という夢を見たのさ!
らしいです←何が?
転校のお話…ついに終わりますよ!
えっなにこのタイトル、事実が夢にすりかわっている…だと…
よっしゃ、とりあえず作者をぶったおすところから始めようかな。
※作者は全治一週間の傷を負いました。
「夢オチよ」
そう楓先輩が言う
「なっ…てめぇ…健!」
「なぜ俺!?」
何故か薫が俺にキレた!
「てめえの物語だろうが!
「いやっちょ待て!死ぬって!」
「なんで富ちゃんが知ってるの?」
「健一君に無理矢理そう言えって言われたからよ」
「なっ!」
「健一サイテー」
「何故か好感度が下がってる!?」
「佐藤…お前だけはいいやつだと思ってたのに…」
「いやっちょっ」
「健一さん…」
「雨宮!?ちょっ…死ぬ…ギブ…」
これ以上は喋れなかった。薫が首を絞めて今にでも窒息死しそう……だからだ…
話は結構前にもどる…大体一ヶ月くらいかな?
俺は今、一番憎むべき『敵』と向かい合っている。片桐とよぶ人物と、
「なにしにきたんだよ…」
「いやぁ~色々と相談をしに…ね」
不敵な笑みをしながらこっちをみる、しかしあいつの気もしれない。
どの面下げて俺の目の前に現れたのだろうか
一番憎む敵
一番嫌いな敵
一番殺したい敵
憎悪の執念にかられた昔の気持ちがまた出てくる。
「要件」
これ以上話したくもないからか、自然に言葉が一言になる
「私の妻が子をつくれないんですよ」
「だから?」
「養子が欲しくて…ね」
「俺があんたの養子になれってか」
「とんでもない、あなたの兄を説得させて頂きたいのですよ」
本当にとんでもないことを言い出した。
「俺が兄貴に何か言っても無駄だ」
「そういうと思いましたよ…じゃあ…いいんですね?あなたの家族がどうなろうと」
「!!」
「あなたのお母さん大分借金をしてらっしゃるとか…たしか入院費だったかな?それとお父さんの借金、妹の身柄、兄の未来、全てあなたにかかっているんですよ」
本当にこいつは…糞だ。
とても人間だと思えない事を次から次へと出してくる、悪魔に魂でも売ったかと思うほどだ。
「あぁ…それと」
「…」
「あなたは転校して頂きますよ」
「なっ!」
「あなたは色々と面倒な方なのでね…ここにいられると困るんですよ~」
悪徳商売でもしてんのかな?この人。
これがきっかけ…俺が転校するハメになる出来事。
そして今、いつもの如く雑務を終えると奴が来た。
「お久しぶりです」
「ああ…」
ずっと盗聴機をつけられて俺の行動を見ていたのもこいつ、俺がなにかしないかとずっと見張りをしていた。
だから何も出来ずにここまで引っ張られた。
「はてさて…ではこれを」
片桐が俺に渡したもの…それは…
退学届…
そう転校届ではない…退学届。
「……てめぇ…」
「ふふふ…詰みましたな」
権力とはとても恐ろしいものだ。悪でも正義と言えば正義になる、正義でも悪と言えば悪になる、世の中は必ずしもハッピーエンドばかりとは限らない。少なくともここで俺には何をする事もできない。
少なくとも『俺には』だ。
「それはどうかしらね」
片桐の後ろには、漆黒に染まった綺麗な長い髪、豊満なボ…ゲホッゲホッ…そしてその手には携帯が握られている。
「楓先輩…」
盗聴機だけで安心したのが幸いした。実は昨日…
「健一君」
「はい?どうしました?」
「今日もお願いね雑務」
「またっすか…心身ともに死にそうなんですけど…」
「冗談よ」
「ありがとうございます!」
土下座しました。するとそのあと机の上で勉強を始めてしまった。
「健」
「なんだ?あっ…わかった!そうか…遂に…馬場に告白するつもりで…」
「なんでだよ!あたしいつそんな伏線はってたんだよ!もうあったまにきた!」
「いえ、冗談です、立たないで下さい、いや…あの」
薫が席をたち、俺のほう歩いてくる。
「大丈夫だって、あたしが死刑になっても悔いが残らねぇから」
「どんな大丈夫!?俺に悔いが残るわ!」
俺は今あっあれだ、ひぐらしの圭一の気持ちだ。マジックペンを注射器と間違えてる状態だ、だって俺に向かってくるものが拳にしか見えないんだもの。
えっ…現実?
「痛いです」
「自業自得」
「痛いです」
「ざまみろ」
「痛いです」
「しつこい」
「あやまれ」
「いやだよ」
断られました。
「さて…今日の会議も終わりね、健一君あとで話あるから。」
「うっ…はい」
今の俺はそんな余裕がないのだが…まあ仕方ない、相手が楓先輩だもの。
「静香こない内に終わったな」
「ちなみに馬場もな」
「んじゃあたしは帰るわ、じゃあなぁ」
「おう」
そして残るのは楓先輩だけだ。ちなみに雨宮はもう帰った。
「楓先輩…話ってのは…」
「雑務手伝って」
「冗談じゃなかったァーーーーー!!!」
泣きたいです俺。
「じゃあ始めるわよ」
「うっ…うぅっ…」
テレパシー開始
えっなに?出来ちゃ駄目かな?じゃあ修正
アイコンタクト開始
(健一君)
(は…はい…)
(転校の件なんだけど)
(なっ!なぜ知ってる!?)
(私の情報網を甘く見ちゃダメよ…それとその件に関して私に策があるから気にしなくていいわ)
(あの…じゃあ薫たちには…)
(もちろんばれているわ)
(はぁ…)
(まあきに落とさないで、その件に関しても手は打っておいたわ)
(………大丈夫なんですか?)
(心配は要らないわ…じゃ…)
(?)
「仕事頑張ってね」
「結局俺かぁ!!!」
という経緯で今目の前に楓先輩がいる。
「なっ!富島家の御息女がなぜここに!」
こんな台詞を本当に吐くやつを俺は初めて見た。
「あなたにもう権力はないわ、今権力をもっているのは一樹君よ」
「き…貴様…」
「あら?誰に対して口を聞いてるのかしら?」
「くっ…」
「そういうわけよ…ああそう、いい忘れたわ」
「な、なんですか?」
「指名手配したから逃げたほうが良いわよ」
「はぁ!?」
「今までの悪徳商売について知らないと思う?」
本当にしてたんだこの人、俺の観察眼もまだまだなめたもんじゃないな。
「ちっ!」
そう舌打ちするとパトカーの音がしたようなのか。直ぐ様帰ってしまった。
「………一番の被害者が一番の寂しい活躍しかしてないなぁ」
「肝心なことに対して健一君はダメダメだからかしらね」
フォローかとおもったが追い討ちを食らった。……自〇とかしてあの世にいかないかな俺。自分自身の身の危険を感じる
そして今、高校生とは思えない経験を終えた今日。
病院送りにされました~
「はぁはぁ…くそっこうなったら…」
「やあ片桐くん」
「!!誰だ貴様!」
「名乗る者じゃないが…まあ教師とでも言っておこうかな」
「そこをどけ!」
「そんな『物騒』なものを私に向けるなんて…無謀だな」
「なに?」
「弾はあるのか?」
「なっまさか」
ガンッ
「ぐっ…」
飛んできたもの…それはただの石、それが銃弾と変わらない速さで飛んで物騒なものこと、銃にあたる。
「ナイスだぞ琴羽薫」
「全く…これでチャラですよ」
「ああ多分な」
「とても先生とは思えない人だ…」
「ちっ!」
「逃がさねぇよっと」
「がっ!」
「首に手刀をいれて気絶させるとは…流石。」
「褒めてもなにもでないけどな」
「ともあれ…これで終わったな」
「だな」
とあるICレコードの記録