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可愛い反応

 私はローテーブルとベッドに挟まれたスペースに脚を崩して、お菓子と飲み物を運んでくる美東を待つ。

 エアコンの冷房が身体の熱を下げていくのを感じながら、彼女の部屋を見渡した。

 ギャル寄りな容姿をしている彼女からは、想像出来なかった有名な作家の小説が本棚に並んでいた。

 漫画は、少女漫画より少年漫画が本棚を占めていた。

 キャラソンのアルバムや洋楽のアルバムも見られ、彼女の意外な一面を垣間見れた。

 彼女が部屋を出て、10分が経過したくらいで、彼女がポテトチップスの袋とコーラとオレンジジュースが注がれた二つのグラスを載せたトレーを持ち、戻ってきた。

「お、おまっ、たせ……」

 美東は手元を震わし、トレーに載っているグラスが触れ合い、ガチャガチャと物音がしていた。

「アミ、彼氏とヤるのと私とヤることってどう違うの?アミが怯えるって、びっくりだなぁ!」

「違うよ……全然。華菜子……」

 彼女は膝立ちの体勢になるとトレーをローテーブルの中央に置いて、両足を外側に崩し、テーブルの幅が狭い方に座った。

「ありがと、アミ。焦んないよ、私。アミは、今からでもしたいの?せっかちだなぁ〜アミはぁ!」

「そういうんじゃ……」

 彼女の顔に陰がさしており、僅かに俯き、染められた金髪の前髪が両眼を隠した。

「アミって、谷崎先生の小説や夏目先生の読むんだね。谷崎先生の『痴人の愛』や夏目先生の『こころ』はもう読んだ?」

「う、うん……読んでる。華菜子も読むの?」

「うん。先輩の友人に勧められて読んだよ。昨日その話題が出たから訊いたってとこ。アミ?」

「ああっううん、なんでもない。……ブッ、えほえほっ!はぁぅっ……はぁはぁ」

 彼女が慌ててコーラの注がれたグラスを掴み、飲んですぐに吹き出し、咽せる。

 私は彼女の隣に近付き、背中を摩る。

「大丈夫?」

「うん、大丈夫……」

 眼が合うと同時に彼女が顔を逸らし、太腿に置いていた手に視線を落とした。


 私はあれこれと幾つかの話題を振って、彼女が落ち着くタイミングを作る。


 30分程雑談を交わし、彼女が落ち着くのを見計い、仕掛けた。

「アミ、そろそろしよっか。ベッドに上がってスカートを脱いで。アミが脱ぐか、私に脱がされる。どっちが興奮する?」

「……ぁっはぅ。そ、それは」

 喉がしまったように苦しそうな息が出て、言い淀む美東。

「えっ……ぁあっ、うぅぅっ……っっかぁぅっ……華菜子ぅぅぅっっ……に——」

「そう、わかった。じゃ……アミ、立って」

「……うぅ」

 彼女はスカートを握りしめ、恐る恐るたちあがり、内股で恥ずかしそうにモジモジしていた。

 私は彼女の正面に回り込み、屈んだ体勢にして、スカートを握りしめる彼女の両手の甲から包み込むように握ってから、スカートのファスナーに左手を伸ばし、ファスナーを下ろし、スルルとスカートを脱がす。スカートが足許に落ちる。

 彼女が咄嗟にショーツのフロント側を両手で隠す。

「華菜子ぅぅ……」

「良いよ。次はベッドの上で脚を開いて、オナニーして」

「は、はいぃぃ……」

 彼女が目許に涙を溜め、ベッドに数歩で着き、私を見下ろせるように向かい合い、恥ずかしそうに両足を開けた。

 彼女が左腕でバランスを崩さないようにベッドに突いて、右手の指でショーツのクラッチを躊躇してから撫でる。

「……っん……ぅうあっっ……っんんあーっっ!あぁんんっっ……あっあっあぁんんんっっっ……」

 彼女の穿いた淡いピンクのショーツは花がプリントされ、レースがあしらわれ、サイドフリルであり、ハイレッグだった。

 私は同級生でクラスメイトの美東亜実の艶かしい喘ぎで沸々と昂揚感が湧いてきた。

 私の想像よりも何倍も蠱惑的で魅惑的で、刺激された。

 彼女は自慰行為を始めて、10分も経たずにショーツを濡らし、染みを作らせていた。

「はぁ〜んんっ……良いよ、アミぃぃいぃ今度は直に触ってよぅうぅ!」

「えぇぇ〜うぅぅ……」

 彼女は嫌がる素振りを見せ、躊躇しながらも快感に抗えないようで、ショーツの中に撫でていた右手を入れる。

 彼女の身体は汗ばんでおり、髪も額や肌に張りつき、脚も閉じたり開いたりを繰り返し、頭は前後に激しく揺れていた。

 私はショーツが濡れている湿り気を感じながら、Tシャツの上から自身の胸を揉み、美東の自慰行為を見上げていた。

 縞那賀の喘ぎ声には勝りはしないだろうけれど、美東の喘ぎ声も充分に私を愉しませている。

 私は彼女の快感を感じている顔を側で見たくなり、身体が持ち上がり始めていた。


 私の脳は正常な思考を働かせることが出来ないらしい。

 私の理性は抑制が働かず——左腕が彼女のショーツに伸び始めていた。





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