6話
「あのー、1つお聞きしてもいいですか?」
すると神様は……。
「うむ……」
(あ、口調が素に戻っているよ……)
と思いつつも聞いてみることにしました。
「先程の話の続きですが……その問題を起こしている人はどうなったんですか?」
そう聞くと神様は少し考えてから答えてくれたのです。
「彼はスキルを与えるのを拒否させて貰ったのじゃ」
(なるほどな)
と納得したのですが気になることが1つあったので尋ねてみた。
「え?スキルを与えなかったんですか?」
と聞くと……。
「うむ、お主に与えたようなスキルを与えてしまうと大惨事になるからの……」
(あー、なるほど確かに俺の場合は問題を起こしてないか)
すると神様は続けて言ってきたのだ!
『魔法:作物の品質上昇Lv.4を取得しました』
(これはもしかして……苺の効果かな?)
農園に戻って
今回は根菜類の栽培にもチャレンジしてみる。
『鑑定Lv.4が鑑定Lv.5になりました』
(お、今回はレベルが上がったぞ!)
それから数日後のこと……。
畑の様子を見に行くと……見事に育っていたのだ。
(おおー、これはなかなかいい感じだな)
そんなことを考えていたら子供達がやってきたんだ。
「お兄ちゃん!」
と声を掛けてきた子供がいたのだ!
(ん?誰だこの子は……?)
と思っていたらその子供に続いて3人の子供達が話しかけてきたのです。
1番上の女の子が俺に話してきたんだ。
「お兄ちゃん……あの苺は最高です」
(なるほど、この子達はあの子供達なのか)
と思っていると……。
『ピロリン♪』と頭の中で電子音が響いたのだ!
(ん?なんだこの音は?……とりあえず鑑定だ!)
『魔法:作物の品質上昇Lv.5がスキル:農作物神の加護に進化しました』
(お?レベルアップしたみたいだな)
そんなことを考えていると今度は男の子が話しかけてくる。
「この前は本当にありがとうございました」