狙撃
今年のお正月以来の小説最新作で、長編では去年の夏以来!
そして、三年ぶりに「極道の結鶴〜気になるあの子は極道の御曹司〜」の最新作です!
皆様、しばらくの間、お付き合い、お願いいたします!
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「みなさん、こんにちわ! 高田早紀でございます!」
経済安全保障大臣の高田早紀が奈良県の地元駅前で演説を始める。
SPの本田は周囲を確認する。
衆院選が近いために高田大臣自らが、街頭演説に立つが、ここ数年は要人への襲撃が相次いでるので、警戒は怠れない。
それに奈良というのはかつての総理大臣、安田周作が票田の新興宗教団体に人生を壊されたという、チー牛風情に暗殺をされた、嫌な場所だ。
かと言って、高田が奈良で演説をすると言えば、自分たち、SPに断れるはずもなく、今は演説をしているが、このまま、時間が過ぎれば良いのだが・・・・・・
「周囲に不審人物は?」
(・・・・・・マルタイの後方に全身黒づくめの男がいると、所轄から、通達。職質をかけるとのこと)
一大事だな・・・・・・
安田の二の舞は避けたい。
そう思っていた時だった。
(マル被に接触、マル被が逃走!)
(追え!)
何だ・・・・・・また、ローンオフェンダーなのか?
(確保!)
持ち場を離れることが出来ないので、無線だけで動向を伺う。
「マル害確保! まだ、暴れている!」
現場が騒然としている、無理もない。
また、要人を狙ったテロが起きたのだ。
自分たちに火の粉が降りなければ、良いが・・・・・・警備部は事件が起きただけで、更迭ものだからなぁ・・・・・・
そう思っていた時だった。
銃声が鳴った。
「えっ? 何、今の?」
聴衆の誰かがそう言い放つと同時にすぐに悲鳴が上がる。
高田が胸から血を流し、吐血をして、その場で倒れたのだ。
「救急車だ! 救急車!」
「マルタイが撃たれた! 繰り返す! マルタイが撃たれた!」
現場は大混乱だった。
最初のマルタイは陽動?
まさか、全て、この狙撃の為に?
だが、狙撃ルートは全て、下調べで潰したつもりだ。
なのに、何故・・・・・・
「大臣! 大臣!」
「早く、助けてあげて!」
悪夢だ・・・・・・
また、俺たちは・・・・・・
本田は真夏の現場で気を失いそうになっていた。
悪夢のような現場では喧噪がまだ、続いていた。
続く。
次回、第二話 出陣
警察側が動き出す。
乞うご期待!




