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怒り

 ついに、主人公登場、なにわ健康センターをモデルにした場所でのやり取りです。


 今日もよろしくお願いいたします!



 秋山結鶴は大阪の健康センターの休憩室で、鈴とLINEを行っていたが、当の本人がここに来るらしい。


 待つか。


 そう思った時だった。


「お兄さん、ここはヤクザはお断りやで?」


 目の前に強面の男がやって来た。


 大阪府警刑事部捜査四課の太田一成警部補だ。


「俺は堅気ですよ、太田さん」


「いや、いや、お前のご活躍は知っとんねん、というか、何で、大阪にいるんや?」


「夏休みの旅行?」


「いや、大阪まで来て、サウナかいな? ちょっと、隣、座るで」


 そう言って、大柄な刑事が横に座る。


「坊ちゃん、マズいで・・・・・・例の大臣の狙撃は確保された奴はヤクザらしいやん、関西の暴力団はカンカンやで」


「わざわざ、忠告に来たんですか?」


「いや、黒陽会のプリンスの顔を拝みに来たんや、年中、東京におるから、寂しゅうてなぁ」


 そう言う、太田は府警でもヤクザハンターと言われているほどに有能な刑事だが、実態はヤクザとずぶずぶの関係の悪徳警察官だ。


 今は近畿黒陽会に情報を垂れ流し、こちらの黒陽会にも情報を垂れ流す、要注意人物だとは聞いていた。


「何が聞きたいんですか?」


「坊ちゃん、何で、大阪おるん」


「観光」


 無言の後に、太田は微笑んだ。


「よし、もう、帰るわ」


「サウナには入りましたか?」


「もう、堪能したで・・・・・・知っとるか、デカとサウナと言うのはな・・・・・・」


 話が長いなぁ。


 そう思っていた時だった。


 ベイカーが遠くから、こちらを睨んでいる。


「ガールフレンドの登場やな、じゃあ、帰るわ」


 こいつには弱みを見せたくなかったんだがな・・・・・・


 太田がその場を去ると、ベイカーは「誰? あの人?」と怪訝そうにこちらを睨む。


「仕事の話だ、サウナ入らないのか?」


「この暑いのにサウナ?」


「じゃあ、何の為に来た?」


「結鶴君を説教する為だよ!」


 そう言う、ベイカーは結鶴を睨みつける。


 汗まみれの髪から、玉のような汗を振りまく。


「湯船に浸かれ、汗まみれだぞ」


 ベイカーはこちらを睨むのを止めなかった。


 続く。




 次回、第五話 開戦前


 次回は敵キャラ、登場です。


 乞うご期待!

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