとりしないでください」
静香「もぅ!次はリスナーからパーソナリティへの相談コーナー!」
健一「普通はそうなんだけど」
静香「ラジオネーム人生オワタさんからのお便り」
健一「どうしたお前」
静香「名前は伏せますが……まあ決して生徒会長の下僕とかそんなんじゃない人ですけど」
健一「一瞬でばれた!」
静香「まあ……助けてください」
健一「助けてあげたいがあれが相手じゃ勝てない!」
静香「むぅ…その前にこの人の素性が謎だわ…」
全員「そこから!?」
静香「まっあんまりおもしろくないし…ぽいっ」
馬場「俺以上にリスナーにつめてぇー!!」
静香「さて次のお便りは…ラジオネームお兄ちゃんは風紀委員会さんからです」
健一「………まさか…」
静香「この頃遊んでくれなくて困ってます、明日遊びにいくのでお願いします!」
健一「……カギ閉めとこ…」
静香「あれ?まだある……追伸合鍵あるからね☆」
健一「いつの間に造った!」
楓「あれがヤンデレというものかしら…」
薫「そう…かもしれねぇな…」
静香「さて次のコーナーは」
健一「そんな終わり方でいいの!?」
静香「馬場と雨ちゃんはこれとこれ着けて」
雨宮「いやです!いやな思い出しかないです!」
馬場「俺もだ!」
静香「いいから!速く!」
雨宮「うぅ…ひっく…」
静香「…………よし着けたね、じゃあ今日もはじまりましたヲタクいじり!」
健一&薫&楓「嫌なコーナー!」
静香「じゃあ早速やるよ!」
健一「今回はちゃんとしたやつお願いしますよ」
薫「あれは放送事故並みの悲劇だったからな…」
楓「あら?私は楽しかったけど」
健一「鬼畜!?」
静香「それじゃあ…健一『あ』薫『あたしだ』楓は『色々あるのよ』」
全員「なんだそれ!?」
健一「しかも俺だけ『あ』てなんだよ!」
静香「もういいよ二人とも」
健一「話きけぇぇぇぇ!!!!」
雨宮「もういいですか?」
馬場「はぁ…嫌だなこのコーナー」
雨宮「本当ですよ、全く」
馬場「雨宮ちゃんの本性がでた気がするよ…」
雨宮「はぁ…あっ三人もまぜないとですね」
『!!』
健一「あ」
雨宮「どうしたんですか?」
薫「あたしだ」
雨宮「なんで携帯みるんですか!?鳴ってないですよ!」
楓「色々あるのよ」
雨宮「そっそうなんですか…」
健一「あ」
馬場「どうしたんだ?」
楓「色々あるのよ」
馬場「何が!?壊れたかついに!」
雨宮「はぁ…あまりに混沌しすぎてわけがわからないです」
楓「色々あるのよ」
雨宮「そうなんですか?」
健一「あ」
馬場「なんで『あ』ていいながら頷いてるんだよ…」
雨宮「この三人はちょっとおかしいところがあるからこれはこれで普通にみえます…」
楓「色々あるのよ」
雨宮「なるほど」
馬場「それはそうといつになったらデレてくれるんだ?琴羽」
健一&薫「あっあたしだ」(合体技発生!)
馬場「二人して携帯見ながら興味なくすのやめてくれる!?」
楓「色々あるのよ」
雨宮「そっそうですよ!気にしたらダメです!」
馬場「そ、そう?……はぁ…テンションが全く上がらない…」
静香「はい~お疲れ様でした!」
馬場&雨宮以外「お疲れ様でした~」
馬場「これ誰特!?」
雨宮「未だにこのコーナーがわかりません…」
静香「おっとやっとリスナーさんからメールがきたよ」
健一「なんのメールですか?」
静香「ん?さっきのパーソナリティのご相談だよ」
健一「まだ続いてたの!?」
静香「健一は甘いにゃ~」
健一「なにそのブラック羽川」
静香「はいそれじゃラジオネームすぶりをしているそぶりさんからの回答!」
健一「神原さん!?」
静香「自分に自信を持つんだ!まずは男子部屋のエロ本とか漁りまくるんだ!だそうです」
健一「リアル来たぁぁぁぁぁぁ!!!」
静香「わたしはあまり好みじゃないし、ポイッ」
健一「絶対怪異にやられるぞ…」
馬場「大丈夫!!俺が…」
静香「馬場…」
馬場「ちゃんと心からご冥福するから!」
静香「わたし死後!?」
楓「大丈夫よ…私の静香ちゃんはそんなことじゃ死なないわ」
静香「わたしは一体何者!?」
薫「もしもの時はあたしがその呪いの犠牲になるから大丈夫だぜ!」
静香「最終回!?」
全員「次があったらまた会いましょう~☆」
静香「ちょっ!勝手に終わら」
プチッ
「それでは…直ぐにでも平方高校に刺客をむかわせます」
「なぜそんな言葉なのは知らないが…まあいいだろう」
「悪徳高校に電話を入れろ、仕事だ」
『かしこまりました』
「ふむ……一番の難敵は」
「馬場敦ですね」
「うむ…」