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第4話:好きなんだ。誰よりも君が

もう、あれから一週間。寺田には、話かけたけど、無視された。


そんなに美佐ちゃんが好き?

なんであたしを許せない?

となんど心で問いかけても、返事してくれない。目をつぶっても、笑顔の寺田がいないんだよ。マジで辛いよ。だってあたしアンタが――・・・。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「教科書○○ページを開きなさい。えっと七実、ここを読みなさい」


「あっはい」


苦手な国語。読むのも苦手。あれ?教科書がない?教科書〜ってマジでない。

「なんだーどうした?七実、忘れたのか」


「まってください」


右隣は、寺田だから・・・左の男子に。

「あのさ・・教科書〜」


「いいよ。オレが貸す。ほら早く」


「あっうん・・・」


あたしが忘れたの分かったのか・・・。やっぱ、にやけるって寺田が好きな証拠なのかな。ありがとう!寺田。


ストンと椅子に座った。そして、ケシゴムを寺田の机に投げた。手紙付きで。

『気づいた?あたしのいいたかったこと』

『当たり前だろ。二年の付き合いだし』

分かった・・・!あたしは、寺田のこういう所が好きなんだ。


好きなんだ。誰よりも君が。

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