安定する風紀委員会
ある人は言う…「なにがあったんだ…」
ある者は言う…「思い出したくない記憶だ…」
今回は完全なダメダメな状態で文がとても長くなった!それではご覧いただこう…
こちらだ…
「安定したリズムを持つことによって人生は安定するのよ!」
静香は貧しい…それはとても貧しい胸を大きく見せたいのか、偉そうに張りながら名言らしき迷言を叫んでいた。
「あぁー…そだねぇ」
それに対し俺は気だるそうに返事を返す。
「あぁ……頑張れ…静香」
薫も気だるそうに返す。
「私はもう幸せです…」
「奇遇だねぇ…俺もさ…」
雨宮と馬場も……ポワポワしていた。
そして…
「ああうぅ……頭が痛い…」
昨日なぜか子供の〇み物を飲んでいたらしいのだが、どうやら本当に酒が入っていたらしく、そんなことを知らない楓先輩はいつもと同じ量を飲んでいたらしい…
結果二日酔いである。
ちなみにこのことを知ってるのは俺と薫だけである。そのため頭痛に関しては風邪というふうにしてあげてください、意外とプライドが高いんです……元々か。口から酒の匂いがしないとこがさすが貴族と思ったところだ。
「楓先輩…帰ったほうがよくないっすか」
「ああら?…わ私に心配するとは…いつから主はそんなに偉くなったのかしら…」
楓先輩…微妙にへんなこといってるぞ…
というわけで今日は皆何故かおかしい?状態だった。一人を除いては…
「ちょっとみんな!だらしないよ!」
とうの本人はそんなことにも気付かず、何故か叫んでいた。
「ふわあ……もう寝ていいですか?」
「駄目だよ!会議中だよ!」
「うぅ…今日の静香は意地悪だな」
「なにいってるの!?」
「はぁ…」
たまには空気を読んでもらいたいものだ…
「富ちゃん今日の会議は?」
「今日は特にないわ」
「そう、なら…」
「はい解散けって~」
「ちょっ薫!」
「お疲れ様でした~」
「はぁ、家帰ったら寝よ」
「勉強しなくちゃ」
「服買いにいかないと」
「待ちなさいよーー!!!!」
強制的に止められました…
「なんなのよ皆!」
「だってやることないし」
「かお…「おっと馬場…忘れてるぞ」」
今度から馬場には名字で呼んでもらうことにしたのだ、読者にわかってもらいたいがゆえである。どんまい馬場…
「…琴羽!俺といちゃいちゃする機会がなくなるんだぞ!」
「やだよ気持ち悪い」
普通のテンションで言われていた…だからか、さっき帰ろうとしなかったのは
「なっ…お前ただでさえ脇キャラ扱いにされてるのにそんなこと言っちゃ駄目だろ!」
「てめえにだけはいわれたくねぇよ!」
なんだろ…本当は主人公は俺じゃなく馬場なんじゃないだろうか…。
「いいか?1話形式でハーレムを築くためにも1日たりともでれなかっただけでどうなるか!」
「ギャルゲやってるお前ならわかるな」
「だろう、だから俺とのスキンシップを!」
瞬間、薫の回し蹴りが…
「てりゃ!」
「おぶっ」
炸裂した。
今回は思ったよりよほどダメージが大きいのか、机に突っ伏していた。多分今回はもう出れないだろう
「それで今日はなにするんだ?」
「結局馬場のいうとおりにするんだな」
「まあ家帰っても暇だからな」
くっ!優等生めっ!
「どどうしたの!?凄い剣幕になってるよ健一!」
「いえなんでもナイヨ」
「なにその言い方!?」
「きにするないつものことじゃ」
「ううん…わかったわ…」
何故かげんなりとした雰囲気で静香は嘆息していた。
「それより何をするんですか?」
「そうだね富ちゃんも今日はリタイアだし…そうだ!」
それに耳を傾ける全員が驚きの発言を聞いた!!
「ラジオしよう!!」
……。………。……………。
『はぁ!?』
「はいみんな入ってー!」
『うっす』
「やっちょ…」
「なななんですか!?」
「ちょっ待てよ!」
世界は何故か知らないが揺れた…
「桜井静香の暗殺日記!」
「いきなりその時点で駄目でしょ!」
「じゃあ…全時空オールナイト…」
「それ以上はしゃべるな」
「はう…わかった…」
「全く…でタイトルどうします?」
「じゃあさじゃあさ!熱血…」
「却下」
「わかったよ…じゃあ…琴羽薫と愉快な仲間たち」
「不愉快だ」
「それなら私も意見あるわよ?」
「パス」
「あら聞く前に終わっていいのかしら?」
「いやな予感しかしないんで」
「委員長権限」
「うっわせこっ!」
「主としもべに決定ね」
「拒否権すらないの!?」
「富ちゃん却下」
「なっ!」
「ナイス静香!」
「このラジオ内ではわたしが神だ!」
「全然ナイスじゃなかった!?」
「というわけで始まりました桜井静香の『さく☆らぎ』!!」
「今外の桜見ながら言いましたよね」
「このラジオではこのナイスボディな桜井静香とそれに付き従う人達で構築されてます」
「話聞いてねぇ!?」
「さて最初のコーナーは」
「無視が何故か痛い…」
「お悩み相談だよ!」
「おっまと…」
「このコーナーはわたしたちの愚痴をリスナーさんに聞いていただくコーナーです」
「全然まともじゃなかった!!」
「やっぱり真儀瑠先生は…」
「生放送て書いてますよ」
「……とても美人で頭がいいとてもいい人です…」
「…まあこれ以上はつっこまないであげましょう」
「とっとりあえず次は音楽を聞いてもらおー!」
「オリジナルですか?」
「いやパクり」
「本当にこの小説って三文字であらわせますね…」
「それじゃあきいてもらいましょう『もってけ☆セーラー服』」
音楽再生中…
「いい歌だねぇ…うんいい歌だ」
「テンション上がってきたー!」
「馬場が復活した!」
「それじゃあ次はリスナーから聞いてあげるお悩み相談!」
「普通はそうだけどね」
「といってもまだ一回目なためこのコーナーはスルー!!」
「なんのためにいったの!?」
「さて次のコーナーは」
「いい加減聞いてくれよ!」
「じゃあ俺あるぜ!」
「ふむ…まあまだ時間あるし良いよ」
「おっしゃ!じゃあみんなとのハーレム回想!」
『却下』
「いいじゃん!ラジオだぞラジオ!」
「関係ねぇよ!もう一回蹴り食らいたいか!」
「勘弁してください」
「むぅ…じゃあさっきから一言も喋ってない雨ちゃんで!」
「ふぇ?わわ私ですか?」
「言っちゃってください!」
「えと…そうですね…今風来のシレンにはまってます」
「ああ…あれ結構面白いよな」
「知ってるのか?」
「まあな、スリルがあって楽しいんだぜ」
「ふうん…」
「まあまだやったことないけど」
「じゃあなぜ言った」
「細かいことは気にすんな!」
「ある意味大物の器だな!」
「じゃあ次は………雨ちゃんと馬場は耳当てと目隠しつけて」
「なんだよ」
「わかりました」
「………よしつけたね、じゃあ薫は『まさかの展開だぜ』富ちゃんは『ここだけの話よ』で、健一は『むしろ俺たちだろ』の一言だけでフリートークしちゃって」
『はぁ…』
「じゃあ始めるよ!!」
「もういいんですか?」
「なんだよまったく…なぁ琴羽」
「まさかの展開だぜ」
「何が!?」
「むしろ俺たちだろ」
「だから何が!?」
「ここだけの話よ」
「なんですか富島さん」
「まさかの展開だぜ」
「なんで邪魔するの!」
「なんだか皆さんの様子がおかしい気がします…」
「むしろ俺たちだろ」
「その中私も入ってるですか!?納得しません!」
「ここだけの話よ」
「楓さんはなにを私に求めてるんですか!」
「まさかの展開だぜ」
「だから!そんなことありませんって!」
「いや、若干おかしいだろ」
「馬場さんから言われるのはちょっと引きます」
「惹きます?」
「漢字がちがいます!」
「まさかの展開だぜ」
「本当です!全く…」
「むしろ俺たちだろ」
「自分も認めてるんですか!?」
「まさかの展開だぜ」
「ここだけの話よ」
「どんだけ秘密にしたいの!?」
「なんかおかしい気がするんですが…やっぱり私の気のせいな気がします…」
「むしろ俺たちだろ」
「何が気のせいなんですか!?」
「あぁ…なんかカオスになってる…」
「もういいです!帰ります!」
「まさかの展開だぜ」
「お前たちのせいだからな!ちょっ雨宮ちゃん!待って!」
「ここだけの話よ」
「何が!?」
「もう…真儀瑠先生みたいで怖いです…」
「むしろ俺たちだろ」
「私たちそんなに怖いですか!?」
「ここだけの話よ」
「えっここだけなんですか!?」
「まさかの展開だぜ」
「もう会話がなりたたねぇ!!!!!!」
「はい終了~お疲れ様!」
『お疲れ様でした~』
「ちょっお前ら!そんなに俺のことを…さらばっ!」
「私ももう帰ります!」
………………。
「まあどうにかなるさ!なっ健」
「ああ…多分、…………締めましょう」
「そうね…じゃあ全人類に言うわ……」
「おっ予知とかかな?」
「…死なないで…」
「ギャァァァァァァァァァ!!!!」
「じ…次回も楽しみでね!」
『次回あるの!?』
………安定どころか、破滅にむかってる…