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第5話 彼が安心する理由。

この話、一回書いたのに怖い画像のせいでびびって

ブラウザ閉じちまったもんだから消えますた。


自分死ねばいい。いややめとこう((何




今回のお話は、まあ・・・

龍一→→→→→→←笑子 ですよって話。

「ねぇ、もし私が死体愛好家ネクロフィリアだったらどうする?」



あれから、まるで何事も無かったかのように一日を終え

父さんと母さんに気づかれてなかったことにほっとし

いつもと同じ時間に風呂に入って、

自分の部屋の扉を開けた僕は


僕のベッドの上で足を組んで座る義姉と目が合った。



朝と同じパジャマ、朝と同じ声音、朝と同じ視線

違うのは表情だけ。









めっちゃ笑顔









なにあれ怖い。まじ怖い。

僕は彼女の微笑みに底知れぬ恐怖を感じていた。


だってあの笑子がだよ?あの笑わない子と書いて笑子が

なにあの口元の歪み、もとい微笑み!


しかも視線はいつもどおり、Everyday cold eye.

これがあれか、俗に言う「目が笑ってない」状態か。



「ねぇどうする?」

「いや、どうするもなにも・・・。」


そもそも何処でその単語を知ったんだ笑子。

笑子に悪い情報を知らせないために

ネット雑誌テレビ・・・全てに置いて監視しつづけたのに。

シスコンと友人に笑われつつも頑張ってたんですけど!


「ねぇねぇ、どうするの?」

「むしろ笑子のほうがどうしちゃったのさ。」

「ふふふ。」


やだこの子怖い。

僕はそっと顔及び視線を笑子から壁のカレンダーに向けた。



「ねぇねぇ。」

「・・・。」


落ち着け、落ち着くんだ僕。

冷静に考えろ、何が彼女をここまで変えてしまったのか。


「・・・。」

「・・・。


・・・・・・やっぱ昨日のあれだよな。

今のところ、僕に思いつくのはたった一つの過ち。

まあ僕が笑子に――しちゃって――しようとしたらめがね割られたとかいう

あの悲惨な事件だ。


やばいなーどんだけ怒ってんだろう。

きっと逆鱗を触れるどころか全力で蹴ったくらい怒ってると思う。

いや、僕は何があっても笑子に危害は加えないけども。比喩表現比喩表現






「・・・。」

「・・・。」


あれからどれくらいカレンダーを見つめていたんだろう。

二ヶ月が約60日くらいあるんだと再確認したぐらいのとき

ふっと僕の傍に気配を感じた。

それと同時に僕の頬に細く冷たい掌が触れて


首を捻じ切るごとき勢いで顔の向きを変えられた。




目の前には笑子。



最早彼女は笑っていない。


「・・・びっくりした?」


いや、むしろ今のほうが笑っているのか


さっきは普段通りの、何も見てないかのような

ガラス玉みたいな瞳をしていたというのに

今のこの瞳は、なんて綺麗なんだろう。

とても楽しそうで嬉しそうで、輝いている。



「・・・僕、からかわれてた?」

「そうよ。馬鹿ね。」


この輝きは僕によるものなのかな


動機はなんにせよ、彼女が自分から僕に関わってくれたこと。

更にその結果、普段動かない彼女の表情が動いたこと。



声にも表情にも出さないけど

すごい嬉しい。




きっと彼女に他意は無い。

僕がこんな風に思ってると知ったら彼女は僕を嫌うだろう。



「じゃあネクロフィリアってのは?」

「嘘よ。」


死体愛好家なんて本の中だけの存在よ、なんて

全国の死体愛好家を敵に回すような発言をする笑子に

僕は心から安堵していた。








「・・・どうしたのよそんなに嬉しそうに。」

「ううん、なんでもないよ。」





僕のベッドの上でそんな格好で無防備に座る君。

何故僕が嬉しそうなのか分かるかい


それはね、僕が君に愛されるために

殺人者にならずにすむからだよ。











だって君がもし死体しか愛せない女性ひとだとしたら




僕は自分で自分を殺さなければならないじゃないか。





そうだ、今度から笑子が読む本も見張っとこう。



――――――――――――――――――――――――――――


あれだろ、お前らもう付き合ってるだろ。

もういいよ、爆発しろよリア充どもめ。


龍一はですね、大分きm・・・愛が重いですね。

笑子の方が生まれ育ちで心が歪んでそうですけど、

案外普通の子のほうがやばいってね、そういうもんですよ。


今日の訓戒

検閲はやめよう。したってどうせ足元くぐられる。

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