表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
活動記録  作者: 郁貭龍輝
14/25

GW!

ゴールデンウィーク満喫しました!


えっとゲームをやって、……ゲームをやって……ゲーム………


ゲームしかしてないじゃん俺!

「きゃはは!楽しいーー!」


静香が親子ブランコみたいなものに乗りながらそう叫んでいた。


実は今現在遊園地に我ら風紀委員会メンバーと生徒会長と遠野先輩が遊園地に来ていた。


時は約一週間前に遡る…










「休みのときこそ気を引き締めなきゃいけないんだよ!」


静香は珍しく名言らしき言葉を発していた。


「どうしたんだ?急に」


俺の隣にいる薫が皆の代表をして疑問を投げていた。


「明日からゴールデンウィークだよゴールデンウィーク!!」


「あぁ…そうだな」


「だから皆でどこか行こう!!」


前言撤回。名言が台無しになっていた!


「まあ楽しむ心はいいけど…休みの日くらいのんびり…」


「甘いよ!富ちゃんだからこその最初の宣言だよ!」


「悪い意味で使うのかよ!」


「悪い意味じゃないよいい意味じゃん!」


「理由が不純なんだ!」


「楽しまないとやってらんないっしょ」


「どんだけダメ高校生!?口調も変わってるし!」


「というわけで風紀委員会全員で遊園地!やっはー!」


どうやら完璧静香のペースだった。薫が「また面倒事が…」などと嘆いていたが馬場は違っていた。


「やっほーい!!第一イベント発生!」


「ギャルゲと同じ主観で物事見るなよ!」


「さあて…誰から落とすか…」


「無視!?」


本格的に危なくなっていた。俺が嘆息しながら引っ込むと


「健一さんもっと馬場さんに絡んでくださいよ」


「あ、雨宮ちゃん?」


「今回の遊園地イベントで馬場さんと健一さんの友情&好感度アップに繋がるんです!」


『いやだよ!!』


今回は二人で否定させてもらった!


「なんでですか!」


「なんで俺が馬場なんかと好感度アップしなきゃいけないんだよ!出来ても友情くらいだよ!」


「そうだ!佐藤の言う…」


すると雨宮から馬場に何かの本を渡され、耳打ちをしていた。すると…


「雨宮ちゃんに賛成!!」


『ええぇぇぇっっ!!!!』


風紀メンバー全員が驚き!尻軽にも程があった!


「きゃ、却下だよそんなの!」


「そっそうね、委員長命令よ二人とも」


「健まで引き込むなよ!」


おぉ…何故か三人が反対してくれた…理由がわからんがとりあえず嬉しい。うん


「ちぇっ佐藤はいいな…」


「健一さんに味方が沢山いるのがわかりました…」


「まあ…これが日頃の行いだ」


俺は何かを成し遂げたあとの主人公みたいな口調で二人に情けをかける…受ける側じゃ腹立つことこのうえないが言う立場だと凄く面白い………性格が変わってないか俺?


「なんせ私の調教に長時間受けていたからね」


「楓先輩!?なにその俺にもわからない秘密!」


「それじゃ思い出させてあげるわ…」


「「はーーっはっはっはっ!来てやったぞ愚民ども!」」


扉から勢いよく開けてきたのは現生徒会長 星野晃(女子だよ☆)と先日退院してきた遠野武司こと、遠野先輩だった。


「何しにきたのかしら?」


「あら?面白そうだからきてやったのよ」


楓先輩がわざわざ扉まで歩いて行き、星野先輩と真っ正面に向かっていた。


俺から見ると二人の間には火花が散っており、背景には楓先輩が龍、星野先輩が虎を出していた!


「星野…頼むから俺を巻き込むな…」


「あら?でも楽しそうじゃない?」


「どこが!?」


「顔に書いてるわよ、星野のことが好きだ!って」


「うっは、自己中も甚だ…」


遠野先輩が何かいいかけたところで星野先輩が後ろあった椅子を上手く蹴り、見事遠野先輩を撃沈させていた。ここに発言権があるなら全員遠野先輩に「今日も不幸なめに……」とおもっているに違いない。雨宮は初対面であるものの、場の空気を読んで口にチャックをしていた。


「私が直々に遊園地にいってあげる」


「あら?生徒会長様ともあろうものがそんなことでいいのかしら?」


「いいのよ別に、愚民どもは勝手に働いてくれさえいれば」


貴様は本当に何様なんだ。


あえて問う、


何があってそんなに性格歪んだんだ。


そんなことを思っていると馬場、薫、俺、静香、雨宮で作戦会議をする!


(どうする?)


(どうするもここは富ちゃんに任せたほうが…)


(でも…今回は富島さんにも分が悪いんじゃ…)


(そうなんだよなぁ…星野はわたしが思っている以上に強いんだよ…いろんな意味で)


(で、結局どうする?)


(いまは現状維持にしよう…そろそろばれそうだ)


汗を滝のようにしながら馬場の一言で作戦会議を終了した。


「それで?私を連れていく覚悟が決まった?」


何様だお前は。


「えぇ、いいわ」


「あら、珍しく大人しいじゃない」


「ええ、まあ私達に関わらなければいいわよ」


「ふん!そんなの私が決めるわ!」

「でしょうね」


で、結果がこれ。










「富ちゃん富ちゃん次あれ乗ろう!」


「はいはいわかったわ」


静香が定番の乗り物に乗ると何故か静香が乗ったら全員乗らないといけない雰囲気だっため、その乗り物にのる。


ジェットコースター


「それではまもなく発車いたしまーす」


「わくわく!ドキドキ!」


「あら楽しそうね静香ちゃん」


「そりゃそうよ!」


「ふふふ…」


「おかしいなぁ…そろそろイベントが…」


「まだいってんのかよ…俺の隣という嫌なイベントがあるじゃねぇか」


「嫌なイベントだな本当に」


「うふふ…」


「千鶴…なんでそんなにキラキラしてんだよ」


「だって薫さん、あの二人のツーショット!興奮しないわけないじゃないですか!」


「わぁ…本格的にダメ人間かお前は!」


「わっ動きだした!」


「ちょっこら、俺の服放せっ!」


「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!」


「やっ大丈夫だから!」


「ああ…あがってく…そう、死ぬのね私」


「なんで全てうけいれたかのような顔してんだよ!ちゃんと捕まればだいじょ…」


「きゃーきゃーきゃーきゃー!!!おーちーるーー!」


「がはっ!ちょっこれ辛いがぁぁぁ!!」


「わははは!たーのーしー!」


「ちょっちょっと辛いわね…」


「わぁあぁあ!健一さんたちが見えないですぅー!」


「おぅ!?結構速いな!やっほー!」


「結構はやっ!ギブギブギブ!!」


「スカートとかめくれるイベントが欲しいィィィイ!!」


数分後…










「はぁー楽しかったね!」


『そっそうだね……』


凄いテンション下がっていた…


こうして地獄の遊園地巡りが何時間もやらされ1日を終えたとさ…




めでたくないめでたくない…





「なに!片桐が逮捕されただぁ!?」


「どうしたんですか急に」


「こっちのお得意さんが捕まったてよ」


「なっ!」


「とりあえず急ぎで釈放しろ理由を聞いてすぐ消去だ」


「了解です兄貴……上にもいいますか?」


「そのほうがいい」


「わかりやした」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ