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動揺

 第三話です。


 ベイカー・鈴、登場!


 今日もよろしくお願いいたします!



「お伝えしました通り、奈良県○○市で高田早紀経済安保大臣が何者かに狙撃されたとのことです、繰り返しますーー」


 大阪のホテルの部屋でベイカー・鈴はテレビの前で固まっていた。


 まさか、結鶴君がやったんじゃないだろうな?


 鈴は売れない女優なのだが、珍しく、チョイ役という前提であるが、大阪でドラマの仕事があったので、大学の同級生で恋人の秋山結鶴と大阪デートで甲子園で阪神戦の観戦まで決め込んでいた中、今日は予定があるとは聞いていたが・・・・・・


 まさか・・・・・・


 結鶴は関西最大の指定暴力団、黒陽会会長の息子で、自身もアルバイトで直系二次団体の真木組で非合法なアルバイトに従事している。


 しかも、殺しが主な内容だ。


 今までは社会のゴミみたいな奴を殺すという前提、自身もそれで命を助けられた経験があるので、黙認していたけど・・・・・・さすがに政治家の暗殺はダメだろう!


 どうしよう・・・・・・連絡しようかな?


 明日には東京に帰るから、せめて、結鶴君が無事なのかだけでも、知りたい。


 でも、犯行の途中で、そのワンコールが理由で捕まったら?


 色々な悪い予想が逡巡するが、とりあえず、LINEを送ることにした。


 早く、既読をしておくれ・・・・・・


 そう思ったら、意外と早くに返信が来た。


ー今、サウナの休憩室で休んでいるー


 はぁ!


 人が心配しておいて、サウナ!


 いや、良かったんだけど、えっ?


 結鶴君は関係無いのかな・・・・・・


 でも、ストレートに聞くわけにいかないしな。


ーすぐに行く、場所を教えろー


 渾身の怒りを込めて、メッセージを送り込んだ。


 返信はすぐに来て、大阪の健康ランドらしい。


 おっさんかよ・・・・・・あいつ!


 鈴はすぐに身支度をして、ホテルの部屋を出た。


 気が付けば、無駄に走っていた。


 続く。


 次回、第四話 怒り。


 ついに主人公、登場です。


 乞うご期待!

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