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第6話:贅沢なあたしの幸せ

付き合っていて、他の女の子と喋らないでという彼女は、わがままというか、贅沢な気がした。でもその気持ち分かる気がする。ただ独り占めしたいだけ。

    □■□■□■

もうあれから七年。たった今プロポーズされた。今年寺田が帰ってきて、

「結婚したの」

て会うの?


「やっやだ!砂澤さんとは結婚できない」


だって・・・今でも寺田が・・。

「好きか?まだ寺田が」


「なんで?」


「同じ学校だった。告白したとこ見た」


うそっ!


「なにやってんだよ。七実」


「寺田・・・」


寺田が帰ってきてくれた。1番私が贅沢なのかもしれない。自分が引き離したくせにまた欲しいなんて。あたし寺田が帰ってきてくれなかったら・・・砂澤さんと結婚してた?


幸せ

いよいよ最終話。いままでありがとうございました!

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