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怒りの渋谷アクション

 第十五話です。


 怒りのアクション全開な回です!


 今日もよろしくお願いいたします!


15


「ベイカー!」


 目の前ではベイカーが何者かによって、抱えられて、車に押し込まれる。


 どうする、弾き(極道用語で銃を指す)を出すか?


 だが、ここは渋谷だ・・・・・・


 出すのはまずい。


 すると、そこに一台のバイクが止まる。


 自分の愛車のホンダCRF250Lだ。


「若、これで追ってください!」


 真木組組長代行の柴田がヘルメットを脱ぐ。


「何で、お前が俺の愛車のキーを持っているんだよ、どけ!」


 そう言って、結鶴は柴田から愛車をひったくる。


「若! ヘルメットは忘れずに!」


「分かっている! お前ら、あいつらを殺すぞ!」


「もちろん、分かっていますよ・・・・・・お嬢ちゃんも奪還するんでしょう?」


「行くぞ、交通ルールは守らない」


 そう言って、結鶴はホンダCRF250Lのエンジンを吹かし始める。


 そして、一気にウィリーして、走り始める。


 法定速度を守るどころか、次々と車を追い越し、クラクションが鳴る。


 赤信号も無視し、歩行者の列に突っ込むが、途中で車を踏み台にして、歩行者を飛び越え、結鶴は危険走行を続ける。


 ヘルメットをしているから、身バレはしないか・・・・・・


 ただ、ナンバーが目撃されているから、もう、このバイクは使えないか・・・・・・


 気に入っていたのに。


 結鶴は同じく危険走行をする、バンを見つけると。


 構わず、ウィリーして体当たりした。


 渋谷の街は騒然とする。


 動画を歩行者が撮り始めるが、ワゴン車と結鶴は気にせずに危険走行を続ける。


〈警察だぁ! 止まりなさい!〉


〈そこのワゴン車とバイク! 止まりなさぁい!〉


 パトカーがサイレンを鳴らして、追いかける。


 再度、バイクをウィリーさせて、後部のガラスを破壊するが、相手は危険走行を止めない。


 このままだと、街に危険が及ぶか・・・・・・


 俺もやっておいて、何だけどな?


 そう思っていた時だった。


 柴田と配下の組員たちがトカレフを持って、ワゴン車の前に立っていた。


 あのバカどもが・・・・・・


「撃てぇ!」


 銃声が響き、歩行者の悲鳴が鳴り響く。


 ワゴン車のタイヤは撃ち抜かれる。


 それでも走行をするが、すぐに走行不能になり、男たちが逃走をする。


「止まれぇ! 撃つぞ!」


 警察官たちがパトカーから降りて、拳銃を構える。


 老人と中年がナイフを手にして、ベイカーを盾に警察官たちや自分たちを睨む吸える。


「お前らこそ、銃を下げろ! でないと、このキレイなお嬢さんの顔に傷がつくことになるぞ!」


 男たちは興奮状態になる。


 渋谷が緊張状態に包まれる中で警察官たちが結鶴を拘束しようとしたので、応戦して、背負い投げで投げた。


「公務執行妨害!」


 警察官たちが囲むが、そこに平岡が滑り込んでくる。


「国家情報局の平岡だ! この坊やは私たちが確保する!」


 しかし、警察官たちは包囲を止めない。


「おい、現場が見えないんだよ! どけ!」


 平岡がそう怒り出すが、警察官達は包囲を止めない。


 すると、一発の銃声が鳴り響く。


 二発目も即座に響いた。


 初老と中年の男が狙撃されたのだ。


 男たちが脳みそを垂らし、倒れる中で横たわるベイカーを何処から現れたのか、黒づくめのバイク乗りが回収する。


 あの男は・・・・・・


 そういうことか。


「平岡さん・・・・・・とりあえず、一旦、逮捕してもらえませんか?」


「えっ・・・・・・いや、えぇと」


「そのうちに釈放されますよ」


 警察官と平岡のにらみ合いは続くが、すぐに奥から「どけ、ハム(公安部の通称)のお通りだよぉー」と間の抜けた声が響く。


「あぁ、平岡じゃーん」


「武井さん・・・・・・まじで、その話し方は大人として、どうかと思うので、止めろと四条さんから言われていますよね」


「お前だって、マジとか言うから、こってり搾られたことあるだろう、政治家とは上手く行っているか?」


 奥から、大柄な顔に傷がある男がやって来る。


「何ですか・・・・・・」


 警察官たちが狼狽する。


「君らの上官だよー、その坊や、貰うよー」


 そう言って、大柄な男が結鶴を抱える。


「軽いようでいて、質量があるな」


「放せ! 俺は子どもじゃない!」


 と、コントみたいなことはしているが、動画を撮られていないだろうか。


 近くに組のサイバー部隊がいるならば、ジャミングを放つことも出来るが。


 ベイカーはあの男に任せておけば、大丈夫だろう・・・・・・


 そう思った、結鶴は捜査車両のセダンに乗り込む。


「出せ、本部らしい」


 そう大柄な男が言い放った後で結鶴は外を見上げる。


 夕暮れの渋谷の街が赤色灯に照らされていた。


 続く。






 次回、従兄弟の変心。


 そういうこと。


 乞うご期待!

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