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第四話 勇者は旅立つ

主人公、旅立ちの時。

ようやっと四話、まだ主要人物も揃わない……。

今月中には主人公パーティを全員出したい……。

 とうとうやってまいりました旅立ちの日!

 死霊術士のジャック君はどうやら何か目的がある模様。

 ふむ、なんだかはわからないけど協力してやるのもヤブサメではない。

 ん? ヤブ、ヤ……ヤブヘビではない。


「ふふふ、この私の協力があれば世界とてとれるよ、ジャック君」


「征服してどうする。救うんじゃなかったのか」


 たとえ話だよ、ジャック君。

 全くノリが悪いなぁ。


「で、まずはどこへ向かうんだ?」


「うん、まずは冒険者ギルドに行って仲間を」


 冒険者ギルドはドラゴン・クライムでは仲間を集うための場所だ。

 ゲーム中ではジャック君もここで仲間になるうちの一人だった。


「却下だ、どう考えても俺たちは堂々と仲間を集える状況じゃない」


 行けると思ったんだけどなー、しょうがない。

 じゃああっちにしよう。


「じゃあロド街道に行くよ」


「ロド街道? その先の交易都市ではなく?」


 ロド街道はドラゴン・クライムでチュートリアルが行われる場所だ。

 通らなくてもゲーム本編にはあまり影響はないけど、あるキャラクターの存在から人気のスポットなのだ。

 その名はククーム・ベノム。

 通称先生だ。

 彼は盗賊で、主人公に襲い掛かってくる。

 しかし、彼はその戦いの中で戦闘に必要な操作を全て教えてくれる。

「おいおい、構えがなってねえなぁ。相手をロックオンするには□ボタン、なんて基本もしらねぇのか?」とか「おっと、そんなへなちょこな攻撃、×ボタンで避けられるぜ?」って感じで。

 その上、途中で魔物に襲われると共闘となり、彼は主人公のサポートに回る。

 彼は攻撃には毒属性を用い、味方のHPが減ってくるとポーションで回復してくれる。

 なお、そのポーションは無限で、その戦闘では絶対に主人公は死なない。

 そして全ての魔物を倒した後、最後に主人公は後ろから隠れていた魔物に襲われる。

 そして先生はそれを庇って死亡する。

 でも大丈夫、この世界には回復魔法がある!

 すぐに回復すれば、いける!

 まあ、ゲーム中だと蘇生魔法が必要だったけど。

 先生は何がすごいって、チュートリアル後も無限でポーション投げてくれるからね。

 ゲームオーバーが起こらないという無類の強さを持ってるよ!

 何故か攻略サイトにはチュートリアルのみのキャラクターって書いてあったけど。

 

「じゃあ早速ロド街道に出発!」


「いや、理由。理由まだ言ってないぞ。とりあえず理由を言え」


「先生に会いに行くんだよ!」


「なんの先生だよ」


「人生……かな?」


 ジャック君が頭を抱え始めた。

 何、頭でも痛いの?

 回復魔法をかけてやろう、ありがたく思いたまーえ。


「回復魔法をやめろ。かなりイラッとする」


 おおう、怒られてしまった。

 ううむ、何がいけないのだろう……。

 ひょっとして彼はカ、カ……カリウムが足りないんじゃないだろうか。

 えーと、カリウムはたしかアーモンド、アーモンドに入ってた! 後あれ、ほうれん草。


「ジャック君はあれだよ、食生活を見直した方がいいよ」


「いきなり何の話だ。……もういい、ロド街道に行くんならとっとと行くぞ」


 急に積極的だねジャック君!

 いいよいいよ、そういうの嫌いじゃないよ。


 「よーし、じゃあ出発だ! いざ行かん! ロド街道!」


 ジャック君がため息をついている。

 どうした、幸せが逃げるぞ?


次回は本作品のもう一人の主人公っぽいポジションの人視点です。

主人公パーティは誰一人出ません。

なお、次回は前後編を予定しています。

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