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カラオケ

倉田は高校の同級生で大学受験に落ち、一年遅れて大学入学したやつです。

 俺はある女性とカラオケ店で楽しんでいた。

「はぁ〜、めっちゃスッキリしたーぁ!やっぱ、祐斗くんって未だにハマショー好きなんだ〜ぁ!カッコイイしね、ハマショーってあの歳でもさぁ。祐斗くんが好きなのも分かるなぁ〜私ぃ!ジェーケーんときと比べてどう〜?」

 倉田美夏が浜田省吾の『恋は魔法さ』を歌い上げ、テーブルにマイクを置き、俺の肩に自身の露出した肩をグリグリと押し当てながら高いテンションで話題を振ってきた。

「そうだね、好きだよ……憧れは抱くね。倉田さんの歌声、以前と変わらずに聴き惚れた。ところで、倉田さん……その髪って、好きな男性に酷い振られ方して、グレたとかって——」

「うんうんっ……って、交際してた(ヤツ)に酷く振られたとかじゃねぇしっ!そ、そそっそんなことでグレるとかっ、ありえねぇしぃっ!……祐斗くん、私の誘いに来てくれてありがと。楽しい、祐斗くんとカラオケしてんの……祐斗くんって恋人、いない……よね?」

 倉田があからさまな動揺を見せ、沈んだ低い声で感謝を告げ、恋人の有無を確認した。

「あぁー……居るんだ。か、彼女……なんだけど」

 俺はジーンズのポケットからスマホを取り出し、縞那賀が顔の横で右手をピースさせている写真を画面に表示させ、彼女に見せた。

「え……祐斗くん、いつの間にこんなぁっ……」

 彼女が左手で口を隠し、絶句した。

「えっと……大学に入学してからで」

「そう……なんだぁ。え、えっと、あー、カノジョさんとは上手くいってんの?」

 彼女は隠しきれていない震えた声で訊いてきた。

「上手く、かぁ……どうだろ?一度、浮気されたから……」

「う、浮気……?この、カノジョさんが……祐斗くんを?」

「そう。でも、まあ……アレが叶えられたし、浮気されて良かったんだよ。倉田さんには理解されないだろうけど……」

「えっ……祐斗くん?どういう……?」

「あぁー、気にするほどじゃないから忘れて。さっ、どんどん歌お倉田さん!」

 俺はデンモクで、浜田省吾の『さよならゲーム』を入力して、マイクを持ち、立ち上がる。


 ◇◇◇◇


 俺と倉田で五曲を歌い終え、運ばれたピザを切り分け、手掴みでピザを食む。

「祐斗くん、その……高校んときさ、君のことが気になって……たんだ、実は」

「そう……好き、ではないんだ。まぁ、良いけど」

「えっと……そのぅ、だぁっ、だからっ祐斗くん……一度で良いから、私と……せっ、セックスをしてぇ……くれませんか?」

「でもなーぁ……恋人いるし」

「じっじゃあ……セフレとしてのセックスなら、祐斗くん——」

「どうしても俺じゃなきゃ駄目なわけ……?」

「う、うん……祐斗くんじゃなきゃ……無理、だよね……ごめん。んはぁあっ……ふぇ?祐斗くん……?」

 俺は諦め謝る彼女をパステルのグリーン色のオフショルダーブラウスの上から胸を揉んだ。

「このまま、胸を揉まれ、キスやそれ以上を望むのに、心変わりはないんだね美夏?」

「うん、祐斗……」

「じゃあ——」


 ◇◇◇◇


 俺は彼女の承諾を得て、両眼を瞑る彼女の両肩に両手を触れ、そのまま彼女を押し倒し——倉田美夏が望む行為に及んだ。

 俺は高校時代に拝めなかった倉田の気持ち良さげに緩ませた顔に、幾らか昂揚感を湧かせた。

 俺の両手は彼女の両胸を揉みしだき、徐々に艶かしさを増していく彼女の喘ぎ声に抑えられなくなった。

「んぁあっ……んっ……あぁあ〜んぅっあんあぁんっっ……んぅーぁああん!ゆうぅ〜うぅっ……あぁーんっんぅああっっ!」

 俺はオフショルダーブラウスの中に腕を入れ、刺繍が施されたブラジャーの上から彼女の胸を揉む。

 縞那賀とは違う女性の喘ぎ声と胸の感触に、思考が滞りだし、感覚が麻痺していく。

 相手が行為を拒んでいる様が興奮するのに、現在は何故か興奮していた。

 ブラジャーを胸の上へとずり上げ、乳頭を攻めていく。

 俺は彼女の唇に自身の唇を重ね、キスをして、彼女の舌に自身の舌を絡ませ、コーラとピザ、フライドポテトの後味が混ざり合った彼女の唾液が舌に纏わりつく。

 舌を彼女の舌に絡ませたキスをしながら片腕を彼女の下半身へと向かわせ、敏感な部分のワレメを指先で撫で、弄る。

 10分も掛からずに彼女の敏感なワレメは濡れていき、身体を小刻みに震わせ、感じていた倉田。


 ◇◇◇◇


 俺は倉田を絶頂かせたかったが、どうにか踏み止まり、寸前で止め、カラオケをやり遂げ、カラオケ店を後にし、彼女が借りているアパートで、続きを行うことになった。

 彼女は再開したカラオケで40点台ばかりをだした。


 ◇◇◇◇


 俺は彼女と彼女が住むアパートに赴き、到着した。

 俺は彼女が借りている一部屋に上がり、リビングで待つことになった。

 彼女が濡れたままのショーツを穿き続けるのは無理ということで穿き替えている最中だ。

「お、お待たせ……お茶で良い?」

「ああ、うん……ありがと」

 俺は軽くもてなされ、30分も経たずに、寝室へと連れて行かれ、淫らな行為を再開した。


 俺は彼女が所持しているオトナの玩具で絶頂かせ、その後も——彼女が満足するまで付き合った。


 21時頃を過ぎたら、縞那賀からの通知がスマホを騒がしくした。



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