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短編集/feat.AI  作者: トミタミト/feat.AI
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AI童話『桃ころりんと鶴と絶倫太郎助』

むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

「ふんふーん」

おじいさんは大きな鎌で草を刈っていきます。

すると、山の上から大きな桃がころがってきました。

「おや? あれは何だろう?」

おじいさんはその桃を手に取ります。

桃はとても大きくて柔らかく、いい香りがしました。

「さて……どうしようかのぅ……」

おじいさんが悩んでいると、そこに一羽の鶴が現れました。

鶴は言います。

「その桃を私にくだされば、なんでも願い事をかなえましょう」

おじいさんは悩みました。

しかし、ここで桃をあげなければこの先一生後悔すると思い、鶴に桃を差し出しました。

「ではありがたくいただきます」

鶴は桃を食べると、そのまま飛び去ってしまいました。

「う~ん! わしが食べればよかった!」


そして翌日、おばあさんから元気な男の子が生まれました。

おじいさんたちはこの子が大きくなるまで大切に育てようと考えました。

ところがある日のこと、村に一人の鬼がやってきました。

村人たちは怯えていました。

そんなとき、おじいさんの子供である太郎助くん(5歳)が言いました。

「あの鬼を退治してやる!」

「おお! 頼もしいぞ!」

おじいさんは喜んで孫息子に武器を渡しました。

その武器とは『桃太郎印の金棒』です。

太郎助くんは、金棒を振り回しながら叫びます。

「くらえ! 必殺・金棒乱舞!!」

――ズドガガガガッ!!

金棒により、鬼は退治されました。

しかし、鬼の本拠地である鬼ヶ島にはたくさんの鬼がいるのです。

「よし! わしらも行くぞ!」

こうしておじいさんとおばあさんと太郎助は、鬼ヶ島に向かうことにしました。


道中、動物たちが仲間になりました。

犬、猿、雉、そしておじいさんの従妹の孫娘である明美あけみちゃんに、おばあさんの作った特製きびだんごを食べさせてあげました。

すると、みんなパワーアップして鬼ヶ島に乗り込んでいったのです。

しかし、そこには鬼たちの姿がありませんでした。

代わりにいたのは、美しい女鬼でした。


「よく来たわね。歓迎するわ」

おじいさんたちは女鬼に事情を話しました。

すると、女鬼はこう答えたのです。

「私は鬼ヶ島の女王よ。でも安心しなさい。あなたたちに危害を加えたりしないわ。ただ私の夫になる男を連れてきてくれないかしら?」

おじいさんたちは困ってしまいました。

なぜなら、ここには太郎助しか男が一人しかいないからです。

おじいさんはおばあさん一筋だし、他は畜生と明美ちゃんとババアしかいません。

「どうするの?」

女鬼に言われ、おじいさんは答えます。

「仕方ない……太郎助を行かせるしかないのう」

おじいさんの言葉を聞いたおばあさんは泣きながら言いました。

「なんてこと! あの子を生贄にするっていうんですか!?」

おじいさんはおばあさんを抱きしめて言います。

「大丈夫じゃ。太郎助は必ず帰ってくるから心配いらん」

おじいさんは太郎助を呼びに行きました。

太郎は、おじいさんから話を聞いていました。

「そういうわけだ。行ってくれるか?」

「もちろんだよ! おじいさん!」

こうして、おじいさんとおばあさんは太郎助を送り出ました。

おじいさんたちを乗せた船は、鬼ヶ島から離れていきます。


一方その頃、鬼ヶ島では鬼の女王の結婚祝いとして、酒盛りをしていました。

そこに現れたのは、桃太郎です。

「鬼ども覚悟しろ! 俺が来たからにはもう終わりだぜ!」

桃太郎は鬼たちを蹴散らしていきました。

そしてついに、鬼の女王のもとまでやってきたのです。

「なんだ貴様は? どうしてここに来たんだ?」

「俺は桃太郎! お前を倒しにやってきた!」

「ほう……面白いじゃないか」

二人は戦い始めました。

最初は互角の戦いを繰り広げましたが、次第に桃太郎が有利になってきました。

「くそっ! 強いな!」

「当たり前だろう! 私は桃太郎だぞ!」

桃太郎は刀をふるいます。

しかし鬼の女王は傷一つ負わず、逆に桃太郎が追い詰められてしまいました。

「どうした? その程度なのか?」

「ちいっ! こうなったら奥の手を使うしかねえな……」

そう言うと、桃太郎は懐から何かを取り出しました。

「それはまさか……きびだんご!?」

「そうだ! 食らえ! 必殺・きびだんご乱舞!!」

――ズドガガッ!! きびだんごによって、鬼女王は手なづけられてしまいました。

「お前のご主人様は誰だ?」

「桃太郎さまです♡!」


きびだんごによって女王は洗脳され、桃太郎に忠誠を誓ったのです。

「これで鬼ヶ島の宝は俺の物だ!あははははは!」

桃太郎は笑いながら、鬼の残党たちをけちらしていきます。

すると、その様子を見ていた太郎助が話しかけます。

「ちょっと待てって」

「ああん?誰だてめえは?」

「俺はおばあさんの子供の太郎助だ!」

「ふーん。まあいいや。ところで君も鬼なのか?」

太郎助は血に染まった桃太郎の刀をちらっと見て答えます。

「違うよ!正真正銘人間さ!だから俺は君の仲間!これからよろしくな!」

こうして、太郎助は桃太郎と行動を共にすることになったのです。


さて、桃太郎一行は鬼ヶ島の宝物庫にやってきました。

そこには金銀財宝、それに美味しそうな食べ物もありました。

しかし、桃太郎の興味を引くものはありませんでした。

「こんなもんはいらん。全部売ってしまおう」

しかし太郎助は宝物庫の奥にあった箱を見つけて、桃太郎に渡します。

「これなんてどうでしょう、桃太郎様」

「ほう、興味深い箱だ」


開けてみると中には、『鬼ヶ島通信』と書かれた手紙がありました。

内容はこうです。

『私は鬼ヶ島の女王です。突然ですが、実は私たち鬼は、ある病気に悩まされています。それは…… 性欲が異常に強いことです!!』

「はぁ?なんだそりゃ?」

桃太郎は呆れ顔で太郎助を見つめました。

「つまり、鬼たちは性行為がしたくてたまらないんですよ」

「そんなこと知るか!どうせ嘘っぱちだろうが!」

桃太郎にぴったりと張り付いている鬼の女王は答えます。

「いえ、これは事実です。鬼ヶ島の子供たちは皆、親の目を盗んでは大人の鬼と性行為をしているのです」

「うわっ気持ち悪りぃ」

桃太郎は嫌悪感を露わにします。

「そこで、私たちは考えたのです。性欲の強い鬼たちの相手をしてくれる存在を。

そして、その役目を担う者を我々は探し求めました。その結果選ばれた者があなただったわけですよ」

鬼の女王は太郎助を指差します。

「でも、今は桃太郎様一筋ですけどね♡ 」

「嫌だよ。なんで俺が」

「大丈夫です、最初は優しくしますから。それにあなたのお仲間も準備万端みたいですよ」

太郎助の太郎助は金棒のようにガチガチに隆起していました。

「ふざけるな! 俺は帰るぞ!」

そう言って桃太郎は立ち去ろうとしました。

その時、後ろの方から声が聞こえます。

「ちょっと待ちなさいよ!」


振り向くと、そこには女鬼たちが沢山いました。

「男鬼を殺した分だけ、あんたには活躍してもらうからね!」

みんな服を脱いでいきます。

「私たちとも遊んでいきなさいよ!」

「こっち来な!」

「早くヤらせろ!」

桃太郎は逃げ出そうとしますが、いつの間にか周りを囲まれてしまいました。

そして、全員からキスされ、押し倒されて、犯されたのです。


「す、すげぇ……」

太郎助はその光景を見て、さらに自身の金棒を強化していきます。


「もう我慢できねえ! 次は俺だぜ!」

そう言うと、太郎助は桃太郎を押し倒し、炒飯を作り始めました。

「あっ……♡ ダメ……っ……激しすぎ……ッ」

桃太郎は太郎助の金棒で、自身の鬼が島を退治されていきます。


(ええ~……まさかのそっちなの……?)


女鬼たちはドン引きした様子で、2人の様子を眺めます。

「あへあへあへ……」

桃太郎は快楽のあまり白目を向いてしまいました。

「ふぅ、満足だ。じゃあ帰ろうかな」

太郎助が賢者となり桃太郎から離れようとした時、女鬼の一人が言います。

「ちょ、ちょっと待ってよ! まだ私達が残ってるんだから!」

他の女鬼たちも次々と声を上げます。

「そうだ! お前ばっかりずるいぞ!」

「抜け駆け禁止だ!」

「鬼ヶ島の掟第4条!

『1番最初にした抜刀した者は次も優先的に選ばれる権利を有する!」


「……いいだろう、かかってこい鬼ビッチどもめ」


太郎助はイケボで承諾すると、今度は複数の女鬼たちとのパーティーが始まりました。

こうして、鬼ヶ島の宝は全て太郎助の物となり、桃太郎は皆の所有物として飼われることになりました。

めでたしめでたし。


ー完ー


「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは関係ありません」

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