誘拐
第十四話です。
鈴たん、大ピンチ!
どうなる?
今日もよろしくお願いいたします!
14
「結鶴君のバカ・・・・・・」
鈴は原宿の街を歩きながら、そのまま、渋谷方面へと向かうことにした。
風呂上がりだから、髪が濡れている。
風呂は良かった・・・・・・だが、今日の結鶴は最悪だ。
私が風呂から出たのにも気付かずに何か、ヤクザさんの関係者と話し合いを始めちゃうし・・・・・・
声をかけたら、殺されちゃうんじゃないかと思って、出て行ったが、追いかける気配もない・・・・・・
ここ最近のあいつは何かおかしいし、そもそも論として、私のことが好きなのかなぁ・・・・・・
大体、私、アメリカ留学を控えているのに冷たくない?
どういうつもりなんだろう?
そう思っていた時だった。
後ろから黒塗りのワゴン車が追いかけている。
嫌な予感がする。
そう思って、走り出す。
ワゴン車も追いかける。
私・・・・・・運動神経が悪いから、足が遅いのに!
そして、案の定、ワゴン車に追いつかれる。
中から、出てきたのは初老の老人と四十代の中年男だった。
「お前かぁ? あの小僧の恋人は?」
「・・・・・・何なんです?」
「可愛いなぁ、革命以前にレイプしたいがな・・・・・・」
「よせ、革命の信念を汚すな」
そう言って、二人が私の肩に手を伸ばす。
「いやぁ! 放して! 放してってば!」
「大人しくしろ! このドブス!」
てめぇ! ドブスだと!
私は高校時代は学内のアイドルだったんだぞ!
そう思った、鈴は中年男の顔を平手で叩いた。
「この! アマァ!」
男も平手打ちを返す。
「痛い!」
「よせ、若いの・・・・・・こういうじゃじゃ馬はこう黙らせるんだ」
そう言って、初老の男が私の顔にハンカチを覆う。
これは・・・・・・睡眠薬だ。
「連れていけ、脅迫の材料にはなるだろう」
そう言って、二人は鈴をかかえあげて、車内に乗せる。
「結鶴・・・・・・君・・・・・・」
このままでは殺される・・・・・・
でも、意識が・・・・・・
何だろう・・・・・・気のせいだろうか、遠くで声が聞こえる。
結鶴君?
「まずいな、凄い、足の速さだ。早く、車を出せ」
「バァカァ! 走って、車に追いつけるかよ!」
そう二人が言い放ち、車が走り出した時には鈴の意識は遠のいていた。
続く。
次回、第十五話 怒りの渋谷アクション
バトルシーン満載の回です!
乞うご期待!




