放課後
これまでなんとも平凡な生活をおくってきた僕はなんとも不思議な少女に出逢った。彼女は公家飛鳥。彼女にはとんでもない秘密があったのだ。そのヒミツの謎を解くために、僕は協力することになった。めんどくさいが、何の変哲もない毎日を送るよりは、少しでも変化があったほうがいい。ところで、何故か飛鳥と出逢ってから、僕のキャラ壊れ始めている気がするのはせいだろう!・・・うん・・・きっと・・・。
僕はあれから、きっちりと2時間目から出た。
飛鳥はというと、あれから家に戻るつもりもないらしく校舎内をフラフラしていたらしい。
学校というものは面倒で、下手に休めない。もう義務教育は終わっているのだから、いいじゃないか!
とも思うのだが、ありがた迷惑に僕の両親は勉強一家だ。それだから、僕はこれまで学校を休んだどころか授業もさぼったことがなかった・・・のに・・・飛鳥と逢ってから、授業は欠席するは、一日出没気没だわ、迷惑しかかけられていない!
だけれども、あんまり憎めないというか、守ってやりたいと・・・いかん!僕は何でこんなことを考えているんだ!
とにかく!僕言いたいのは、事件だか事故だかの謎を解かなければいけないのに、時間が無いということ。
とりあえず、放課後や朝の時間を利用して調べていくしかないだろう。
そこで朝は放課後に図書館に来るようにと言っておいた。
-放課後-
図書館に行くと飛鳥はもう来ていた。
・・・というより、熟睡していた。
そこで寝かしておいてやるような優しい僕ではない。
「おい!起きろ!」
机に伏せるようなかっこで寝ていた飛鳥を僕は上から押さえつけてやった。
「いったーい!なにするのよう!かみがぐしゃぐしゃになるじゃない!」
「みごとな平仮名だな。それと見事な髪型だ。記念に撮ってやろうか。」
僕はにやけ顔が止まらなかった。
「今日一日の迷惑料だ!」
と叫び、カメラの準備をしようとするが、飛鳥に奪われた!
パシャ!
しかも逆撮られてしまった!!
「お返しだよーん!人のこと無断で撮ろうとするから撮られるのよ!」
「僕がまだ撮ってもないのに撮るなんて酷いじゃないか!」
「撮ってはないかもしれないけど、撮ろうとしたじゃない。」
「とにかくカメラを返せ!」
「返したら撮るじゃない!」
「撮らないから返して!」
「本当に?」
「本当に。」
「ほんとのほんと?」
「ほんとのほんと。」
「じゃあ撮ったら、屋上から飛び降りてね?」
・・・こわ!
「ごめんなさい!もう二度とあなた様を撮ろうとは致しません!ですからカメラを僕にお返しください!」
「そこまで言うなら返してあげてもいいわよ?というか、あなた私が人に見えないということ忘れてない?」
はっ!として周りを見渡すと、全員一斉に顔をそらした。
唯一の救いは、まだ人が少なかったことくらいだ。
「もうちょっと早く言ってくれてもいいじゃないか!」
「じゃあ、さっきのチャラね。はいカメラ。」
堂々とカメラを渡されたが、他の人にはカメラが空中を舞っているようにでも見えているのかな?
それはそれで恐いなあ・・・。と思いながら、カメラを受け取った。
「じゃあ、ここじゃ話しにくいし外でない?」
飛鳥の提案で僕達は外に出たが・・・。
どこに行っても人はいた。
「僕の家来る?飛鳥なら問題ないっしょ!」
と横を見ると飛鳥は顔を赤くしていた。
「なに赤くなってんだよ!こっちまでなんか恥ずかしくなるから止めてくれ!」
「あ・・・赤くなんてなってないわよ。こ・・これは夕日のせいよ!」
確かにアルプスに夕日が沈もうとしていた。
世界が赤く染められていく。
「綺麗だな。私誰かと夕日を見たことなんて、久しぶりだよ。」
「僕は初めてだ。夕日が綺麗なんて当り前じゃないか・・・。僕は一日のうちで夕方のこの時間帯が一番好きだよ。」
そういえば、最近日が短くなってきたな。
「意外だなあ。」
飛鳥の呟きが聞こえてきた。
「意外って何が?」
「意外に素直ってことよ。どうせ如月のことだから、夕日なんて自然現象なんて当り前じゃないかと言うかと思った。」
「素直なんて初めて言われたよ。いつもひねくれ者とか変人とかしか言われてさあ。周りがそうさせたってのもあるのにね・・・。」
少しシリアスムードになってしまった。
「で!如月の家ってどの辺?」
飛鳥が話題変えてくれて助かった!
「もうすぐ、そこの角右に曲がったとこ。」
「へ~。以外と近いんだね。」
「まーね。」
家に着くと両親はまだ帰宅していない。
「ちょうどよかった。あがってくれ。」
「ん。ご両親は共働きなの?」
「そう。家にいたって仕事で、僕なんか忘れられてるよ。」
「そっか。変なこと聞いてごめんね。」
「もう慣れた。僕の部屋、2階の2番目の部屋だから、先行ってて。お茶でも淹れて行くから。」
「分かった。早くね。」
「はいはい。」
しかしなあ・・・。どうやって調べるべきなのか・・・。ちっともいい考えが浮かばない。僕としたことが、なんてことだ。
そんなことを考え、少し自虐的ななっていると、飛鳥が降りてきた。
「やっぱ私も手伝うよ。」
「いや、いい。もう終わったし。部屋行こう。」
「何だ。せっかく手伝おうとしたのに!」
「じゃあ、お茶持って行って。腹減っただろ。なんか持ってく。」
にかー!
飛鳥の顔がほころんだ。
そして、適当に食べ物を見つけると、部屋向かった。
ちょっと今回シリアスすぎました!なんかどこかの恋話かあとか書いてて思いました!次回は、もう少し展開があるといいなあ・・・。切実に!ではまた次回!