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悪夢の実験場  作者: 焼き芋さん
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砂漠の世界を探索してみるが‥

 見回すと辺りは砂漠、そして何故か線路があった。


(線路がどうしてこんなところに‥)


 僕は不思議に思いながらも線路を目印に歩くことにした、

 線路は砂漠の上だというのに、しっかりと埋め込まれている。

 どういう原理なのかわからないが、線路は完全に機能しているように思えた。

 しばらく歩いていると線路の音が聞こえて来る。


「やっぱり、何かこの上を何かが走ってる?」


 線路の後ろのほうを見ると何かが線路の上を動いていた。

 あれに僕が知る知識の中で最も近いものを探すと蒸気機関車だった。

 実際には窓が無く戦車のように攻撃して来そうな見た目なのだが‥それはこちらに向かって線路の上を普通の列車のように走ってきた。


 シュッポッ、シュッポッ、シュッポーッ!!


 この列車の壁はいったいどれほどの硬度だろう、壁が分厚くてすごく硬そうに見える。

 そもそも窓が無いのも不気味だし、いったいどういう人物が乗っているのかすごく気になった。

 しかし、僕と蒸気機関車がすれ違いする瞬間‥


 機関車の中から刺されるような視線を感じ、僕は後ろに転んだ。

 こちらからは列車の中は何も見えなかったのに、それだけはわかった。


(いったい‥なんだったんだろう‥恐ろしいな)


 僕は怖がりながらも、好奇心が抑えきれず砂漠を進んでいった。

 だいたい1時間ぐらい歩いていくと先ほどの列車が止まったと思われる駅のホームを発見する。

 駅の外には、3階建ての岩の洞窟のような建物があった。入り口はほとんど洞窟のように見える。


「なんだろうここ、普通の駅なのかな‥?」


 洞窟の中に入ってみたが今のところ、何もない普通の洞窟に見える。

 いったい何の為にあるのか、そもそも何故洞窟が三階建てなのかもわからない。

 しかも洞窟の中にも、いくつも穴があいていてまるで何も無い部屋が無数にある。


 そこを歩いていると、洞窟の奥から人間とは思えない不気味な声が聞こえてきた。


「ウゥー‥ウゥー‥」


 洞窟の奥からだが、具体的にどこから聞こえてるのかはわからない。

 今わかることは、歩いてるのが洞窟の3階で、洞窟の部屋の中を1つずつ調べているということだけ。

 声の正体はどこを探してもいないものの、探索する事に対して恐怖心だけが増していった。


「あの声、なんだったのかな?」


 僕は気にするのをやめて、探索を続けた。

 しばらく何もない部屋が続いたのだが、奥の部屋を見ると何やら違う場所を見付けた。


 ――――――そこには―――――――――


 洞窟の中にある穴の部屋、そこの真ん中には墓が立っていて、名前が掘られているのだ。

 その不気味な光景に、見ているだけで僕は手足がガクガクと震えだす。


(あれ‥この名前‥見覚えが)


 それらは、すべて僕の知っている人物と同じ名前だったのだ。


斉藤学(さいとうまなぶ)


 今朝会ったクラスメイトの友達。


山田幾恵(やまだいくえ)


 翔太のクラスの担任の先生。


鈴木猶子(すずきなおこ)


 僕の母親の名前‥そして‥


鈴木翔太(すずきしょうた)


 ついに自分の名前の墓まで見付けてしまった‥

 このありえない部屋が、僕はとても不気味で恐ろしかった‥

 さらに気になって部屋に完全に入ってみてみると、墓の前には骨が落ちていた。


「怖い‥いったい何故‥」


 その時、不気味な声が後ろからして、後ろを振り返った‥


「ウゥー‥ウゥー‥ウゥゥゥゥゥー」


 部屋の外から、まるで腐った皮膚を垂れ流す、ゾンビのような生き物が歩いてきていた。

 そいつの目は間違いなく、僕を見ていた。


「うわゃぁああぁああ!!」


 悪臭を放ちながら歩いてくるゾンビに僕は恐ろしくなり足が震え出してしまう。

 化け物の全身を見ると溶けた皮膚が無限に内部から湧き上がってそれが地面に垂れている。

 正直、見た目だけでも、とても恐ろしかった。


 おそらく体も高温で、触れるとただではすまない気がする。


「さっきまで誰もいなかったのに‥」


 僕はゾンビから逃げようと逃げ道を目で探した。

 入り口付近はゾンビに塞がれている逃げ出せない、3階の部屋の窓から外を見るが、窓の下を見ると駅に、先ほどの不気味な蒸気機関車が止まっていた。


 しかし僕は目を疑った。


(そんな‥ゾンビがあんなに降りて‥)


 あの蒸気機関車の中から今自分を襲っている化け物が6体も降りてきていた。

 後ろを振り向くとゾンビは腐敗した皮膚を垂れ流しながら僕に向かって歩いてきている。


「ウゥゥゥゥゥーー」


 ゾンビの指が、翔太の腕に触れる。


ジュウウウウウウッ


 激しい激痛と共に煙が巻き上がり、僕は悲鳴をあげた。


「痛っ!ぎゃああああああっ!!」


 見ると触れられた部分が熱で溶けていた。

 溶かされた部分の皮膚が溶けて、とてもグロテスクな状態になっている。


 そこで、僕は慌てて自分の墓の前にあった骨を掴んだ‥武器になればいいと‥そう願った…


 すると…


「え‥なんだ‥これ‥」


 その骨は不気味な光を放ち、形が剣へと変化していった。


 そしてそのまま‥

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