第6話:贅沢なあたしの幸せ
付き合っていて、他の女の子と喋らないでという彼女は、わがままというか、贅沢な気がした。でもその気持ち分かる気がする。ただ独り占めしたいだけ。
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もうあれから七年。たった今プロポーズされた。今年寺田が帰ってきて、
「結婚したの」
て会うの?
「やっやだ!砂澤さんとは結婚できない」
だって・・・今でも寺田が・・。
「好きか?まだ寺田が」
「なんで?」
「同じ学校だった。告白したとこ見た」
うそっ!
「なにやってんだよ。七実」
「寺田・・・」
寺田が帰ってきてくれた。1番私が贅沢なのかもしれない。自分が引き離したくせにまた欲しいなんて。あたし寺田が帰ってきてくれなかったら・・・砂澤さんと結婚してた?
幸せ
いよいよ最終話。いままでありがとうございました!